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立体写真 [雑談(1)]

 わ~っ!書くことが無い。更新前日の昨日、悩んじゃいました。で、今日は、かなり脱線のお話です。

 立体写真ってのがありますね。二枚の写真を専用のビューワーで覗くと、被写体が立体で見えるものです。写真の歴史を見ると、ずいぶん大昔からあるらしいことが書いてあります。

 私が、この立体写真に遭遇したのは、中学校の頃でした。雑誌の付録なんかで、赤と青のセロファン付きのめがねで、絵や写真を覗くと、立体的に見え、びっくりしたものです。青鉛筆と赤鉛筆とで、白紙にめがねで覗きつつ、図形を書いてみても自作は出来ませんでした。このあたりは『器用さ』の問題かもしれませんが。
 学校の帰り道、家の近くの写真屋さんのウインドウに、『これは何でしょうか?』との張り紙。ガラスの向こうに、なにやら覗き物件がある。二つの覗き穴に目を近づけて、大驚愕。10代なかばの私には物凄い衝撃。なんと、真っ裸のお姉さんが座って『立体的に』微笑んでいるのです。思わずあたりを見まわしてしまいましたね。見てはいけないと思われたのですが、でも、見たくって、その後、何回もそのお店の前を通ったものです。今考えれば、なんとほほえましい事でしょう。
 その後、大人になってゆき、見世物的な青と赤や、偏光板のメガネをかけたり、色々な3D立体映画がありましたっけ・・・・・。
 立体写真の撮影は、カメラが2台要るし(位置をずらせて2度撮る方式もありますが)、面倒なものです。ビューワーなしで見るやり方もありますが、見る側にちょっとしたコツと言うか、があって見にくいものです。そして、すっかり忘れておりました。

 あれは、1985年と言いますから昭和の60年ですか、それでも今から20年も昔、旭光学のカタログでアサヒペンタックスのアクセサリで、ステレオ写真のアダプターがあることを知りました。カメラのレンズの前にとり付け、一発で撮れるのです。しかも、出来たスライドを覗くビューワーとセットで、たしか8千円台で入手可能。調べてみると、口径調整のアダプターを買えば私の一眼レフカメラ、ミノルタSR-1のロッコールF1.8、55ミリにも付けられます。ためらうことなく買いました。
 それで、その1985年の夏、夏休み、小学生の次男とともに、京都、奈良を旅しましたが、その時に持っていったものです。立体写真で撮らねばならない被写体って意外と少なかったです。その後、何本か撮りましたが、あまりのめり込まず、そのまま、興味を失って行きました。

 ブログに出そうと、昔のスライドをひっくり返して居ましたら、件のスライドが出てきました。ブログに上げて、『果たして立体視』出来るかどうか判りませんが、ご覧になって、『立体視出来るかどうか』お試しになってみてください。

 サンプル写真は小田急特急ロマンスカー、私の一番好きだった、デハ3100系、NSE車です。場所は鶴川~玉川学園前間。いまでも、私のお立ち台です。1985年の夏の事です。

(1) これがオリジナルのスライドです。一齣に、二つの画像が入っています。周辺光量の不足が目立ちます。

 で、裸眼でステレオ視するには、『平行法』と『交叉法』がありますが、下の二つの画像は、左右を入れ替えたのと、入れ替えないのと作ってみました。こう言う時のフォトショップは便利なソフトだと思います。

(2) これは、左右を入れ替えてます。交叉法でみると良い筈ですが、逆かもしれません。

(3) 左右入れ替えないもので、こっちは平行法で見れるはずです。



如何だったでしょうか?

 今日は、ここまでです。では、次回!


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コメント 7

kenta-ok

立体的に見えました。これは、素晴らしい。
by kenta-ok (2006-10-14 09:09) 

no

こんにちは。

このアダプター、覚えています。
私のカメラのアクセサリーカタログに載っていました。
けっこう高かったのですよね。欲しいのに買えませんでした。
by no (2006-10-14 16:47) 

quatre-l

立体に見えますねぇ、スゴイです。

立体映画もありました。やはりメガネをかけて見るんですが、確かに飛び出して見えた。
「仮面の忍者 赤影」の劇場版でした。

その後、万博のお土産で買ってきた立体ビューワ。各パビリオンが立体に見えるフィルムが二本付いています。
箱もそろっているので、お宝鑑定団に出せるかも?

最近の科学万博かなんかでも飛び出す映画があったように思います。

むーさんって、いろいろな隠し球をお持ちですね~。
by quatre-l (2006-10-14 19:00) 

む〜さん

◆早速のコメント、有難う御座います。皆様、『交叉法』それとも『平行法』どちらでご覧になられましたでしょうか?お教え下さると嬉しいのですが・・・・。
by む〜さん (2006-10-14 20:47) 

quatre-l

私は、いろいろな立体画像を見るとき、いつも「寄り目」状態にして画像に近づく方法をとりますが、これはどちらなんでしょう?

自宅のトイレの壁紙がエンボス状なんですが、同じ方法で多少立体に見えます。これって、眼球の体操になって良いらしいと聞いたのですが、本当でしょうかね?
by quatre-l (2006-10-15 08:08) 

む〜さん

◆『寄り目』状態、つまり右目で左の画像、左目で右の画像を見るのが『交叉法』というらしいです。私は、こちらが見やすいし、右は右・左は左の『平行法』は如何しても駄目です。真中に指を立て、それを見てから意識を画面に飛ばすと、わりと簡単に二つの画像の真中に立体像が浮かびますね。
◆トイレのお話。『うん、そうそう!!』と思います。会社のトイレのタイルの目地を、この方法で見ながら、『小』を実行。目地のメッシュが浮かび上がり、不思議な感覚でした。会社の同僚に話したら、ウケましたっけ。十年も前のお話です。連続した模様の中に形を浮き上がらせる立体視の本が話題になった頃のお話です。あの立体視も人によっては如何しても見えないとの話ですが、私には簡単に見えます。最近、また書店店頭に、そのような本が、頭脳活性化の効果を前面に押し出して並んでいます。でも、私は遊びでやる範疇ではないかと思います。遊びとすれば実に楽しいです。
by む〜さん (2006-10-15 08:56) 

ヒロクン

いつもあきないいろいろな話題をブログに後悔されていて今回は立体写真でこれは素晴らしいですね。
立体に見るには多少工夫が要りましたが一定の距離で目を鼻のほうに寄せるとたしかに小田急ロマンスカート周囲の景色が奥行きが感じられました。
僕も以前カメラの位置を少しずらして写真とって帰り見ましたが失敗しました。
どれくらい2枚の社員をずらすのが難しいです。
by ヒロクン (2006-10-18 18:45) 

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