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写真展ご案内 &京浜急行の連結器 [むかし噺(1)]

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のお知らせ

 私の住む町田市のお隣の相模原市の交通の要衝、小田急電鉄は「相模大野駅」近くに、この2月25日・水曜日に、文化・自然・仲間の旅の「クラブツーリズム・カフェ相模大野店」が開店します。
 その開店にあわせたイベントとして、開店日から一週間、仁平昌之氏撮影の「塩田平を走る別所線写真展」が下記の通り開催されます。
 下の「案内状葉書」からの画像(A)~(D)を御覧下さい。

(A)
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(B)
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(C)
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(D)
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pen-para.gif 相模大野付近には、小田急以外にも見所は多いので、電車見物に撮影、そして写真展のメニューは如何でしょうか?
 小田急小田原線に江ノ島線、相模鉄道(大和・湘南台・海老名)、横浜市営地下鉄のブルーライン(湘南台)、横浜線も近いので、横浜市営地下鉄グリーンライン(中山)も、東急田園都市線(中央林間)、等々、盛りだくさんのバイキング状態です。頑張ったら江ノ電なんて選択肢もあります。

pen-pc.gif 画像が少々ボケ気味なので、場所情報は、下記の「クラブツーリズムカフェ相模大野店」のリンクから御覧下さい。
http://www.club-t.com/cafe/#sagamiono

 この場所は、ご近所だし、私も立ち寄って見ようと思っています。


pencil-red.gif さて、本日のお題は、連結器のお話です。

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 私の好きな、京浜急行連結器は、ウエスティングハウスの電気栓つきの密着連結器で、小型でスマートなものでした。調べれば、何年だったか判ると思いますが、かなり昔(調べなくってすみません!)、京成・都営地下鉄との相互乗り入れに際し、現在のものに取替えられてゆきました。 

(1) それ以来、現在も密着自動連結器っていうんでしょうか・・・・こんなのです。連結器の地上高も高くなったので、名物、車幅一杯のアンチクライマも、車体の裾も切り取られています。
 撮影場所は、川口市の青木町公園に保存展示されているデハ230のデハ236です。昭和35年撮影の(2)と較べるとかなり手が加えられています。2005年4月5日の撮影です。
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(2) 昭和35年2月京浜川崎駅の電留線で・・・・。デハ230形のデハ285。デハ230は、その成り立ちによって、かなりのバリエーションがありました。
 この頃の連結器が「ウエスティングハウス」の密着連結器です。小型、スマート、電気栓つき。いや全くもうカッコ良いこと・・・・。
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pencil-red.gif 連結器を三方向から写してありました。但し、デハ294のものですが・・・・連結器の規格は同じです。 

(3) これが、ウエスティングハウス密連のクロースアップ。まずは真っ正面から・・・・。斜めに付いた電気栓がお洒落。
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(4) サイドビュー・・・・・左舷側で良いのかなあ?エアーの配管が写っています。
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(5) 反対側には電気ケーブルが見えている。
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 小型で一発連結、スマートで大好きでした。京成・都地下鉄との相互乗り入れに際し、統一のため、(1)のような連結器になってしまいました。特許の所為か価格も高かったそうです。

(6) ウエスティングハウスの密連は消えてしまいました。そして、もう一つ、少数派の連結器が相互乗り入れで消える「らしい」。阪神電車のバンドン形・・・・・これも、小さくてカッコいいんですが。
 これが、Van_Dorn形の密連です。2001年11月19日の撮影です。
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(7) オマケです。デハ294の尾灯・急行灯兼用の切替式灯火機器赤白のレバーが見えますね。こういうのを見て、興奮してしまう若き む~さんでありました。(笑)
 今だって、デハ230+クハ140+デハ230の急行電車の爆走を思い出し、これを書きながら興奮してしまう・・・・程ではないけれど(笑)。
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coffee.gif ・・・・・というところで今日はお終いです。2月16日からの、一時休業まで、あと2日です。当日まで、更新、頑張りますので、またお出でになってくださいね!!


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Cedar

昔の京急はほんとに個性的でした。
ウェスティングハウスの連結器は勿論、運転手が操作するドアエンジンや、運転台の速度計がやたらに大きく、客席から見え易い場所についていたり(更新後の230形)=京急大好きの父親曰く『速さを誇示したいに違いない!』=まさか。
ウェスティングハウスの密連は車体の色とともに京急がお手本にしていたアメリカ最大の電鉄Pacific Electricと同じですね。
NYの地下鉄は今でもこの形に似たものが使われています。

阪神のバンドンも消えるんですか、急行系はバンドン、普通系はトムリンソンと使い分けているのがユニークだったのに。
神戸高速を介して山陽、阪急とつながった時は連結器の変更無しでしたが、今回は近鉄さんのプレッシャーでしょうか?

相互乗り入れは便利と引き換えに鉄道の個性が消えていくのは残念ですね。


by Cedar (2009-02-13 23:04) 

昭ちゃん

写真(4)
ダブルナットに割ピン押さえですか。機械屋ならずとも納得。
by 昭ちゃん (2009-02-14 00:04) 

mymeな大家

こんにちは。
小さな連結器ですねぇ。これで何十トンもある車両を引っ張るのですから、たいしたものですよね。連結器破壊で車両が取り残されるような事故って起きていないんでしょうか。ご存知でしたらお教えください。
尾灯と通過標識灯の兼用型が骸骨型の時代からあったとは驚きです。東急ではこの方法があったのでしょうか。即売会で購入した3000系の物と思われる尾灯には、この方式ではありませんでした。
川口市に京急車両が保存とは・・・何か縁でもあるのでしょうか。
では、失礼します。
by mymeな大家 (2009-02-14 00:29) 

manamana

すごい連結器ですね。
コンパクトに多機能が収められている。
それにしても、京急らしい窓の大きな電車、
大好きです。
by manamana (2009-02-14 06:53) 

たらこっち

相模大野は私の家からですと、車が一番便利です。
昨年、子どもの制服を作りに相模原(相模大野)の伊勢丹まで行きました。なぜか相模原の伊勢丹が指定だったので。



普段、伊勢丹を使うことなどないので、制服購入時にアイカード作りました。10万円近い買い物の5パーセント引きは大きいですね。


ということで、電車好きですが、車で行くこととなると思います。
by たらこっち (2009-02-14 08:10) 

む〜さん

■ Cedar様: ウエスティングハウスの連結器は米国の電鉄会社御用達なんですね。NYの地下鉄でも類似のものがあるとの事。未だ見ぬ街ですが、こんどTVで地下鉄が出たら注目してみます。
 阪神さんは、山陽区間では主要駅にアダプターを置いているようです。反面、近鉄さんに合わせるなんて、山陽さんが、気を悪くしそうですね。
■ 昭ちゃん様: ナットと割りピンが光線の所為か新品に見えますね。(ご指摘で気が付きました)
■ mymeな大家様: 長大貨物列車でなく、電鉄車輌用なのでしょうから、それなりに充分な強度は持っている筈と思われます。
 この尾灯、関西では紅白は方々で見ましたので、京浜急行でこれを見るたびに、関西への憧れが増強されました。小田急とかでは会ったはずなのですが、まだまだ、観察眼が未熟で、見ていませんでした。
 川口市に何故、京浜急行?先年、川口まで見に行ったときにも、その様に思ったのですが、未調査未解決です。
■ manamana様: この正面の形のよさは如何でしょう!見事なフォルムですね。電気ケーブル込みですから、先だってアップしたような、デト+ト+ト+デトでも、総括制御可能なんですね。
■ たらこっち様: 相模大野は、駐車場は結構ありますね。この、相模大野ロビー5は、たしか地下に駐車場があったはずで、画材の世界堂がここに有った頃、駐車した事が有ります。伊勢丹の脇の市駐車場も大きいですね。
 小田急さんは、駅前空間が狭いのがちょっと減点でが、相模大野は良いほうです。ペデストリアンデッキがあるので、空が狭いのが惜しいけれど、仕方が無いかもしれません。町田も同様です。(本厚木は結構、広いですね。)
by む〜さん (2009-02-14 08:57) 

なにわ

236は正調湘南デ1型デ6ですから、由緒正しい車ですね。更新時点では235と組むはずでしたが、廃車時点では235は琴電に行ってしまいました。
284あたりだと、更新で電装撤去されたあたりですね。
そして、その頃新鋭車だった600、1000、さらに700も後を追って琴電に行くことになるのですが。
実際は関西私鉄は標準軌であっても支線に回して、譲渡しなかったのが理由でしょうが。

阪神1000とて近鉄のシリーズ21を19mにしただけの電車で、お互いクロスシート、直流モーターは乗り入れ禁止(前者は九条の混雑?後者は勾配?)という制限だらけの乗りいれです。近鉄のダイヤが乱れたとき、とんでもないものが乗り入れてしまいそうです。
by なにわ (2009-02-14 18:30) 

む〜さん

■ なにわ様: 私がデハ230に電車ファンとして対面したのは、昭和28年ごろのことでした。高校生のむ~さんは東急の電車しか知りませんでしたので、腰の低い窓の大きな明るい電車は、夢のようでした。あっという間に、恋に落ち、しょっちゅう学校帰りに、寄り道して乗ったりしました。
 阪神近鉄相互乗り入れはVVVFオンリーなんですか・・・知りませんでした。難しいものですね。

by む〜さん (2009-02-15 21:47) 

E52

New York MTAの地下鉄電車の連結器ですが、営業用には2種類、事業用は自動連結器が使用されています。
まず、基礎の用語説明ですが、路線は大別してA線(17m級3扉車輌、もとIRT線、路線番号が数字の線)とB線(20m/25m級4扉車輌、もとBMT/IND線、路線番号がアルファベットの線)に分かれます。
形式にあたるR番号(R44など)はMTAの”発注番号”で車輌に限らないので、番号が飛んでいる反面、例えばR46はR44の増備車で基本的には同形式です。
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http://www.nycsubway.org/perl/show?84222
に旧型の連結器を装備したA線のR62と新型のR142(両方とも川重製)が並んで写っています。この旧型の連結器がここで話題になっている連結器ですが、京急や阪神のものとは明らかに異なります。この旧型連結器は1980年代に製造されたR62(A線用)R68(B線用)<共に抵抗制御車輌>まで使用されました。
新型の連結器は日本でいう密着連結器で、B線用のR44(1972)と増備車のR46(1975)で使われました。R44は従来の車輌とは全く異なった制御システムで、連結器は密着連結器の両側に大きな電気連結器が左右に付いたものを採用しました。
1992年に、MTAが次世代車輌の試作車の設計を公募し、川重とボンバルディアが受注しました。この結果から基本的に電気・制御は川重の設計によるVVVF車のR142(A線用)、R143、R160(B線用)が大量に、ボンバルディア、アルストーム、川重で量産され、A線では1980年以前の製造の全車が廃車され、B線でも置き換え中です。これらは密着連結器の下に電連が付くスタイルです(写真右)。
なお、R44/R46も現在同様な電連に換装されています。
以上、ニューヨーク地下鉄の連結器の概略です。
なお、このサイト
http://www.nycsubway.org/index.html
に、大量の写真があります。



古いタイプ
by E52 (2009-02-21 14:00) 

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