９９２：むーにーさんの鉄道写真アルバム（５終）

　私の兄、むーにーさんが残してくれた作品特集の第五回・最終回です。

　では・・・・・。

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■■■　むーにーさんの鉄道写真アルバム（５終）　■■■

　最終回の二枚は、東急の電車と国鉄・特急かもめです。

（１）たぶん昭和２９年、大岡山駅の貨物ホームに停車中のデワ３０４１です。国鉄のモニだった木造ダブルルーフの荷電です。私の知って居る東急線内の貨物ホームは、菊名駅、田園調布駅、大岡山駅そして渋谷にもありました。バックの鉄骨構造は建設中の東京工業大学の体育館。

（２）これも多分ですが昭和２９年の撮影、国鉄の山陽特急列車かもめ号。牽引機はＣ６２４ですが、撮影場所がはっきりしません。おそらくビール工場のあった西宮あたりと思われます。兄の住んで居たところから近いし。ただ一番手前の線路、架線は無いし、草も生えているので工場引き込み線のように見えます。果たして何処なのでしょう？

　以上で兄の作品はお終いです。

 カメラの写真を二枚、オリンパス３５ⅣとミノルタセミＰ。

　このカメラは兄の愛機だったものですが、高校一年だった昭和２８年から昭和３９年あたりまで、随分お世話になったものです。有難いことです。

（３）昭和２８年から昭和３４年まで使わせてもらっていたオリンパス３５Ⅳですが、この写真の機体はシャタースピードが３００分の１までありますが、実際に使って居たのは、最高速度が２００分の１秒でした。レンズはＣズイコーＦ３．５の４０ｍｍでした。この写真のカメラは、「私の写真機事始めの記念物」として、ネットのお友達に動作しなくなった同形のカメラをカメラ店で探して頂きました。

（４）兄から貰ったミノルタセミＰ。ブローニーフィルムを使うスプリングカメラで、畳むと小さくなって携帯に便利というメリットがありました。シャッター速度は２００分の１秒までで、プロマーＦ３．５の７５ｍｍというレンズが付いて居ます。

　兄が貸してくれたカメラで、随分、鉄道写真を撮らせてもらいました。そして、色々な趣味の指導も受け、１９９９年の定年退職後も充実した日々を送らせてもらって居るのも、ひとえに兄のお蔭と、感謝いたしているのです。

　では、また・・・・・。

　

９９１：むーにーさんの鉄道写真アルバム（４）

　先だって亡くなった私の兄、むーにーさんの作品特集の第四回です。今回は昭和２８年撮影の、国鉄車両を三駒。

　では・・・・・。

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■■■　むーにーさんの鉄道写真アルバム（４）　■■■

　今回は国鉄車両です。

（１）兄はこの写真は昭和２８年８月に信越本線の大屋駅で撮ったと申して居りました。綺麗なＣ５６１２８は、おそらく小海線への有火回送だろうと信州の鉄道に詳しい友人はーさんから教えて頂きました。ひょっとしたら、この時、小海線にお召列車が・・・の可能性もあるかも・・・とも。

（２）これも昭和２８年の撮影で大阪駅のＣ５７が牽引する急行いずも。ヘッドマークを付けて居ります。

（３）併走する客車列車から撮って居ます。撮影は昭和２８年と思われます。私の想像では、東海道本線・尼崎駅～大阪駅間ではないかと思いますが確証はなく、単に私の想像です。電車はクモハ５１でしょうか？クモハ５４でしょうか？京都行きの普通電車です。下り貨物のＤ５１が丁度良いところに入ってくれています。

　では、今回はこれで終わりと致します。次回でこのシリーズは終わりとなります。

　では、また！！！！！

９９０：むーにーさんの鉄道写真アルバム（３）

　むーにーさんが撮影した作品の特集第三回です。今回は昭和２９年撮影の、箱根登山鉄道。むーにーさんは、風祭駅と小田原駅で撮って居ます。　

　では・・・・・。

■■■　お出かけ通信（９９０）　■■■

■■■　むーにーさんの鉄道写真アルバム（３）　■■■

　箱根登山鉄道の風祭駅近くに母の女学生時代の友人が住んで居りましたので、兄も私も、母に付いて遊びに行ったものです。たぶんその時、風祭駅、小田原駅で撮影したのでしょう。

（１）１０７です。去年の夏ごろまで走って居りました。撮影場所は風祭駅。

（２）これも風祭駅。１０９は木造車でした。鋼体化後、つい先ごろ廃車。写真の右端をご覧下さい、現役らしい水車小屋が見えて居ます。

（３）水車小屋部分を拡大してみました。線路をよく見ると踏切らしきものも見えますね。

（４）後年、２０１０年・平成２２年６月に風祭駅で撮影した、（３）の踏切名標識。水車小屋は消えても名は残って居ました。現在如何なって居るか見に行きたい気もします。

（５）小田原駅の１１０です。これも木造車で、鋼体化後、２０１７年には廃車になって居ます。

（６）箱根登山に乗り入れてきた小田急の急行。クハ１４５０形クハ１４６５かな・・・電動車は多分、デハ１４００×２でしょう。

　これで、箱根登山の画像はお終いです。

　では、また！！！！！！近日中に。

９８９：むーにーさんの鉄道写真アルバム（２）

　むーにーさんが撮影した作品の特集第二回です。今回は昭和３０年撮影のもので、その前年、昭和２９年９月１５日に、阪神間ノンストップ２５分を掲げて六甲颪に颯爽とデビューした阪神電車の最新電車３０１１形。　

　では・・・・・。

■■■　お出かけ通信（９８９）　■■■

■■■　むーにーさんの鉄道写真アルバム（２）　■■■

　新特急が走りだした阪神電車、兄はカメラを持ってお出掛けしたようです。

（１）３０５１を先頭にオールＭの三連。肝心の撮影場所が分りません。打出辺りでしょうか・・・・？

（２）同じ場所と思われますが、

（３）打出～香枦園あたりでしょうか、田圃と古い家並み、六甲の山なみ。

（４）これは香枦園駅付近の様です。渡れない立派な橋、洗濯もの。

　兄から送られてきたノンストップ特急の記念乗車券を大事に保管して居りました。乗車券部分は切り離されて居りますが・・・・。

（５）表面

（６）裏面：通勤時間帯を外して居るようで、２０分ヘッド。

　以上です。３０１１の特急は昭和３０年代に一回乗って居ります。クロスシートで素敵でしたが、エアコンは無く暑かった記憶。デビュー当時の雑誌には冷風装置付きとあったのですが、送風装置だったようです。

では、今回はこれで。また、次回に！！！！

９８８：むーにーさんの鉄道写真アルバム（１）

　

　私、「むーさん」は２人兄弟の弟で、そのたった一人の兄、「むーにーさん」が先月末２９日に亡くなりました。９０歳でした。

　一昨年、私の脊柱管狭窄手術で入院したころ、脳梗塞で入院、未だコロナが盛んになる前でしたので、入院先の病院まで、私自身の手術後のリハビリもかねて電車や車で見舞いに行って居りました。その後、高齢者介護施設に入って療養中でしたが、昨年夏以来にコロナ禍で見舞いにも行けなくなりました。ここへ来て、病状が段々悪い状態になり、再び病院に転院し治療を行って居りましたが、好転せず、向こう側の世界に行ってしまいました。悲しい事です。

　こんな世情ですので、お見舞いにも行けず、お葬式にも出られず、兄の子供たちだけで、６月６日に墓地に納骨いたしたとの事です。コロナが明けましたらお墓参りに行こうと思って居ります。

　兄は私よりも７歳年上でしたが、色々な趣味を持って居り、それを見習って私もやってという感じでした。鉄道、旅行、鉄道模型、ラジオ、オーディオ、カメラ、自家現像引き伸ばし、自転車・・・・と限りがありません。そんな訳で私も鉄道ファン＆多趣味人になり、兄のカメラ・・・・オリンパス３５、ミノルタセミＰを借り、ぼつぼつ写して居りました。これれが昭和２８年のころです。

　で、昭和２９年、兵庫県西宮市に住んで居た兄に、「関西の電車は素晴らしい。見に来いよ」と言われ、高校２年の夏休み、ほぼ１０日間、兄の家に居候。関西の電車めぐりを毎日やって居ました。これで、鉄道趣味に本格的に熱中することになったのです。

　そんな訳で、兄にはいろいろ教えてもらったり、お世話になったりしましたので、まるっきり頭が上がりません。私が沢山の趣味を持ち、定年後の人生も、明るく過ごせて居るのは、全くのところ兄のお蔭です。

　私も８３歳、どう見ても兄の記録は書き代えられないでしょうが、落ち込んで居ては兄に申し訳ないと思いますので、出来る限り頑張ろうと思うのです。

　兄の写した写真は散逸してしまいましたが、たまたま１６駒ほど手元に電子データの形で残って居ります。すでに、当ブログで発表して居りますが、追悼の意味で、画像編集もやりなおし再び何回かに分けて、ブログで公開しようと思います。

　では・・・・・。

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■■■　むーにーさんの鉄道写真アルバム（１）　■■■

　撮影のシチュエーションは良く分りませんのでお許しください。三枚とも１９５５年・昭和３０年の撮影です。

（１）大阪駅に到着せんとする各等特別急行つばめ。牽引機はＣ６２１８。

（２）（１）の展望車マイテ３９。私は、この頃のチョコレート色に白い帯が似合うと思うのです。

（３）同じ日かどうかは分かりませんが矢張り１９５５年・昭和３０年、大阪駅に於ける「特急はと」を牽引するＣ６２２９です。

　今回はこれにて。ではまた次号に！！！