#462:横浜市電保存館 [お出かけ通信451~500]
2010年10月2日・日曜日・・・一昨日のお話です。お友達の、mymeな大家さんと一緒に横浜市磯子区滝頭にある「横浜市電保存館」へ行って来ました。
JR長津田駅で待ち合わせ、横浜線の快速電車205系に乗って横浜駅で下車しました。先ずは、腹ごしらえ! と、言うわけです。
■■■ お出かけ通信(462) ■■■
■■■ 横浜市電保存館 ■■■
横浜駅に着き、とにかくお食事。西口地下街の相鉄側にあった、パスタのお店「TO THE HERBES」。
(1) 私の注文は「明太子カルボナーラ」@980。美味いです、なかなか。
横浜駅東口のバスターミナルまで、結構、距離があります。そこから、滝頭行きのバスに乗りました。
(2) バスは、浜松町から、先日訪れた「久保山の霞橋」をくぐって、黄金町、浦舟町、そして滝頭に着きました。バスの車庫の裏手に回ると、こんな看板と電車の車輪がありました。「ここだ!ここだ!」。
(3) これが入口で、右の柱は、市電の架線柱。これ一本しか残っていないそうです。市電保存館は集合住宅の一階でした。
(4) 私は高齢なので無料。老齢者もたまには良い事もあるようです。パネル展示、市電の資料など色々展示してあります。これは、架線柱の天辺の装飾らしい。色々あるのは、年代によってデザインが違うのでしょう。左端は合図ベル。写真は撮っていませんが、フートゴングもありました。
(5) 1500形。
(6) 10形電動貨車。
(7) 1500とビューゲル。
(8) 一番新しい形式の1600形。今日は花電車です。
(9) 向こうから、1500形、1300形、1100形、1000形。
(10) これは、1000形の車内。台車部分の床が盛り上がっているのですが、写真では分かりづらいですが。
(11) 1000形の室内灯。幼い頃の私には、東急池上線で、この型の室内灯が一番の御馴染みでした。
(12) 単車の500形は大昔の塗装。
(13) 500形のサイドビュー。
(14) 500形の室内。背ずりが板張りだったんだなあと、改めて思う。電灯の形もユニークです。
(15) 1100形。
ご覧のように、集合住宅の一階なので、電車の両サイドが太い柱で、車体の全体を眺めたり、写真撮影には向いて居りません。しかし、これだけの両数の電車を残してくれているというのは、嬉しい事です。東京都も見習って欲しいけれど、もう、手遅れです。
これ以外に、大きな「Oゲージ」と「HOゲージ」に「レイアウト」があります。エンドレスのシンプルなものですが、横浜に縁のある、国鉄(JR)・私鉄の車両たちが、簡単な解説とともに走り回ります。
さて、保存館の見学を終え、帰ることに・・・・・・。桜木町行きのバスに乗り、羽衣町で下車。久しぶりの伊勢佐木町通り。お茶でもということになり、不二家に入りました。
(16) 私はイタリアンショートケーキ@550に紅茶。美味そうでしょう?うん、美味しかったですよ~!ここでも、いろいろ鉄道について語り合いました。
そして、関内駅からE233系電車で桜木町。ここで、横浜線直通の205系電車に乗り換え、長津田で、ご同行いただいたmymeな大家さんは下車され、私は乗り続けて町田に帰って来ました。
今日の、横浜市電保存館見学、鉄道ファンの方との鉄道談義は、約6時間。実に楽しい時間でした。ここのところ鉄道仲間との会話をする機会が無く、いい時間を過ごす事が出来ました。mymeな大家さん、有難う御座いました。
貴重な電車がきちんと屋根の下で保存されているんですね。
大学時代、ここへ行ったような想い出がしてきました。
当時はあまり写真も撮らなかったので、夢と区別がつきません。
by manamana (2010-10-05 06:49)
20年ほど前に行きましたが、付帯展示は充実してきていますね。
基本、1960年代以降のままで展示をしています。1100が戦前のクロスシート仕様に復元されればびっくりしますが。
年一回しか公開しない(しかも休日なので絶対に行けない)大阪市や、展示館を開く資金がない京都市(JRの博物館に只乗りしたいのか)は見習ってほしいものです。
by なにわ (2010-10-05 14:27)
む~さん様 お元気そうでなによりです。
展示されているOゲージ鉄道模型ですが、
これは、吉村栄さんという結構有名なコレクターがご本人遺言により遺族が寄贈されたものだそうです。
この方、確か白楽の方の倉庫の2階で、大型の自作レイアウトで定期的に走行会を開かれていたと思います。当時小学校だった自分も友人の父上に連れて行ってもらった記憶があります。今から30年位まえです。
このOゲージコレクションは、ほとんどが吉村氏が作られたものだと
記憶しております。
贅沢な希望ですが、当時のレイアウト込みで実走可能状態であれば
良いのにな と思います。
by hitomien (2010-10-05 16:28)
東京都電にこういう施設が無いのは、返す返すも残念です。
廃止直語に色々なところに譲渡され、結局朽ち果てて行った都電たちもこうして保存されていればなあ、と思います。
by Cedar (2010-10-05 17:20)
こういったものが保存されているというのは、とても素敵なことですね。往時を知る方には懐かしく、新しい方にもこんな電車が走っていたということを知っていただく機会になります。
大阪市の場合、わりとたくさんの電車が保存されているのですが、なかなか公開の機会がありません(なにわ様のおっしゃるとおり年一度きりです)。大阪・霞町のフェスティバルゲート跡(もと大阪市電霞町分工場跡地)に「交通記念館」を建設する計画もあり、保存車輛をそこで公開すると言う計画だったそうですが、頓挫してしまいました。もし出来ていれば、とても有意義なものになっていたことでしょう。
by のり (2010-10-05 22:49)
こんにちは。
「友達」とおっしゃって頂いて光栄です。
私にとってもあっという間の6時間でした。好きなものの話はつきませんね。見学中むーさんに「もうそろそろ行きましょうか。」と言われなければ中々帰るタイミングがありませんでした。なぜだか帰ろうと言う気にはならなかったんです。何だか電車のそばは落ち着きますね。無機な物のはずなのに生きている様に感じてしまうんです。霊感があるわけで無いのですが、魂を感じると言いますか・・・夜になったら電車同士話をしているような・・・子供のようですが、そんな気がしてなりません。
では、次回は鉄道訪問にお付き合いいただけますよう。
失礼致します。
by mymeな大家 (2010-10-06 00:33)
■■ manamana様:
横浜市バスの滝頭車庫の敷地・・・・旧・市電車庫・・・・内の集合住宅の下の空間に電車が並べてあります。まあ、良くぞ保存してくれていると、感動モノです!
■■ なにわ様:
大阪、京都もそうですが、東京都も頑張って欲しいものです。後世に資料を残すというのも大切な事だと思うのですが。横浜の市電は廃車時の姿ですけれど、これだけでも残してくれただけ有り難い事です。
■■ hitomien様:
あのOゲージのモデルたち、国鉄、私鉄の代表的な電車が硝子ケースにですがちゃんと保存展示されています。それだけでも、一見の価値ありです。横浜市が、ちゃんと遺志を受け止めてくれたのも、エライです。
■■ Cedar様:
ホントに東京都は産業遺産に関して冷たいですね。まあ、それが都民の意思なんでしょう。と、云う事は、日本の人って、産業遺産の継承に関心が無いという事なんでしょうね。残念です。
和製PCCカー5501もかなり痛んで居りますが、なんとか修復・・・可動状態でなく外見だけでも・・・綺麗にして屋根の下に保存展示して欲しいものです。米国のサン・フランシスコでは、PCCカーを全米から集めて、お客さんを乗せているとのこと、見習うべきでしょう。
■■ のり様:
常時展示でなくとも、一応、保管されている大阪市とは大違い、東京都は、もう手遅れなんですが、せめて、PCC5501とか、公園で野ざらし展示されている、都電車両を、屋根の下に移して欲しいものです。体育館みたいなお手軽なものでもいいので、早く屋根の下へ・・・・なんて、思うのです。
■■ mymeな大家様:
昨年行く筈が、新型インフルエンザにビビって中止しようなんて言い出した私。でも、ほんとに怖かった。一年越しの見学会が出来てよかったですね。また、どこかへお出掛けしましょう。東京から100kmクラスになりますが、非電化路線が良いですね。
by む〜さん (2010-10-06 23:49)
■■♪♪ makuzu様:
「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2011-10-02 21:01)