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#451:伊豆箱根・大雄山線(後編) [お出かけ通信451~500]

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pen-para.gif さて、2010年9月6日・月曜日伊豆箱根鉄道・大雄山線の終点、大雄山駅まで、46年ぶりに全線乗車して来ました。
 今回はその後編。大雄山駅から帰り道の事を書きます。

■■■ お出かけ通信(451) ■■■

■■■ 伊豆箱根鉄道・大雄山線(後編) ■■■

pencil-green.gif ・・・・・さて、そういう訳で、和田河原駅を出た電車は、富士フィルム前を過ぎ、ゆるい上り坂を登ってゆきます。なんたって46年、46年ですよ。1964年・昭和39年、東京オリンピックの年の3月20日金曜日春分の日の、あの懐かしい眺めが、目前に広がる・・・・・わけがありません。

(1) 1964年3月20日 金時山ほか、足柄の山々をバックに広がる大雄山駅の構内・・・・・・・・・・・
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(2) 2010年9月6日12:09 配線はほぼ同じながら、圧倒的な大ビルに囲まれた現代の大雄山駅!山頂部は一応見えてはいる金時山ほかの山々、そして二本の木(おそらく桜)は、無くなっているようです。
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(3) 左の四角い二階建ては新しい様ですが駅本屋の三角屋根、ホームの上屋の奥の部分(手前部分はその後の増築)、どうやら1964年当時と同じらしい。真っ正面の車止めの向こう、架線柱に付けられた「天狗せんべい」の広告看板が、見えますが、これも1964年当時、ここにありました。正面の「ピアゴ」はショッピングセンターみたいですが、中味の確認もして居りません。そのくらい暑くって、私の好奇心もしぼんでおりました。
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(4) 「天狗せんべい」の看板と構内1964年3月20日の眺め。駅員さんのポーズは列車の見送りのようです。
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(5) 12:11 現代の「天狗せんべい」の看板は1964年当時とほぼ同じですが、微妙に違いますね。電話番号は同じです。
 大雄山の天狗さまに因んだお煎餅は、この「天狗せんべい」のほか、「天狗葉扇煎餅」(駅売店に有った)、「天狗煎餅」があるようです。
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(6) 12:13 駅前広場の向こうから見たビルに囲まれた大雄山駅の本屋。この姿、たぶん46年前と同じと見ましたが、金太郎さんとお友達は居なかったような気がします。
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(7) 駅前広場に向けて車庫の裏が開いて居ります。そこに、コデ165なる事業用電車が居ました。車体は相鉄由来のものらしいのですが、ネットで見てみても、やたらと経歴が複雑で、途中で投げてしまいました。現在は電気機関車代用らしいです。
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(8) 12:16 余りの暑さに負けて、大雄山最乗寺詣でも、あっさり諦め早く冷房完備(最近見かけない表現ですね!)の電車内に戻りたくて、ホームに入りました。
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(9) 12:20 ホーム先端で電車(先頭はクモハ5001)の到着を写す。
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(10) 12:09 左はクハ5501+モハ5002+クモハ5001。車庫の中に居るのはクハ5503以下の3連らしい。
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coffee_becks.gif ・・・・で、クハ5501に乗った私は、ぼんやりと窓の景色を愛でつつ、小田原駅に戻ってきました。もう、13時です。お腹も空いてるし、何か食べましょう・・・・と。

(11) そうそう、ここだ!!・・・・・以前、ぽんたさんのブログで紹介されていた、小田原駅構内のBeck's Coffee Shopに入りました。そして、「ニース風サラダプレート」に「アメリカン珈琲」のセット(690円)を注文。この小田原提灯の見える席も丁度空いておりましたので、さあ、お食事です!
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(12) これが、ニース風サラダプレート+珈琲海老にチキン?ペンネにオリーブ、レタスにトマト、ゆで卵等々、トーストにマンゴーのデザートまで付いています。量は若い方にはどうかと思いますが、私には充分。
 実にさっぱりして、美味しく、まさに「うまうま」でした。ぽんたさん、ありがとう!
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pencil-green.gif 食事も済んで、後は帰るだけ・・・・・・・

(13) 小田急の券売機のそばでこんな広告が私を呼んでいます。時刻表を見ると、直ぐにEXEの、一寸待てばHiSEの特急があります。一瞬、ぐらりと来ましたが、気を取り直して、「快速急行」で帰る事にしました。間違いなく座れるし、時間もたいして変わらないし・・・・でも、あのロマンスカーのシートから見る車窓風景は、違うんだなあ!
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pencil-green.gif 快速急行は1000×4+3000×6でした。私は3000の、硬い椅子に掛けて、居眠りしたり、ぼんやり景色を眺めたりしながら、戻ってきました。相模大野で何故か衝動的に下車して、時間もあるし、小田急を眺めて帰りましょう・・・・って訳。 

(14) 14:42 そして、何と言う幸運。オリジナルカラーのLSE7000:はこね29号が来たのです。感激で手が震えたんでしょうか・・・・ちょっとブレました。(笑)
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coffee_becks.gif ま、そんなこんなで、無事に町田まで帰ってきました。小田急デパートの8階にある本屋さんで、鉄道雑誌のチェックをしたあと、16時ごろのご帰宅となりました。

 では、また次回!!!!


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quatre-l

1964年の写真を現在の上信電鉄下仁田駅かと勘違いしました。
伊豆箱根鉄道は未乗路線です。ぜひ乗ってみたいです。

時間の流れで仕方ありませんが、こうして景色は変わってしまうんですね。桜の樹はどこかに移転させてあることを願いますね。
by quatre-l (2010-09-09 08:30) 

む〜さん

■■ quatre-l様:
 そういえば、上信の下仁田駅、雰囲気似てますね。
 大雄山線は万難を排して乗りに行くべきとは言いませんけれど、片道20分そこそこ、運転間隔12分ですので、ついでが有ったら乗ってみてください。住宅の中を行く場面も多いのですが、カーブが多く、微妙なアップダウンがあり、いい味わいがあります。
 駅と桜の木・・・・昔から切り離せない感じですね。
by む〜さん (2010-09-09 09:30) 

micchama

こんにちは、昨日の台風はいかがでしたか。東京南部、神奈川県西部はだいぶ被害がでたようです。お見舞い申し上げます。
MU3のサイトを訪問し始めてもう10年ぐらいになりましょうか。
おで通がもう450通とは驚きです。
ここに掲載された写真が雑誌に掲載されたり、その実力は半端ではないことと申し上げます。
また、時々の企画テーマがすばらしいなあといつもうらやましく拝見しています。
鉄道を愛する心は私もMU3に負けないつもりです。
今後もよろしくお願いします。
by micchama (2010-09-09 11:01) 

大番鉄道

私が大雄山に行ったのは1990年ただ一回だけでした。当時から実働車両は5000系が主で旧型車は側線でお休みしていたようです。
ネガを引っ張り出して見て、大雄山の駅舎そのものは今と変わりませんが、驚いたのはJR小田原駅がそれと大して規模が変わらないような三角屋根のささやかな駅舎だったことです。空も広いし僅か20年前の事とはとても信じられない風景です。(そのうち写真をmixiにアップします)。
by 大番鉄道 (2010-09-09 17:29) 

む〜さん

■■ micchama様:
 そうなんですよ!あっという間の4年と3ヶ月でした。何時もコメントを有難う御座います。コメントを頂くとめっちゃ元気が出ます。
 町田市の我が家と我が家の周辺に台風の影響は見られませんでした。しかし、神奈川県の西丹沢から酒匂川流域には大きな被害が出ました。東京の都心でも下水がキャパシティを越えたり大変だったようです。このごろ、ちょっと「想定外」が多いですね。自然を舐めていたのかも知れません。
 ホームページを初めて10年を越え、SNSにも手を出し、ブログも4年以上、そして、最近、ツイッターも始めてみました。ツイッターは、まだまだ、右も左も判らん状態です。
 今後とも、ご愛顧の程、お願い致します。
■■ 大番鉄道様:
 1990年にはカルダン化は、ほぼ済んでいたんですね。いつも横目で見ながら小田原駅を通過してましたので、2006年5月に、穴部~小田原間を乗りました。乗るのは、それ以来です。
 それにしても、ビルの谷間に、46年前に見た大雄山駅駅舎がちゃんと残っていたのは、感激致しました。
 大番鉄道様の写真作品をSNS/mixiでしか見ることが出来ないのは惜しいと思うのですが・・・・・。
by む〜さん (2010-09-09 21:33) 

manamana

(1)を見ると、遠くへ来たなぁという気分になりますが、
(2)だと、普通の街の電車の駅ですね。
全国が画一的になっておもしろみが無いです。
ちなみにビアゴは、元ユニーのお店です。
by manamana (2010-09-09 21:58) 

津沢

む~さん様、こんばんは、津沢です

「天狗せんべい」の看板,写真(4)(5)でほとんど同じですが、46年前のほうが情報量が少なくてスッキリしていると思いました。
(4)の右端にいる切妻の電車が、木造車の20形でしょうか。

> 余りの暑さに負けて、大雄山最乗寺詣でも、あっさり諦め...
無理なさらないところが、長続きの秘訣ですね。
今回エントリで最も気に入った一節です。。
by 津沢 (2010-09-09 23:04) 

む〜さん

■■ manamana様:
 ほんとに、日本全国統一フォーマットみたいでつまんないですね。
 ピアゴは元・ユニーなんですね。ユニーといえば、地元、横浜線の成瀬駅前にあったけれど、いまはなくなっちゃったみたいです。
■■ 津沢様:
 この看板のお店で「天狗せんべい」を買って見たかったけど、暑いので探すのも面倒、駅売店を見たら、違うお店のを置いてましたので、パスしてしまいました。「電・一五六」ってのが長閑で良いですね。
 (4)の右端の電車はモハ30形モハ32です。無蓋車の向こうの電車がモハ30形モハ34・・・・何れも木造車です。この頃、モハ20形でお客さんを運んでいたのも居ました。
 諦めちゃったのは、まあ、意気地なしなんですね。でも、充分、高齢なんだし、無理は禁物というわけです。涼しくなったら、また来れば良いやと思いました。其のときは五百羅漢も視野に入れるつもりです。
by む〜さん (2010-09-09 23:31) 

Cedar

大雄山の駅はホントに昔と変わっていませんね。線路配置もごく一部を除いてほぼ昔のままのようで、なんだか嬉しくなってしまいました。ビルに埋もれたような三角屋根の駅舎はちょっとカワイそうな気もしますが・・拙ブログも最新記事は大雄山線です。
by Cedar (2010-09-10 00:36) 

む〜さん

■■ Cedar様:
 大雄山の駅舎とホーム上屋、車庫、構内・・・・現代の風景の中に、小ぢんまり置かれた『ジオラマ』・・・・て言うんですね。私は、ついつい、『レイアウト』とか『シーナリィ』と言ってしまいます・・・・みたいに見えます。もうこの駅は博物館状態、『気が付いたら無くなって』いても不思議ではありませんね。足しげく通わなくてはならないんでしょうが・・・・・中々、行けません。

 Cedar様のブログ、拝見しました。丹念に撮っておられて感服です。昭和48年・1973年といえば、37年昔、駅舎も構内もいまと『ほぼ同じ』ですね。信号機も色灯式だし・・・・電車はかなり違いますが。
by む〜さん (2010-09-10 06:04) 

京葉帝都

三角屋根の駅舎と古いホームの屋根には和みます。
大雄山線は旧型車と5000系の両方の時代に乗車しました。
ゴテ165も見ました。
路線のイメージは金沢~内灘の北陸鉄道浅野川線をひとまわり大きくした感じです。
ローカル鉄道の行き止まりの終着駅にショッピングビルがある例として私が見た限りでは十和田観光電鉄、北条鉄道がありました。
by 京葉帝都 (2010-09-10 14:02) 

む〜さん

■■ 京葉帝都様:
 この三角屋根の駅本屋・・・・残って居ること自体が奇跡ですね。見ていると心が和みます。
 何と無く流鉄も、こんな感じだなあと思いました。
by む〜さん (2010-09-10 20:26) 

うたに

quatre-l さん同様、「1964年の写真は、この間行って来た上信電鉄下仁田駅では!!」と思ってしまう情景にびっくり!
とんがった山といい、線路が分岐してそれぞれが行き止まりになる様子と言い・・・ホント驚きました。

なお下仁田へ行ったときの様子は、↓こんな感じでした。
http://utanilog.blog.so-net.ne.jp/2010-07-30
by うたに (2010-09-10 21:58) 

む〜さん

■■ うたに様:
 上信のブログ拝見しました。下仁田駅とバックの山々、言われてみれば大雄山と共通項が多いですね。そういえば、上信電車は富岡までしか行ってません。終点の下仁田は、一寸手前の南蛇井駅とともに車で行きました。
by む〜さん (2010-09-10 22:08) 

ぽんた

足柄の山々をバックにする大雄山駅が素晴らしいですね。
今はビルが建っちゃって、雄大な風景が残念な事になってますね。
小田原提灯とともにお食事をなさったようですね。
おお~あそこのお席にご着席ですね。
これからは「師匠のお席」と呼ばせていただき
愛用(笑)させていただきます!
旧塗装様までGETなさって、さすが師匠!
by ぽんた (2010-09-13 20:36) 

む〜さん

■■ ぽんた様:
 大きな都市から郊外へ伸びる私鉄・・・・沿線に住宅が増えるのは電鉄会社にとって良い事でしょうが、ひなびた景色が消えるのは旅人にとっては困った事ですね。ま、それが人の世の流れだし、仕方がないことなんでしょう。そういう訳で、大雄山駅の『駅前観光』は出来なくなりました。よって、次回訪問は大雄山最乗寺です。バスは一時間に2~3本あるし、気楽に行けそうです。五百羅漢もあわせて、涼しくなったら行くつもりです。
 Beck'sさんは、何時も、オシャレで美味しい食を提供してくれますね。4ドアロングシートの通勤型の小田急で、小田原まで行って、改札を出て、この小田原提灯を見ると、もう、旅の雰囲気に浸れます。流石は国際観光地ハコネの入口です。
by む〜さん (2010-09-13 20:55) 

agario unblocked

ですよ。1964年・昭和39年、東京オリンピックの年の3月20日金曜日春分の日の、あの懐かしい眺めが、目前に広がる・・・・・わけがありません。
by agario unblocked (2023-08-13 22:54) 

Filminadresi

“Its only after we have lost everything that we are free to do anything.” - Fight Club .
by Filminadresi (2023-12-01 19:44) 

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