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2005年鹿児島熊本の旅(6) [2005年鹿児島熊本の旅]

■ 2005年12月10日~12日の鹿児島熊本の旅、11日、熊本電鉄の藤崎宮前駅近くの藤崎八幡宮参拝後、茶店で甘いものを食し、一休み。パワー回復で、熊本市電に乗ろうと歩き出しました。

 2005年12月11日:熊本市電(1) 

(1) まず、市電の路線なんですが、二つ折りに畳んだ大きさが銀行の通帳くらいもある『市電・市バス 1日乗車券:500円』の券面の地図から頂いてきた路線図です。

 2号線と3号線の二つの系統がありますが、廃線なった二つの路線があったので、番号が飛んでいます。2号線の田崎橋~健軍町が9.2km、3号線上熊本~健軍町が9.4kmですが重複区間があるので、全線で12.1kmです。軌間1,435ミリの600V直流、車両は十を越える形式があり50余両、車庫は2箇所あります。
 運賃は乗車時に整理券を取り、降車時に乗車距離に応じて130円~200円を支払います。2車体の9700形(たぶん5000形も)は車掌さんが乗ってますが他の形式はワンマンです。二路線相互の乗換え制もあります。


■ そんな訳で、藤崎八幡宮からのんびり、市電の通りまで歩きます。

(2) 途中に熊本市の古い道路元標が道端にひっそり立っていたりします。

 10分ほどで、電車通りにでました。停留所は『水道町』。電車はどんどんやって来ます。やっぱりストリートカーはフリークェントでなくてはいけません。そんな市電を何枚か写す。

(3) 9200形9204:インバータ車(向こうに写っているのは1090形1095)

(4) 1350形1355

 
 やってきた8501(旧車の部品使用)に乗って上熊本へ向かいました。一番前で沿線風景をチェックしておりましたら、なんと、洗馬橋~新町間が専用軌道になっています。明日、ちゃんと写しに来ようと思いました。しばらく走ると、道路から左に外れて、ちゃんとしたターミナル駅になっている上熊本駅前の到着しました。新しい車庫もありました。

(5) 上熊本駅前で8500形8501

(6) 上熊本の車庫で、元・西鉄福岡市内線の連接車5000形:5014(このカラーは西鉄時代と同じみたいです)

(7) 超低床車9700形が、そろそろ薄暗くなった上熊本駅前電停に入ってきました。これに乗らない訳には行きません。実にスマートなスタイル、綺麗な車内は今風に掴み棒がズラリとあります。

(8) 発車待ちの超低床車9700形9704

(9) 9704の車内

 9700形の乗り心地はなかなかで、路面電車の将来が明るく見えます。これで熊本駅前方面に行く3号線への乗り換え電停『辛島町』まで行きました。
 反対側の安全地帯に移って電車を待ちます。ちゃんと屋根もある安全地帯なんですが、なんとも巾が狭い。電車が入ってきたら怖い感じです。

(10) 1350形:1355、今日、二度目のご対面

(11) いま、流行りのレトロ電車101号

 レトロ調の電車101、中味はインバータ車の8800形だそうで、最近の電車ファンで無い、普通の人には、昔々の電車がこう見えるらしく思われます。鉄道関係者の努力は認めますが、江ノ電とか、他の私鉄などにも同傾向の電車が居りますけれど、私は好みません。そういえば、JRの車両にもいます。まあ、こうした努力でお客さんが増えてくれれば嬉しいんですが。ちょっと複雑。

 やってきた電車で、次の電停『慶徳校前』で下車し、今夜の宿『ホテル法華クラブ熊本』にチェックインしました。

 デジタルカメラの電池の充電器をセットして、すぐに食事に出かけました。かなり腹も減っており、人間様の方も美味いもんで充電せねばなりません。
 事前に息子から得ていた情報で、電車に乗って繁華街方面に向かいました。『熊本城前』下車、ちょっと歩き、とあるビルの2階に、その店を見つけました。小料理の店と言うか、飲み屋さんと言うか、小父さん小母さんでやっているお店でした。店の名前は『後とう』。

(12) こういうお店に一人で入るなんて、不慣れなもので、何故か少々上がってしまう。注文したのは『馬刺し・刺身の盛り合わせ・ハマグリの潮汁・焼きお握り』そしてなにを勘違いしたのか、魔が差したのか、酒完全駄目の私が『麦酒』の注文。刺身の盛り合わせには青葱を茹で巻いた『ぐるぐる』とかも入っていた。

 土地の名物を美味しく食し、3センチの麦酒で、顔も真っ赤、気分も上々で、お勘定。6,000円だとの判決言い渡し。『ゲッ!こんなもんなのかなあ??』まあ、美味かったから良いとしましょう。

 又も、熊本城前電停から電車に乗って宿に戻り、パソコンコーナーでインターネット遊び。MIXIにはアクセス出来、幾つか書きこみしたんですが、何故かプロバイダのWEBメールにアクセスできず、メールチェックは出来ませんでした。
 部屋に入ってTV眺めたり、シャワー浴びたりして、早めに寝ちゃいました。
明日は、熊本市電全線乗車です。専用軌道区間も撮影に行きたいし、結構期待。


■ 今日はちょっと画像が多かったなあ・・・・・・・と、言うことで今日はお仕舞い!また、次回!!


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コメント 9

のり

路面電車がいきいき走る街はいいですね。
超低床電車は、じつにスマートです。憧れますが、昨年の路面電車まつりの際に、阪堺の係員の方が、「定員が少なすぎて、朝の上町線では使えんのです」と、いっておられました。
実際、朝の通勤通学時の上町線は、積み残しが出るほどです。電車は2~3分おきにやってくるのですが・・・
601や701も日本の新型路面電車としては、最大級のようですが、皮肉にも、旧型の161型の方がたくさん乗れるそうで、(ちなみに、定員は601・701が70人、161は90人だそうです。)定員50人程度の超低床車は、現状では使いものにならないのだそうです。
でも、スマートでいいなぁ・・・
by のり (2006-11-18 12:06) 

む〜さん

熊本市電の9700って格好良いですよね~~。各人好みの問題ですが、鹿児島の1000形よりも好きですね。
阪堺の161形って流石は三扉、定員も多いんですね。上町線、両端の折返し施設問題もあるでしょうが、広島で活躍中の5車体電車は如何なのでしょう?電車賃の収受が難しそうですが・・・・。

熊本市電は、間にJR熊本駅を挟んで4~5回に分けて書きたいと思ってます。今回は、画像が多すぎたので、考えねばと思っています。
by む〜さん (2006-11-18 12:16) 

はーさん

熊本9700は日本のLRV(Light Rail Vehicle)、超低床電車の草分け的な存在ですが、定員は左程多くないのですね。欧州では、2両のLRVなんて少なく、大体、5、7両構成です。阪堺が上町線の混雑解消が目的ならば、5ないし7両のLRVを入れれば、良いと思います。しかし、車庫の線路の有効長、営業方法の問題があり、導入できないのでしょう。日本でLRVのメリットを生かしているのは広島電鉄ぐらいで、後は、乗降が容易で、人に優しいということだけなんでしょう。
by はーさん (2006-11-18 15:20) 

大番鉄道

熊本の9700はそれ以後出てきた各地の超低床車と
比べてもスタイルは抜群です。そして、もう一つ、鉄
道ファンの立場を離れて野次馬的感想ですが、当
初この車は女性車掌さんが乗っていたのが魅力で
した。もう居ないようですね。定員が少ないのでは、
車掌さんを乗せる理由は無いのでしょうが。
by 大番鉄道 (2006-11-18 15:56) 

む〜さん

9700には、昨年12月には車掌さんが乗ってました。車掌さんを見るのは久しぶりだったので、嬉しく感じましたっけ・・・・。男性のときと女性のときとありました。
そろそろ、日本でも『信用乗車制度』を採用できないものでしょうか?時期尚早でしょうか?これなら、5車体だろうが7車体だろうがOKですね。

阪堺の大和川の車庫にはトラバーサがあるので、長い車体は難しいかもしれませんね。
by む〜さん (2006-11-18 17:53) 

はーさん

筑豊電鉄には車掌が乗っていました。
男性ですが!
3連接車もあるからかも知れません。
そのかわり、黒崎、筑豊直方共、全ての駅には駅員はいません。
by はーさん (2006-11-18 22:41) 

ヒロクン

9700系のこの電車白色でなかなかスマートで一目見たときは、ヨーロッパから輸入されたものかと思いました。いまでこそ低床車は珍しくありませんが、たしか日本で先駆けをきったのではと思います。車内の装備もヨーロッパスタイルのデザインぽいです。上熊本での元西鉄連接式路面電車が今も健在なのはうれしい限りです。いつも心が温まる詳細なレポートありがとうございます。
by ヒロクン (2006-11-18 23:18) 

岸田法眼

熊本の路面電車は日本初のVVVFインバータ車と超低床式車両を初めて投入したところです。いわば、“パイオニア”的な存在なんですね。私はあんまり乗ったことがないので、熊本来訪の課題になっています。
by 岸田法眼 (2006-11-18 23:38) 

む〜さん

Wikipediaによれば、9700は、台車・電気部品は独逸・アドトランツ社製、車体と儀装は新潟鐵工所(新潟トランシス)だそうです。顔が、ちょっと9200形に似てますね。
by む〜さん (2006-11-18 23:46) 

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