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1953年:新鶴見の9600 [昔写真国鉄]

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pencil-red.gif 2009年・平成21年3月27日・金曜日・先負・・・・・寒いです。昨日なんか雪が降った・・・・ちょっぴりだったけど。
 でも、春は確実に近づき、種々の春の花が咲き始めています。我が家の鉢植えの桃の花は開き、鉢植えの山椒の若芽も出始めました。

(A) 2003年春に頂いた花桃の鉢も、7回目の春です。これでも、実がなりましてね、ちゃんと食べられます。私が食べたわけでは無いけれど、食べた方はそう仰ってました・・・・甘いそうです。
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(B) 山椒の芽です。差し当たり、冷奴だな・・・・・。
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pencil-red.gif ・・・・で、今日のお話は、1953年・昭和28年の12月。私は高等学校一年生。何時ものように、自転車に乗って、ガス橋を渡って、やって来たのは、国鉄屈指の貨物操車場「新鶴見」です。コンソリデーションタイプの蒸気機関車9600形は私の好きな機関車のひとつです。製造初年1913年と言いますから、大正2年です。昔々大昔に造られましたが、じつに美しい姿の機関車です。もちろん、バッファーとスクリューの連結器がつき、真空ブレーキが付いておりました。勿論、写真は1953年ですから、自連に空気ブレーキですが・・・・・・。

 1953年:新鶴見の9600 

(1) 新鶴見操車場南端に近いあたり入換に励む9600形蒸気機関車。デフの無い美しい姿です。
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(2) 機関車だけ拡大してみましょう。ますます、美しく見えます。
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(3) 更に煙室あたりを拡大。ナンバーは29669でしょうか・・・・・・・。
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(4) 機関車右上のタンク車を拡大して見ましょう。
 この細身のタンク車はなんでしょう
タキではなく、タサなのでしょう。更にサイドに書かれた文字が読み取れないのでさっぱり判りません。一番右が「突放禁止」、次は「ナンバーとガソリン専用」・・・・この頃は揮発油だったかしら。なんだか、もやもやした大き目の文字。左端のマークが気になります。日本石油のマーク(蝙蝠)みたいな気もしないでもありません。この頃って、『蝙蝠マーク』と『星にカルテックス』が並んでいた気もする。・・・・結局、よくわかりません。降参です。(笑)
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(5) 機関車の左後方、三両の有蓋車。左から、ワム23000、ワム50000、ワキ1000・・・・かな???
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(6) 一番奥・・・・・大物車が二種見えます。形式は判りませんが・・・・・。
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coffee.gif 1953年・昭和28年12月・・・・・56年も昔の、ぼやけた記憶からのお話です。


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 コメント頂いた、ワキ1000の走行中の姿です。昭和28年9月新鶴見で撮影した「急行貨物列車」で、凸形のEF13ワキ1(一両め)とワキ1000(2、3両め)の列車を引いています。オレンジ色の帯がステキでした。
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 凸形のEF13好きでしたが、戦時設計と言うことで、デッキ付きEF58を流線型EF58に改造するとき、車体を頂いて、EF12、EF15みたいな姿になりました。


タグ:9600 新鶴見
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じろっち

今日は東京に出かけたんですが、「戸塚~大船での小動物との衝突」と「新川崎駅付近踏切への障害物放置」の影響を受けてしまいました。

小動物との衝突は、説得できない生き物が相手なだけに、防止が難しい部分がありますが、障害物放置に関しては「警手」が居たら犯行は難しいと思います。

保安まで省力化するのは問題がありますね。
(機械では障害物有りの報告はできても、「そこに物を置くな」と警告したり、障害物を除去することは出来ませんからね。)

この障害物撤去は、運転手さんが行いました。
by じろっち (2009-03-28 22:32) 

manamana

貨物用、縁の下の力持ち、国産、最後まで活躍、
9600には、思い入れが強いです。
決してスマートではないかもしれないけれど、
味があると思います。
いろいろなタイプの貨物が入れ替えをしている様子も、
懐かしいです。
by manamana (2009-03-28 23:23) 

む〜さん

■ じろっち様: 踏み切りは物理学的には監視管理制御出来ますが、人が絡む咄嗟の出来事には踏み込めないと思うのです。意図的妨害とか、踏み切り通行の人・車の行動に関しては、やはり、監視人は必要ですね。しかし、経営的には大変な負担だと思います。しかし、「無人」で良いのか?と問われたとき、確答できない私がいます。
■ manamana様: 9600は川越線で活躍中に撮りに行きました。昭和42年でしたが、貨物列車やオハ61の客車列車を引いて、元気でありました。この頃の蒸気機関車って、9600、8620、18900、9900など、デフレクタが付いていない方が、男前だと思うのですが、如何でしょうか?
by む〜さん (2009-03-29 08:44) 

服部光之 

むーさんさんが行かれた頃の川越線というと、私が生まれて初めて川越線に乗った頃です。
大宮から昼過ぎに客車列車に乗って、今では西大宮駅がこの14日のダイヤ改正できましたけれども、これまで、かわらず日進、指扇、南古谷、川越と田んぼの中を走る路線でした。
今では指扇までは住宅街になっています。
あの頃、のんびりと母に連れられて乗った川越線が思い出されます。もっと遠いと思って乗っていたので、あっけなく着いてしまって急いで降りたものです。
あの頃は、蒸気の間にDCが走っている状況でしたが、今では10両編成の埼京線になって、南古谷には電車区が出来て、すばらしくなりました。
今でも単線です。これが悩みどころです。
日進までは、大宮から鉄道博物館の前を複線で疾走しているのですが、そこから先がまだです。せめて、西大宮までは複線になるのかと思っていましたが、まだのようです。
ところで、この写真の中の3両の有蓋車で一番右の大きな有蓋車なのですが、窓が付いています。これは、単なる有蓋車ではないですね。なんなのでしょうか。お教えください。
by 服部光之  (2009-03-29 17:11) 

のり

デフのない9600、「働き者」という感じがして、いいですね。構内を歩く職員さんの服装も、本当に時代を感じます。貨物輸送が華やかだった頃の風景ですね。良き時代の鉄道という感じです。
素敵な写真をありがとうございます。
by のり (2009-03-29 19:19) 

じろっち

私もローソンの機関車を入手しましたよ。
日本海とトワイライトのEF81です。
(それしか無かった)

やはり東京圏で見かける機関車の方が売れるのかなー?

ならば、旅客にこだわらず、桃太郎やブルーサンダーも出そう!

民鉄の特別料金徴収特急を出すのも良いかもなー。
まずは、小田急SEか?
by じろっち (2009-03-29 20:44) 

む〜さん

■ 服部光之様: 私が川越繊維初めて乗ったのは昭和31年のことでした。高校から大学へ進学したあたりで、大宮~高麗川~八王子~橋本~茅ヶ崎と横浜線以外は皆、気動車の時代だったのです。川越線は、その頃も9600でした。八高線はC58とD51、相模線はキハ41500とC11でした。趣味的には素敵な時代でした。
 川越線の沿線の宅地化には目を見張るものがありますね。
 新鶴見の写真にあるワキ1000は戦前のワキ1とともに、小口貨物用の貨車で、車内で走行中に貨物の仕分けなどのため、明かり窓と通風器、そして電灯もあり、貫通扉までありました。この写真の頃は、急行貨物に用いられ、オレンジの帯と「急行便」の文字を覚えています。そんな頃の写真を、本文中に挿入しましたので、ご覧ください。この写真にあるワキ1は古いタイプらしく通風器がありません。
■ のり様: 昭和28年と言えば、日本も戦後から立ち直り、これから大発展の時代に入る頃でした。みんな未来を信じて一生懸命働いていました。写真に小さく写っている操車の職員さんは、制服制帽、脚にはゲートルの凛々しい姿の様ですね。
■ じろっち様: 九州行きブルートレインが消えるタイミングで出したので、特急機関車なのかもしれません。貨物機関車は面白いかもしれません。
 私鉄特急は全国区でなく地方区みたいですが、先頭車だけですね。面白そうだなあ。小田急、東武、西武、京成、名鉄、近鉄、南海・・・・・まだまだ有りそうですね。
by む〜さん (2009-03-29 20:52) 

そうこばん

タンク車ですが、細身のタンクや汚れ具合からみて、
濃硫酸専用のタキ300ではないでしょうか。
だとすると特徴的な台枠からすると、
昭和25年製造の日本鉱業向けのようです。

日本鉱業のロゴは太線の○ですから、
写真のロゴもそう見えなくもない(笑)
ロゴの右には二段で日本鉱業株式会社
(もちろん旧字で)と書かれているように…。

資料によると番号はタキ352~388という番号だそうです。
写真をジッと見ていると、3●4とかに見えてくるぅ~。

あくまで妄想の域を脱しないんですけどね。

by そうこばん (2009-04-01 15:56) 

む〜さん

■ そうこばん様: タキ300は戦前から戦後まで製造が続いた形式だそうですね。台枠や台車も種々あり、ドームの形、有無も色々だそうです。
 たしかに、濃硫酸専用と言うのは肯けますね。突放禁止も・・・。日本鉱業の『蛇の目』も肯けます。
 情報、有難う御座居ました。
by む〜さん (2009-04-01 16:51) 

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