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土佐電鉄と高知の街並み/1961年 [管理人から]

6月7日、JTBパブリッシングが発刊している『キャンブックス』の鉄道シリーズから・・・・
『土佐電鉄(とでん)が走る街・今昔』
・・・・という本がでました。税込み1,890円。すでに書店に置かれています。地元で生活されている方の視点で、とても良く書かれています。
私の写した写真も何枚か使っていただきました。
そんな訳で、宣伝してしまいます。もし興味が御座いましたら、書店でお手にとってご覧になってみてください。
 (表紙です)

現役路面電車、最古の土佐電鉄は明治37年の開通以来、100年を超す歴史を持っています。私のルーツの半分は土佐の高知。そんな訳で行った回数も数知れず、親しみの持ち方も、ひと通りではありません。その割に、電車は写してないのですが・・・・と、多少、悔やんでおりますが。

そんな私が、写した土佐電鉄(地元では、親しみを込めて「とでん」と呼ばれています)の写真を少々。時は1961年10月、写したカメラはオリンパスペンなので画質は期待できませんが・・・・・場所は全て、今の高知城前、当時の公園通り電停付近です。・・・・・ご覧下さい。

319(2軸単車)

上の写真のバスの部分を拡大しました。
・・・・・アポロ(ご存知の方はご存知の方向指示機器)が出てます。

617

220・・・・総括制御仕様車

157(2軸単車)

二人乗りの自転車高校生、のどかなものです。自転車は車道左端一列走行。歩道は歩行者が安全に歩けた時代でした。このあとクルマが増えて、自転車は交通被害者となり、歩道に転進、交通加害者となって行きます。私くらいの年頃になりますと、無音で後から近づく自転車は怖いです。

157。これも2軸単車ですが、2軸単車の路面電車は全国的に見ても、当時では、そう珍しい存在ではなかったような気がします。

159と152

  拡大しました


土佐電鉄は、いまでも、外国からきた電車、他の都市から、会社からきた電車も交えて・・・・・超低床車もあるし・・・・・元気に走りまわっています。


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コメント 6

quatre-l

のどかな土佐の街が雰囲気が伝わってまいります。
丸の内という場所柄かもしれませんが、各生命保険会社、商工中金などの背景がおそらく今と変わってないのでしょうね。
合併とかはあったかもしれませんけれど、、、。
by quatre-l (2006-06-15 09:11) 

鈴木光太郎

白黒写真2枚目、バスの大写しですが、
なつかしい民生ヂーゼルのコンドル号ですね。
白いハンドルもオシャレです。
バックミラーも昔は小さい丸形で十分とされてました。
バス正面から無くなったもの。
腰板の通風窓。オデコの3つランプ(緑色)。両肩のマーカーランプ(紫色?の記憶)。ですかね。

ラストの写真ですが、バイクの人がヘルメットを被ってるように見えるのがちょっと不思議です。
この時代、ヘルメットは法制化されておらず、一般人の認識としては、
ヘルメットを被って走っているオートバイは、スピードに命をかける暴走不良でしたから。
電車左側、住友生命前、横断歩道の道路標識が四角い緑色の古いタイプです。
by 鈴木光太郎 (2006-06-15 11:02) 

む〜さん

バイクの方を拡大してみました。普通の方ですね。安全意識の強い方なのでしょう。四角い緑色の横断歩道標識、懐かしいですね。しかも横断歩道、ゼブラじゃあないですね。
by む〜さん (2006-06-15 21:10) 

鈴木光太郎

わざわざの拡大写真ありがとうございます。
ヘルメット被ってビジネス中のようでした。失礼しました。
横断歩道に鋲を打ってあるものもなつかしいものです。
それとバスのアポロの方向指示器と、
オートバイには贅沢な点滅式方向指示器という、同居の時代もあった事がわかりました。
by 鈴木光太郎 (2006-06-15 22:03) 

じろっち

湘南軽便鉄道はご存知ですか?
JR二宮駅と日本専売公社秦野工場(現ジャスコ秦野店)を結んでいました。

輸送力の低さと震災の復旧で、資産を使い果たし、今生きている高齢者でさえ生まれていなかった頃に廃線になりましたが・・・

奇跡的なことに元本社は現存しています。
その建物のそばに「ここに駅があった」と説明したプレートがあります。
途中駅の位置を伝えるプレートも全駅ではありませんが有ります。

湘南と名乗りながら、海に背を向けて走っていたことが悔やまれます。
JR(国鉄)接続駅が国府津だったら海に近いので、違う運命だったかもしれませんね。
by じろっち (2007-05-27 21:59) 

む〜さん

■ じろっち様: 湘南軌道㈱、秦野~二宮間、5マイル46チェーン、軌間2フィート6インチ、大正2年2月1日開業ですね。(日本鉄道史、大正10年・鉄道省刊からの引用です)
 秦野市の街中を流れる水無川に架かる橋の欄干に蒸気機関車の意匠があります。
by む〜さん (2007-05-27 22:56) 

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