SSブログ

#139:モノレール&江ノ電:上 [お出かけ通信136~150]

   お早う御座います。家の周辺の樹が、草が、段々、冬色になってきました。銀杏並木もそろそろ真っ黄色になろうとしています。昼は暑いくらいのときがあっても、朝夕は寒い。ついに三畳の私の部屋も、電気オイルヒーターにスイッチが入りました。これからの電気代が・・・・・怖。

 2007年11月12日日・月曜日、時間が空きましたので、兼ねてから気になって居た「湘南モノレール全線」と、ついでに「江ノ電」を回って参りました。

 お出かけ通信(139) 

 湘南モノレールと江ノ電(上):湘南モノレール編 

(1) いろいろあって家を出たのが10時ごろになりました。町田の街で雑用を一寸やって、小田急の各停3000系で藤沢駅に着いたら10時20分でありました。(写真左上)
 ブリッジを渡って東海道本線のホームに行きますと、ホームの真ん中に湘南電車形のキオスクが威張っています。(写真右上)
 やがて11時34分発の東京行がやってきます。例によってE231。(写真左上)
 そして大船で降りる。向こうのホームに横須賀線のE217が居る。(写真右下)


(2) 乗り換え通路を湘南モノレールの大船駅の方に歩いてゆく。通路から見える大船の街は、何年か前にきたときとそんなに変わった居ません。山上の観音様はまるで昨日、ここにいらっしゃったばっかりというような真っ白さでした。
 切符を買って、自動改札機を通る。ここは、首都圏で数少ないPASMO/SUICAの使えない鉄道会社です。殆どが無人駅の為かも知れませんし、予算的な問題もあるのかもしれません。東急世田谷線だって、江ノ電だって、PASMO/SUICAがOKなのですから、何とかして欲しいものです。

(3) 11時49分、ホームに電車が入ってきました。一応、鉄道なんですから電車なんでしょう。500形557で、これに乗ります。500形ばかりの中に5000系伊奈バーター車(何故こっちが『系』?湘南モノレールのHPで・・・)が、一本ありますが・・・・近日増備一本・カラーはブルー系だそうな・・・・この日は5000形の3連だけしか走ってませんでした。

(4) ひと駅のって次の富士見町駅で下車する。このたったひと駅の間に、横須賀線をオーバークロスしたり、変化に富んでいます。富士見町駅は商店街の真っ只中。それなりに賑やかな通りです。昭和30年代の昔、この道路を自転車で江ノ島まで行きましたが、京浜急行系の有料自動車専用道路、そして商店街もささやかですが、あったのです。
 たしか、戦前に作られたと聞きましたが、昔の、5万分の1の地形図で、自動車専用道路と出ていて驚きました。
 この写真は富士見町駅湘南江の島方面行きホームの先端からの眺めです。車両は561

(5) 富士見町駅のホームです。単線なので、列車交換があります。ホーム上で何本か写して階段を下り、道路上から写す事にしました。

(6) 湘南江の島方面を見ています。553です。

(7) 554が富士見町駅に入ってゆきます。駅の向こうに、富士見町駅で交換する湘南江の島行が顔を出しています。

(8) 信号待ちの京浜急行バスを562ほかが追い抜いてゆきます。少年時代の雑誌によく出ていた未来の都市イラストを思わせるには、少々、ごちゃごちゃですが・・・・・。彼方に富士見町の駅が見えています。

(9) モノレール関連なのか、3.8mの高さ制限標がありました。561です。

(10) 富士見町駅を下から眺める。大船行の552、そして湘南江の島行の554が並びました。

(11) 富士見町駅から554が湘南江の島へ向かって出発です。

 富士見町駅周辺に小一時間も居たでしょうか、12時20分ごろ富士見町駅の自販機で、湘南江の島行きの切符を買いました。280円でした。やって来た電車に乗り込んで、最前部に立って、深沢駅~西鎌倉駅間のトンネル見物です。懸垂式なので、トンネル前後から、トンネルの中、車体の腹をこするような感じで走行します。それがトンネルを出て、離陸、空中にフライトして行く旅客機みたいで、スリリングで、豪快な感じが好きです。

 昭和30年代、モノレール開通前、このあたり、全くの田舎風景でしたが、いまでは、沿線に住宅の途絶えるところは殆どありません。僅かに湘南江の島駅付近に、緑の中を走るって感じの場所はあります。


 そんな訳で富士見町駅から15分も走れば、湘南江の島駅に到着。12時40分頃で、お腹も空きました。お昼ごはんを食べて、江ノ電を少し写して帰ろうと、階段とエスカレータで駅から出ました。かなり高い駅なのに、エレベータは無いし、階段もある。三段階の下りのうちエスカレータは一段階のみです。そろそろ、脚のヤバくなって来た私には少々、辛く感じられました。そう言えば、さっき乗降した富士見町も階段だけだし、先だって来た、西鎌倉もそうでした。モノレールって、高齢者には少々タイヘンな交通機関なんですね。小さな駅にも、昇降用機器をつけてたら、金額的にエライ事になるのは判るので、無理は言えませんが、沿線住民にも高齢者さんは沢山いらっしゃるでしょうし、そういう方々が、バスで良いやって事になると、昼間の乗客減って事になりそうで、他人事ながら少々心配です。

 なんにも分からん癖して、偉そうに注文っぽい事を書いてしまった・・・・・・。

 続きの江ノ電は、次回に。


nice!(1)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 12

ぽんた

こんにちは!
わ~いいなぁ~私も出撃したいです。
そうそう!車の上をモノレールが滑っていくんですよね~。
この道路、今も有料なんでしょうか。
JR藤沢駅のキオスクは本当にカワイイですよね。
いつも見ては癒されております。
今のアルミ色の電車に比べたら本当にステキです。
by ぽんた (2007-11-17 12:06) 

む〜さん

■ ぽんた様: この道路、現在は有料では有りません。私が最後に料金を払ったのは、今、40歳の長男が中学生の時代に三浦半島に釣りに行った時が最後だった気がします。あんまり綺麗でない小屋からコートを着た小父さんが出てきて、料金を徴収しておりました。料金所の手前で角を曲がると払わなくても良かったり、だいぶアバウトでした。まあ、のどかな時代だったんですね。バスが走っているので、体験可能です。立体交差が何箇所かあったりします。基点が大船駅前でしたから、東京から汽車で来た観光客をバスで江ノ島へ運ぶ構想だったのでしょうか。
by む〜さん (2007-11-17 12:17) 

のり

○所恐怖症の私には、懸垂式のモノレールは・・・・・・(汗)。跨座式ですら・・・・・・です(笑)。
「80」のキオスクは、なかなかのものですね。
江ノ電見聞記、楽しみにしております。
by のり (2007-11-17 12:37) 

む〜さん

■ のり様: ご期待頂いた江ノ電は江ノ島駅近くの龍口寺まえで、ちょこっと写しただけの数枚なんです。ゴメンナサイ。
懸垂式モノレールが地上?を走行するのはちょっと足元をすくわれるような怖い感じがします。そういえば、関西エリアに懸垂式(サフェージュ式)は無いですね。こっちでも、大船と千葉がサフェージュ/三菱、そして上野の動物園に独自の懸垂式があります。(動物園のも一応は地方鉄道・・・かな?)
by む〜さん (2007-11-17 12:51) 

HIRO

江ノ島モノレールが身近な所に住んでいます私としては「江ノ島モノレール」にようこそと身近に感じます。
くしくも一昨日、ゆりかもめモノレールに乗ってきましたが、江ノ島モノレールはバスの頭上をすれすれに走るのでスリルがあり、大
船から急勾配で横須賀線をまたいで、湘南町屋、深沢、湘南山下と乗ってると勾配を降りたり上がったりでジェットコースターの感触が味わえます。
特にモノレールなのに江ノ島終点近くにトンネルがあって地上を走るような幹事でその大きな変化が楽しめる魅力ある鉄道です。
by HIRO (2007-11-17 15:54) 

服部光之

モノレールの底面が地上スレスレだったり、高かったりということは、スキーリフトに乗った時に、地面に足が付いていて、動き出すとヒョイっとたかくなり、降車時に地面が近づいてくるあんなに極端ではないけれども、感じとしてはそんなものでしょうか。
by 服部光之 (2007-11-17 16:12) 

む〜さん

■ HIRO様: 西鎌倉は昔日の面影なく完全な市街地と化しました。そして住宅地の片瀬山、目白山下からトンネルに入り、緑の出口からポコンと飛び出したところが、高架三階というか階段は4つあるけれど、湘南江の島駅です。この大変化が楽しいですね。空には鳶が輪を描き江の島駅界隈は、時間の流れがすこし遅くなる気が致します。
それはそうとして、『湘南江の島』『江ノ島』『片瀬江ノ島』と平仮名、片仮名取り混ぜて三つの江ノ島です。いろいろと、故事来歴があるのでしょう。
■ 服部光之様: そうですね、私は、『飛行機の離陸』を感じますね。先頭に乗っていると、ちょっと、股の間が、ひやっとします。ちょうど、10Fくらいの屋上から下を覗いた時のような。
この、湘南モノレールは、6.6kmと短い路線で、8つの駅があります。交換可能駅が4つ。所要時間14分弱。全線乗って300円です。是非、一度、体験においでください。
by む〜さん (2007-11-17 20:06) 

manamana

20年以上前、ここを営業車のカローラで走っていました。
できが悪くて1年でよそへいきましたが。
そのときはすでに普通の道路でした。

その後、何度かモノレールも乗りました。
カーブに来ると遠心力で斜めになりつつトンネルに入る
なんていうのが、このモノレールらしいところかと思います。

いずれにせよ、思い出深いモノレールです。
by manamana (2007-11-17 20:56) 

じろっち

良くも悪くも特筆する事項が多い湘南モノレール。
私は富士見町駅近郊に開通前から住んでいましたが、なぜだか工事風景の記憶がありません・・・

大船~富士見町の車窓眼下に見える陸橋は、約80年前に陸軍が作ったものです。
横須賀線上部部分にあるガーター橋は鋼鉄と鋼鉄を極太のリベットで連結しています。

この道の先にあったJRの工場は、その昔、海軍の魚雷工場でした。
日本海軍自慢の航跡を立てない酸素魚雷もココ製だったようです。
そんな重要武器の安定輸送のため、堅牢な陸橋にしたんでしょうね。

鎌倉は戦乱の頃から意外ときな臭い街です。
そんな街が連合軍の爆撃禁止地区だったのは皮肉ですね。
by じろっち (2007-11-17 21:42) 

む〜さん

■ manamana様: まだ昭和の時代ですね。早いもので平成になって19年経っています。昭和60年ごろまでは、『釣り』に凝ってましたので、三浦半島はホームグラウンドでした。それで、この『有料道路』を利用しました。江ノ島の龍口寺の脇から、くねった道を登ってゆくルートでしたっけ・・・・。
■ じろっち様: 日本軍の魚雷といえば思い出すのは、国鉄の有蓋車ワキ700ですね。ボギーのワキ1みたいなのですが、ワキ1が2ドアなのに、ワキ700は幅の異常にひろい扉が一つでした。これに、魚雷を積んで運んだといいますね。1953年版だったかな、TMSのスタイルブックに出てました。表紙がC53の、赤系の表紙でした。たぶん・・・・。
『軍』といえば『要塞』ですが、以前、古本屋で戦前の5万分の1の地形図『横浜』を買いましたら、半分ほどが『要塞地帯』ということで、『真っ白』でした。何時の間にか無くなっちゃいましたが。
by む〜さん (2007-11-17 23:16) 

沿線住民

モノレールを通勤で利用していますが、夜間の本数が少ないのを改善しようとした市会議員(トップ当選)も本数を増やせませんでしたし、パスモやスイカも使えない、駅にはエレベータどころか時計さえ無い駅がほとんどです。開業当時ならともかく、サービス競争のいまの時代、沿線住民のニーズを汲み取ることも必要です。殿様商売とはこういうことを言うのかなと思います。
by 沿線住民 (2007-11-24 17:17) 

む〜さん

■ 沿線住民様: まあ、殿様商売でも無いだろうし、会社にはそれなりの問題もあると思われまれが、駅ごとのエレベータは現在、社会が高齢化傾向にありますので、必須ですね。数人、乗れればいいので、八つの駅の分を予算化して欲しいものです。ただ、立地条件や、駅の構造上、難しい面も多々あるでしょうが、これは、時代の要求ですね。
by む〜さん (2007-11-25 08:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。