#389:大井川鉄道(1) [お出かけ通信351~400]
この2010年4月4日・日曜日~5日・月曜日の二日間、静岡県の大井川鉄道の千頭駅下車の、とある旅館で、昔馴染みの鉄道趣味仲間の会合があり、出かけてきました。大井川鉄道の本線と、南アルプスあぷとラインに乗ったのは言うまでもありません。二日目の今日は、雨降りでしたが、それでも、楽しい趣味の会でありました。
今回は、予告編というわけで、この「旅」の「移動に使った乗り物」をご覧頂きます。そんなわけで、、今夜は、かなり疲れていますので、説明も無きに等しい、画像を並べただけみたいになりますが、ご容赦頂きたいと存じます。画像の数がかなり多いので、画像サイズを小さくしますので、見難いかもしれません。ご容赦下さい。
■■■ お出かけ通信(389) ■■■
■■■ 大井川鉄道(1) ■■■
私は、大井川鉄道の蒸気機関車牽引の列車撮影はしないつもりだし、夕方までに宿に入ればいいので、時間は充分です。それで、大井川鉄道乗り換えの東海道本線金谷駅三つ手前の「藤枝駅」下車で、藤枝市郷土博物館に立ち寄る事にしました。丁度、「懐かしの軽便」という展覧会を、4月11日までやっているのです。藤枝で「軽便」と言えば、私の好きな「静岡鉄道駿遠線」・・・・これは、立ち寄らねばなりません。
2010年4月4日、早朝に家を出る。
(1) 小田急町田駅のホームに上がったら、やって来たのは本厚木行の各停。(本厚木駅で)
(2) 追いかけて来た小田原行の急行は4000系でありました。(本厚木駅で)
(3) 小田原からは新幹線こだま号で、300系でした。(小田原駅で)
(4) 静岡からは東海道本線の浜松行各停に乗り換える。211系。(静岡駅で)
(5) 藤枝駅からは静鉄ジャストラインの新静岡行きバスで、蓮華寺池公園入口下車。(同バス停で)
(6) バス停からちょっと歩いて蓮華寺池の端にある藤枝市郷土博物館へ。静岡鉄道駿遠線の資料展を見学。大好きな懐かしの駿遠線の写真を中心とした、展覧会でありました。4月11日・・・・・今度の日曜日までです。
(7) 見学を終え、再びバスで藤枝駅に戻る。(蓮華寺池公園入口バス停で)
(9) 藤枝から東海道本線に乗るのですが、やって来たのは金谷駅の一つ手前の島田行。取りあえず乗って島田間で行きます。(島田駅で・・・・すでに方向幕は三島行になっています)
(10) ちょっと待つと、浜松行が来ました。それに乗って金谷駅で下車。(金谷駅で)
(11) タイミングが悪く、やって来たのは次の新金谷どまり。仕方なく乗る事に。(金谷駅で)。元・近鉄南大阪線の16000。
(12) 新金谷駅の待合室で時間をつぶし、次の千頭行に乗ったら、今度も元近鉄の16000でした。こうして、無事に千頭駅に到着したのです。(千頭駅で)
(13) その夜は、駅に近い旅館で、鉄道談義を交わしつつ、楽しい時間を過ごしました。
一夜明けて、2010・平成22年年4月5日は・・・・・嗚呼、何と言う事でしょうか!雨でありました!
とほほ・・・・です。
(14) 井川線は現在「南アルプスあぷとライン」と言うらしいのですが、そのアプト区間の終わる長島ダム駅まで行くことにしました。スマートなディーゼル機関車が推進して、列車は行くのです。先頭車は「クハ」です。(千頭駅で)
(15) アプトいちしろ駅からはラック機関車がディーゼル機関車をつけたまま、一駅のラック区間を推進します。(アプトいちしろ駅で)
(15-A) ラックレールです。国内でお目に掛かるのは碓氷峠以来なので、興奮しちゃったのか、アプト式ラックレールの撮影を忘れました。機関車を写したときに、たまたま写っていた画像のラックレール部分を取り出してみましたが、エントランス部(上の画像)も、レール部分(下の部分)も中途半端です。
(16) 長島ダム駅で下車して千頭行を待つ。やがてやってきた列車。(長島ダム駅で)
ここから、前にラックの補機が一駅だけ付いてアプト区間を下ります。そして、順調に走って千頭に着きました。
(17) 千頭駅からは、元・近鉄の16000で、金谷に向かいます。
(18) 金谷からはJR東海道本線で静岡へ・・・・・。(金谷駅で)
(19) 静岡からは新幹線こだま号で小田原へ・・・・・。(静岡駅で)
(20) 小田原ではタイミングよく特急はこね号のキップがとれ、ラッキーな事にVSEでした。そして、快適に走って、無事に町田駅に帰着しました。(町田駅で)
そんなこんなで、18時ごろに家に帰ってきました。乗った乗り物は、我が家近所のバスも入れると18種になりました。つかれた~。でも、楽しい二日間でありました。
特急みたいな「駆け足記事」ですが、次回から詳しく、この旅の途中で写した写真交えながら、ブログを何回かに分けて書きますので、ご期待下さい。
では、次回に。
大井川鐵道の魅力はSL以外にも古い車両に出会えることでしたが、
最近の古い車両はあまり写欲がわかないせいか
撮影に行くこともなくなってしまいました。
井川線に行ったのは小学生の時だったかな。
by しおつ (2010-04-05 23:10)
む~さん様 津沢です
ごぶさたです。年度末の超多忙から復帰しました。
大井川鉄道、ずいぶんと密度の濃い旅だったようですね。
詳細リポート楽しみです。
小田急4000系、私の通勤ルートでも時々乗る機会があり、座席の形が好きです(疲れません)。
JR東海211系、前面展望良く、運転速度高く、東日本の211系に比べ充実している印象です。
元近鉄16000系、近鉄現役の車含め、車内の様子がいかにも「近鉄特急」という感じです。33パーミル勾配を95km/hで駆け上がる実力の持ち主ですが、大井川鉄道でゆったり走るのも良いですね。
ラック機関車、大井川鉄道の「やる気」を感じます。
by 津沢 (2010-04-05 23:35)
■■ しおつ様:
以前と違って電車は南海・近鉄・京阪の2ドア特急車だけみたいです。20年ほど昔、千頭駅構内には、素性の知れないような古い電車がゾロゾロ居た様な記憶があります。現在は片付いていて、怪しげな車体も無く、さっぱりしています。林鉄の雰囲気のある井川線も機関車・客車の入れ替え・改良もあって、乗るによく、見るに少々・・・・って感じになっています。でも、私は、今回行って、興奮しちゃいました。
電車汽車も良いのですが、沿線の茶畑や大井川の流れ、急斜面の山、流れに掛かる各種の橋、是非行ってみてください。
■■ 津沢様:
お仕事、年度末で大変だったですね。
大井川鉄道の旅、詳細は次号からです。ご期待下さい。
とは、いうものの、あんまり詳しい事をしらぬ、雰囲気的ファンですので、細かいところになるとお手上げです(笑)。
4000は地下鉄乗り入れだけでなく、最近は、小田原や藤沢方面へも、出掛けているので、乗れるチャンスは多くなりましたね。
JR東海の静岡周辺は、211と313なんですが、残念な事に、ロングシート車は、見かけませんでした。
今回私は、近鉄から来たのにしか乗れなかったんですが、遠出しないで、ご近所で、近鉄特急に乗れるなんて、結構な事ですね。
by む〜さん (2010-04-05 23:52)
蓮華寺池のまわりを高校時代はよく走りました。当時は郷土博物館もなく、公園としても整備はまだされていなかったですね。
GWぐらいは藤枝に帰ろうと思いつつ、子どもの用事とかでまた帰れない気もしますが…。
by たらこっち (2010-04-06 00:00)
■■ たらこっち様:
蓮華寺池公園はバックの山と池が良くマッチしていい散策コースと見ました。あそこの池周りを周回する・・・・いい環境ですね。
それにしても、藤枝駅と駅前、そして新開発の南口、・・・・余りの変貌に呆然とするばかりでした。駅から新静岡行きのバスから眺めた道沿いの町は、なんとなく、記憶が残っているような感じでした。何と言っても、前回訪問が2002年でした。
by む〜さん (2010-04-06 08:53)
む〜さん、
こんにちは。
いっぱい乗りましたね!
僕は、駿河徳山駅までしか行った事ありません。
いつかは乗りたいアプトライン。
うらやましいです。
それにしてもおいしそう。
楽しい晩餐だったのでしょうね!
by K♂chan (2010-04-06 11:22)
■■ K♂ochan様:
そうなんですよ、乗りも乗ったり!って感じでした。
駿河徳山と言うと、あと三つで終点の千頭。此処まで行けば『森林鉄道風の井川線』の車輌たちが、かなり居ます。新幹線の利用か、車ですが、どうせなら新幹線+在来線で如何でしょうか?鉄道なら現地までの移動中の睡眠OKですし・・・・。井川線の一番奥まで、日帰り可能です。
ご馳走もさることながら、共通の趣味をもつ仲間たちですから、話の種は尽きません。
by む〜さん (2010-04-06 11:49)
大井川鉄道の終点まで行ったのは、アプト線に改修される前のことで、その後は千頭までしか行ってないのでアプト線はまだ未経験です。
楽しい2日の旅行になりましたね。お疲れ様でした。
by 野良猫次郎 (2010-04-06 13:48)
むーさんも藤枝に行きましたかあ!
静鉄ジャストラインにはパサールカードというプリペイドカードがあるのをご存知ですか?
9:00~16:00だけ使える昼間券(1,000円で1,300円)も有るんですよ。
700系こだまが有る一方で、300系ひかりも有るんですよね。
西の編成ですかね。
by じろっち (2010-04-06 21:29)
大井川鉄道、素敵な電車ですね。懐かしい近鉄南大阪・吉野線用の16000。特急マークがそのまま行先表示になっているのも嬉しい配慮です。アプト式鉄道に乗れるというのもすごいですね。
南海高野線のズームカーも健在のようですね。
by のり (2010-04-06 21:58)
■■ 野良猫次郎様:
私は一度だけ井川まで行っていますので、今回は未乗のアプト区間の上までとしました。いくら雨だったとは言え、ラックレールの写真をちゃんと撮ってこなかったのは、手抜かりでした。いま頃になって大反省しています。
■■ じろっち様:
2002年以来、久しぶりの藤枝でした。JR藤枝駅が、暮れ否橋上駅になっており、ロッテリアが無くなってドトールコーヒーになっていました。
パサールカードは以前、使ったことがありますが、ICカードのルルカは、未使用です。SUICAとの共用は無さそうですね。
■■ のり様:
京阪特急、近鉄特急、さらに南海と、完全関西化されているのには驚きました。オマケに3扉化されたとは言え、近鉄名古屋線の6420まで居るのですよ。もっとも、動いていないようですが。
アプト方式は、日本では唯一のものでしょうね。ラック方式は産業用ではあるようですが、一般の鉄道では此処だけ。瑞西辺りだと、各所にあるようですが・・・・・。ただ、勾配は、90パーミルと、さほどの急勾配ではありません。
by む〜さん (2010-04-07 00:12)
旧友との会合、楽しまれた様で何よりです。
奥井川、桜は未だ早いのでしょうね。
私はこの土日、旧友とのお別れをしてきました。
それだけ齢重ねたってことなんでしょうけど。
む〜さんさんもお身体大切に。
by gop (2010-04-08 08:48)
大井川鉄道と井川線は、一度行って見たい路線です。
しかし、アクセスがちょいと不便で、まだ実現していません。。
大井川鉄道は、近鉄のお古が走っているんですね(^ ^ )
by うたに (2010-04-08 12:25)
■■ gop様:
千頭から先の急傾斜の山の迫った谷あいを行く列車、雨に煙った斜面の木々の中に、桜のあるのが『開いた花の白さで』判るのですが、意外とと本数が多く、負け惜しみでなく、雨の井川線、素晴らしい眺めでした。
お友達との別れの、辛いお気持ちはよく判ります。私も、70を超えて、父の年齢に追いつくところまで来ました。母が早かったので、その分、長く生きたいと思っていますが、こればかりは・・・。
■■ うたに様:
大井川鉄道の本線と井川線は、一日でゆっくり見るのは大変ですね。うたに様が、東京の方と仮定すると、復路が何処かで暗くなるのを覚悟で行けば、若い方ならヘッチャラですよ。私も、20年ほど昔、やりました。充分写真も撮れました。高齢となった今だったら、静岡とか、金谷、千頭、沿線に温泉地もあるし、二日使わないと楽しめません。
近鉄、南海、京阪に手軽に会えて、関西電車に憧れる私には、なんだか、幼い日に特別大付録付き雑誌を買ってもらったみたいな嬉しさもありました。
by む〜さん (2010-04-08 18:01)
藤枝市郷土博物館と市立文学館は建築家大宇根弘司先生の作品です。建築や美術館・博物館に関心をもっているひとならすぐ気づかれると思うのですが、この郷土博物館は東京都美術館や熊本県立美術館を始めとする前川國男の後期作品を連想させるものです。それもそのはずで、大宇根先生は1965年から1982年まで前川事務所に在籍されたかたです。師前川國男と同じく、公共文化施設の設計を多く手がけており、むーさん様のお住まいの近くでは、国際版画美術館と市民文学館ことばらんどが大宇根先生の作品です。
by Tosi (2010-04-08 19:51)
すみません。「手がけており」ではなくて「おられ」でした。
大井川鉄道はある時期小田急SE3000を保有していたといわれていますが、いまはもうないのですね。
by Tosi (2010-04-08 20:30)
■■ Tosi様:
いい事をお教え下さって有難う御座いました。「藤枝市郷土博物館」と、「町田市立版画美術館」、「ことばランド」が親戚関係にあったなんて初めて知りました。調べてみたら、「ひなた村」も同じなんですね。
大井川鉄道に行ったSE車3000の5車体連接車は、乗客数に比して大きすぎ、連接構造も整備に不便だったり、編成の短縮が出来なかったり、で結局、廃車となり解体されたとの事です。
現在、海老名の工場構内に専用の車庫があって5両編成のSE・・・・SSEと呼ばれますが・・・・が、大事に保存されています。
by む〜さん (2010-04-08 21:58)
乗り物オンパレード、楽しそうですね!
元京阪特急にも出会えたのでしょうか?
続編を楽しみに拝見します。
by サットン (2010-04-10 17:27)
■■ サットン様:
京阪3000にも、南海21000にも会えました。京阪はいい写真が撮れず、南海に至っては超遠距離で・・・・・。
アプト区間も雨でしたが充分楽しめました。2003年に旅したスイスの登山鉄道を思い出しました。
by む〜さん (2010-04-10 17:38)