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#233:箱根登山塔ノ沢駅(中) [お出かけ通信201~250]

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pencil-red.gif 箱根登山鉄道「塔ノ沢駅」で、小田原駅の駅弁の昼食・・・・ってのを、やりたかったので、2008年・平成20年10月27日(月曜日)に決行しましたので
、「上~中~下の三回」にわたってのご報告、今日は、その第二回「中巻」です。小田急から箱根登山電車に乗り継いで、『塔ノ沢駅に到着』しました。

 お出かけ通信(233) 

 箱根登山電車・塔ノ沢駅で昼食を(中) 

 時刻は12時ちょっと前になっています。お食事には丁度よろしい。いよいよ、今日のメインイベント、お弁当のお時間です。小田原駅で買ってきたお弁当を食べましょう!強羅行きホームのベンチに腰を下ろし、さあ、頂きましょう。目の前の小田原行ホームの向こうには、深沢銭洗弁財天さまが見えています。緑に囲まれた、塔ノ沢駅、人も居ないし、静か~・・・・。

(1) 東華軒さんの「とん漬け弁当」で、@900です。私が、小田急の新原町田下車・バス何分って所へ引っ越してきたときですから、昭和38年ですが、小田急の車内広告に、キャッチコピーは忘れましたが「本厚木駅前・はたの・高座豚・とん漬け」の語句を含むのがありまして、未だに覚えている。買った事もないし、食べたことも無いのですが、未だに食いたい意識があるのです。先日、ちょっと調べたら、どうやらこのお店は現存するらしいし、売ってもいるらしい。昭和38年以来45年、食いたい!もう、これは執念だな。
 そんな事を覚えているので、小田原駅でお弁当屋さんの前に立ったときに、ついつい買ってしまいました。ま、毎度、幕の内、こゆるぎ茶飯、鯵の押し寿司、鯛めし・・・・でも無いだろうと言う気持ちもありましたが・・・・。
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 ・・・・でもなあ、金太郎と豚ですか・・・・う~む!何て反応したらいいんだろう。

(2) 期待感一杯で蓋を開けた。わ~、美味しそう・・・・だけど、メシが少ないんじゃあない?ってのが第一印象。そのご飯の上に、薄切りの豚の味噌漬けを焼いたのが乗っています。右上の白いのは、牛蒡のマヨネーズ和え、左のインゲンみたいなのは、山くらげ。左下の丸い容器は、お約束の山葵付け。豚は、大変美味しい、辛すぎでも、薄すぎもしない、いい味です。ご飯も美味しく炊けてます。近くから渓流の流れの音が聞こえてきます。最高のお食事環境で、大変美味しく頂きました。ご飯の量は、私には、多すぎでも、少なすぎでもない適量。駅売りの土瓶のお茶が無いのが残念だけど、あれは、昭和30年代で消えちゃったようなので、無いものねだり。贅沢は言ってはいけません。ペットボトルのお茶くらいは自販機で買っても良かったけど。
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 美味しく食事を済ませて、さあ、電車の見物・撮影です。約一時間、行き来する電車を、撮影いたしました。山間の駅で、晴天、日陰と日向・・・・ハイコントラストな撮影環境で、私の技術未熟とハードの性能も絡んで、満足すべきショットは少ないのですが、ご覧下さい。今日は、電車のポートレート的な写真は、あまり撮りませんでした。 

(3) 強羅行の電車が、大ヶ嶽隧道に吸い込まれて行く。番号が消えちゃったけれど、1003です。たしか、1004+220X+1003だったと思いますが、メモは取っていませんので・・・・。右に写っているのは、火伏せの観音様で、その右の提灯の並んだ右側に、銭洗弁財天のお堂があります。
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(4) 箱根湯本行のクラシックな電車。右から103+107+110です。行き先板は、すでに強羅。103と107はモハ1形で、貴重な吊り掛けドライブとの事で、80パーミル下り坂での電気制動のサウンドを聞いてみたかったです。モハ2の110はカルダン駆動。
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(5) 駅前の柵の下には、渓流が・・・・・・。
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(6) 箱根湯本側のトンネルの入口を跨ぐ格好で跨線橋状態の階段が有ります。昔、この駅は、たしか、構内踏切だった気がします。左:103、右:2001です。
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(7) 団栗が沢山落ちている・・・・・と、よくよく見れば、これは椎の実ですね。
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(8) 箱根湯本行ホームの強羅よりは、直ぐに大ヶ嶽隧道ですが、中を覗き込んでみました。蛍光灯の灯りがありますが、ダメモト気分で何枚か写しましたら、結構、写るもんですね。但し、三脚は欲しいなあと思いました。この写真、ホントはブレてますが、フォトショップでシャープネス掛けて誤魔化してあります(笑)。
 ポイントの先で、いきなりトンネル断面が小さくなっています。その先は勾配が始まってますが、箱根登山名物の80パーミルかどうかは、判りません。
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(9) 箱根湯本行が出発して行きます。最後尾は109。右の強羅行の最後尾は2001
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(10) (9)の何秒かあとのショットです。109の行き先板はすでに強羅になっています。この駅でひっくり返す事になっているらしい。この時点で、この行き先板を見るお客さんは湯本駅のホームで強羅行を待っている方たちだけで、『あ、強羅行きが来た!』って訳で合理的。
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(11) 階段の上から塔ノ沢駅全体を撮ってみました。静かな山の駅・・・・コンクリートポールが目障りですが、いろいろと、法規上、技術上、コスト上の制約もあるのでしょう。
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(12) 箱根湯本行ホームの先端にあるミラーを写してみました。
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(13) 強羅行の電車が2006を先頭に箱根湯本側の塔の峰隧道から出てきました。
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coffee.gif ・・・・・・・お食事時間を含めて約1時間20分、この駅に滞在したのですが、ベンチで、そ~っと掛けていたら、なんだか、とっても遠いところまで来ている様な気分になったのです。


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コメント 16

服部光之 

おはようございます。
塔ノ沢駅は随分山の中という感じですね。
塔ノ沢も、旧道沿いは温泉街なのですけれども。
ところで、MU3は駅のどこのベンチでお弁当を頂いたのでしょうか。ものすごく気になりました。
でも、一人で気ままに歩けるその心意気に乾杯です。
by 服部光之  (2008-10-29 10:27) 

はーさん

箱根登山の塔ノ沢駅のホームで、駅弁のランチとはすばらしいアイデアですね。
なにもしないでも、しばらく、ただずんで居たい雰囲気です。
そこを行く、電車に良く、その雰囲気が出ています。
110がカルダンとは知りませんでした。
大ヶ嶽隧道を覗いた写真はすごいですね。ポイントまで、複線トンネル、その先が単線で、急こう配で登っているのはここならではですね。
小生は駅弁には趣味がありませんが(むしろ、最近は駅弁嫌いー正直言ってすいません。)、缶ビールでも片手に塔ノ沢のホームに
ただずんでみようかな?とむーさんのこのページを拝見して、思い立ちました。
ところで、この駅には駅員は居るのでしょうか?
駅員がいるとしたら、ビールを飲んで、ゆっくりしていたら、怪しまれるのではと思います。
今日のむーさんのブログは最高傑作のひとつと思います。


by はーさん (2008-10-29 11:00) 

gop

私等つい車で行ってしまう箱根ですが、町田からですと箱根も
近く感じられる事でしょうね。そう言えば、一昨年泊まった宿に
箱根登山鉄道の閉塞器が保管してありました。
http://987.blog.so-net.ne.jp/2006-07-24-2
鉄道ファンだけではなく、地元の方々にも愛されている事が
良くわかりますね>箱根登山鉄道


by gop (2008-10-29 13:10) 

飛騨の忍者 ぼぼ影

列車のたびの楽しみはなんといっても駅弁です。

by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-10-29 15:16) 

青木一郎

熊にまたがる金太郎なら普通だったのですがこれがブーさんとは。駅弁屋さんもユーモア満点。
この日の楽しさを予感させてくれるような駅弁写真からのスタートで楽しく拝見させていただきました。
電車が遠去かった後の静けさと緑に囲まれてのお弁当は最高の楽しさと思えました。お弁当内の丸容器、トンネル、椎の実、カーブーミラーと、「まるモノ」で組まれたようで…。
by 青木一郎 (2008-10-29 18:58) 

む〜さん

■ 服部光之様: (6)の写真の103の左側に写っている屋根の下にベンチがあります。反対側のホームの背後には弁天様に観音様、山、森、さらに川音のBGM・・・・座っていると、こころ休まる素敵な場所です。
■ はーさん様: この駅、立派な駅舎もあるのですが無人です。なにか、どこかでイベントでもあれば、急遽、係員が駆けつけるのでしょう。
電車は結構、頻繁に来るし、湯本あたりで缶ビールを何本かお求めになって、是非お出掛け下さい。
トンネルの内部の写真はデジカメならではだと思います。三脚は欲しいですが、四枚撮ったら一枚使い物になりました。
■ gop様: 以前は車利用が多かったのですが、最近は電車利用が増えました。なんたって、眠っちゃっても、死ぬ心配がありません。
閉塞用の機器、かなりでっかいのに、良くぞ展示してくれてます。宿泊客にしか見られないのは惜しいけど・・・・・。
■ 飛騨の忍者 ぼぼ影様: 今回みたいな用法はちょっと本筋ではありませんね。本来、走行中の車中で車窓の風景を愛でながら食べるものだと思います。でも、私、自宅で食べたりもします。
■ 青木一郎様: 『丸ずくし』で組んだなんて、とんでもない!全然、気が付きませんでした。
このお弁当、結構美味かったですよ。
電車も、最近の間隔の1000、2000と、クラシックな100番台が居て、シートもロングにクロス、実に楽しいです。もちろん、車窓風景もGOOD!
■ 
by む〜さん (2008-10-29 20:11) 

mymeな大家

こんにちは。
箱根登山鉄道は、複線のトンネルがあったかしら?と思ってしまいました。トンネルのなかで単線になっているとは・・・しかし、勾配がきついですよね。作られた方に敬服致します。久しぶりに乗りに行きたくなりましたが、箱根登山鉄道は座れた記憶がありません。平日の込み具合はどのような感じでしたでしょうか。釣り掛け電車もご無沙汰していますので、休暇でも取って行って来ようかとも思います。
旧ロマンスカー色、とってもいいです。タクシーでもこんなのありますよね。
by mymeな大家 (2008-10-29 22:10) 

む〜さん

■ mymeな大家様: 両側をトンネルに挟まれた駅、塔ノ沢。三両編成の電車を交換させるために、この方法しかなかったのですね。ホームの端がトンネルにくっ付いております。
確かに、混んでますね。私も座れませんでした。
吊り掛け車は、4両あるモハ1の中の103と107の二両のみだそうです。旧型の車体の電車は、他にモハ2形の108、109、110がありますが、こっちは全部カルダン車。
80パーミル下り勾配での電制サウンドは、何と言っても吊り掛けのほうが素晴らしいので、待っても、乗る価値があると思っています。ただ、103と107が、何時も営業に出ているかどうかは判りません。
3000、3100、7000で使われた『あの色』はいい配色ですね。宮永岳彦さんのカラーデザインだと聞きました。私は大好きです。7000は全部、デビュー時の、この色を使うべきだというのが私の持論です。
by む〜さん (2008-10-29 23:17) 

manamana

電車がくるまでのんびりするのも、
暇をもてあますけれど、楽しいですね。
by manamana (2008-10-30 10:09) 

HIROOUJI

さすが塔の沢駅から撮影した写真は圧巻ですね。
一枚目のトンネルの石が古びていてこの辺スイス登山鉄道風景そのものです。英語書けばスイスと間違えるのでないくらいといった感じです

クラシックな103形時代を感じさせて捨てがたい面持ちです。
側で見たら、わっ、超いけてると鳥肌立ちそうです。

トンネル内で複線から単線になってること今までずいぶん利用したのに知りませんでした。
最高のできばえと情景のよさに心から感心しました。

余談ですがいまシナリオスクールに行っていて「出会い」とか宿題が出たら映像的にも箱根登山鉄道なんていいなあと思いました。
by HIROOUJI (2008-10-30 11:49) 

ぽんた

とん漬弁当、美味しそうですね~、実はまだ食べたことないです。
ボリュームありそうに見えますが、そうでもないのかな?
隧道のお写真、お見事です。
途中からの上り坂が萌え♪
私も挑戦しましたが全然ダメダメでした。
観音様にお参りしたり、水音に聞き入ったり、弧線橋を渡ったり、塔ノ沢はかなりステキな駅ですよね。
あ~また行きたくなってきました。
by ぽんた (2008-10-30 20:48) 

む〜さん

■ manamana様: 単線とはいえ一時間に4本が往復ですから、8本を見ることが出来ますので、待つといっても知れています。構図を考えたり、ぼ~っとしたり、一時間なんて、あっという間でした。箱根登山電車は、まだまだ、楽しめる電車ですね。
■ HIROOUJI様: スイスの登山電車も最近はつまらない観光客輸送箱的な、いかにもローコストって電車が結構見受けられます。箱根の登山電車に乗っていたら、スイスの電車を見に行きたくなってきましたが、果たして・・・・・。
■ ぽんた様: とん漬け弁当は、予想外の美味さでした。ご飯はホントに少なめで、私には充分でしたが、若い方には物足りないかもしれません。
塔ノ沢駅は、とても魅力的な駅ですね。再訪必須です。
長時間露出は若い頃だったら1秒くらいは手持ちでも写せた記憶がありますが、いまは、ダメですね。やっぱり、三脚です。でも、小さい三脚でも、それなりに重いから、持ち歩きは避けたいですね。ショルダーバッグにデジカメと三脚、時間つぶし用の本に、場合によっては小型の傘、肩にズシッと来ます。
by む〜さん (2008-10-30 21:50) 

HIROOUJI

スイスの鉄道を知ることができる情報としてWOWWOU編集企画のRail Way Story スイス編があります、旅チャンネルで流したものを見てDVD録画したものです、ほかにもいくつかありますがこれが一番新しいようです。なんといっても氷河鉄道がいいですね
by HIROOUJI (2008-10-31 10:24) 

む〜さん

■ HIROOUJI様: スイスの鉄道は非常に魅力的ですね。さらに、隣接の国から、国際列車が入ってきますので、大都市のターミナルは、楽しい事になっています。貨物列車だって周辺国から着ますので、もっと見ものです。
私鉄も、メジャーな会社だけでなく、マイナーな鉄道に、チャーミングなヤツが居たりします。
・・・・な~んて言ってますが、あれは2003年でしたから、もう5年のご無沙汰です。もう一度だけ行きたいけれど、大問題・・・・ナニが無いわけで・・・・もあるし、英語も喋れないし。
by む〜さん (2008-10-31 11:25) 

モリタ

おひさしぶりでございます。
1000形ベルニナ号、いつのまにか旧塗装に戻っていたのですね。
120年記念塗装車かな。
昔のロープウェイもこの色でしたね。
やはりこの塗り分けは秀逸ですね。
by モリタ (2008-10-31 22:45) 

む〜さん

■ モリタ様: お久し振りです。コメント有難う御座います。1000の紅白の塗装は、今年の3月、会社の創立120周年記念で、同形式デビュー時のカラーにしたのだそうです。真っ赤っかも悪くないけれど、この色も良いですね。山の緑の中で、意外と赤が映えると、私は思っています。

by む〜さん (2008-10-31 23:17) 

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