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準備不足で・・・・・箱根登山鉄道 [小田急・江ノ電・箱根登山]

■ 『広島岡山大阪:2000年:岡山編』を予定しているのですが、少々、準備不足です。・・・・・で、今回は一回お休みにして、それでは何ですから、手近なところで、箱根登山鉄道。少々、そして、かなり前のお話です。

■ 今週の頭に友人たちが箱根に行きまして『箱根登山鉄道小田原駅ホーム』は架線・線路健在のままだと教えてくれました。昨年の3月だったかに、朝夕のみ小田原まで来ていた箱根登山電車は、ついに終日、小田原まで来なくなっているのです。私のガキの頃から小田原と言えば、箱根登山と大雄山ですから、寂しい想いです。


 さて、2000年(平成12年)2月27日のことです。湯河原で鉄道仲間たちの会合があって、そこへ向う途中、13時過ぎのことです。まだ昼間でも小田原に来ていた箱根登山電車を覗いて行きました。

(1) 登山電車のホームの先端で、電車を待つ。1435ミリ軌間、1067ミリ軌間の線路が輻輳して賑やかな眺めです。

(2) やがて電車が入ってきました。先頭は、何かの記念の復元塗装と聞いたグリーン塗装の109、パンタを降ろしています。

(3) 到着した電車はお客さんを降ろし、替わってかなりのお客さんが乗りこみます。なんとなく、湯治場行きの電車って雰囲気を感じました。102です。羊のイラストは何だったのでしょう?その場で、車体サイドを良く見ておけば良かったのですが、2000年は辰年で、未年は2003年なので、今になっては良く解らない。

(4) 102の連結器は小型の密着連結器。連結器の下には急カーブでのフランジ磨耗予防に撒く水のタンク。右側には水補給の為のホースが見えます。

(5) もう一度109。左側を小田原止まりの小田急4000系4260が引き上げ線に向います。6年後、小田急デハ4000系は引退し、やがてデビューの新しい通勤電車に4000代のナンバーが使われ、箱根登山電車はここに停車することも無くなりました。有為転変なんてコトバも浮かんでまいります。

(6) タンクに水を補給する為のホース。


(7) 湯河原温泉で行われた鉄道仲間たちとの会合で一泊。明けて2000年2月28日、私は帰り道に、もう一度、箱根登山のホームを見に行きました。
 109がもう一両のグリーン塗装車とともに来ていました。じつは、私は往時の、このカラーの記憶がありません。見ている筈なのですが、完全に忘れております。

 この時の画像はこれでお仕舞い。例によって130万画素カメラなので鮮鋭さに欠けますね。


■ ついでと言ってはなんですが、もっと大昔の画像。1954年12月、私が高校の2年生の時です。兄の35ミリレンズシャターカメラ『オリンパス35-Ⅳ』をもって、小田原・箱根に行っています。その時の箱根登山電車。これを写した『少年む~さん』は、いまや満70歳まで後一年の爺です。まるで、去年の出来事みたいですね。

(8) 強羅駅の114(左)と115(右)。思えば、この車体のスタイルは、未だ健在。釣り掛けの電制音をトンネルに響かせている筈です。

(9) これも強羅。駅のそばの踏切脇にあった観光ホテル。小学校の修学旅行が箱根で、このホテルに泊まりました。その夜、小学6年生の私は、ホテルお窓から、向こうの方に消えて行く電車の灯りを眺めていました。いまでは、この建物はありません。電車は115です。左側の樹の陰になって強羅駅があります。


■ 今日のブログはこれでお仕舞いです。また、次回!!!今度は、岡山のお話になる筈です。多分、明日10日(土)、ひょっとして11日(日)になる可能性も無いではないのですが、ご容赦下さい。


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コメント 12

no

こんにちは。
いまは小田原まで来ないのですか、登山電車!
知りませんでした。たいへん寂しいことですね。
でも三線軌道は残っているのですよね?
小田原駅、賑やかで良い雰囲気だったのですけどねえ。
この緑色って、旧型電車に実によく似合いますよね。
国電の茶色に対する私鉄の緑系という印象がなぜだか残っています。
でも、こんな素敵な緑の電車は見たこと無かったのですけどねえ。
by no (2007-02-09 11:38) 

む〜さん

■ no様: そうなんですよ。惜しいことに、昨年の3月18日以降、小田原~箱根湯本間は完全に小田急の車両で運転されています。線路そのものは、未だ箱根登山のものではなかろうかと思いますが・・・・。
 有名な三線区間も箱根湯本と、工場・車庫のある入生田間を残し、小田原~入生田間は、撤去されたみたいですが、確認はしていません。小田原駅のホームと、その部分のレールは現在も有るとの事。

 箱根登山の緑は記憶は有りませんが、私の記憶に有る『私鉄の緑』は『もっと濃い緑色』でして『東急、京王帝都、名鉄、近鉄、南海』の旧型車両は絶対にこの色で無いと気分が出ません。旧型釣り掛け車両の『東急:草色』『京王:草色』『名鉄:スカーレット』『近鉄:濃い赤』・・・・南海は如何だったでしょうか。明るい色とか、赤系はノーシル・ノーヘッダー、張り上げ屋根でないと似合わない気もします。
by む〜さん (2007-02-09 13:35) 

秦野の里から

む~さん、こんにちは。
いつも意見しています「ふるどん。」です。
ひつじの件ですが箱根湯本~強羅間の開通80周年記念と同じく彫刻の森30周年記念と言うことで102+101「カモミール号」だと思います。
緑色の塗装はなにかの70周年記念のようですが分りません。
by 秦野の里から (2007-02-09 17:09) 

秦野の里から

すみません誤記訂正させてください。
いつも意見しています~誤記です
→いつも拝見しています
緑色の塗装は開業110周年記念のようです。
書き間違いすみませんでした。。。
by 秦野の里から (2007-02-09 18:13) 

む〜さん

■ 秦野の里様: 塗装情報感謝です。
(1)羊の電車は、そういう記念塗装だったんですね。
(2)グリーンの方は、1888年小田原馬車鉄道設立、1900年全線電化だとの事。その為のグリーン塗装は納得ですね。
by む〜さん (2007-02-09 21:43) 

モリタ

確証はないですが羊はフジテレビのキャラクター「ストレイシープ・ポー」のようです。黒い方はメリーというらしいです。
小田原にStray Sheep Cafeというのが2000年9月にオープンしてるのでその絡みかもしれませんね。
ちょうど2000年頃にはそのキャラクターも盛り上がっていた頃ですね。
ふと昔、深夜枠の番組間の短い動画を見たのを思い出して調べてみました。
あまり鉄道関係ではなくてすみません。

それにしても緑の車体が良いですね。
あのヘッドライトにグリーンが良く似合う。
by モリタ (2007-02-09 22:03) 

manamana

グリーンの塗装は、関東の私鉄そのものですね。赤いイメージしかなかったけれど、グリーンの方が断然似合う!昔の井の頭線とか池上線とかを思い出して懐かしい。

あと、正面の窓にサンがあって、開け閉めできる電車、大好きです。京阪は結構最近までそういう電車を作っていましたので大大好きです。
by manamana (2007-02-09 22:11) 

む〜さん

■ モリタ様: STRAY SHEEPの公式HP覗いてみました。まさにこのお顔です。可愛いね。カモミールの花が好きな天然ボケの羊くんだそうですね。このあたり、秦野の里/ふるどん様のお話とも一致します。フジTVと来れば彫刻の森につながりますね。
グリーン、ウインドウヘッダー、シルのある電車は特に単色がいい。チョコレートも似合いますが、濃緑色が一番だと、わたし的には思うのです。阪急は別格ですが。
■ manamana様: おお、池上線。私は、幼い日、濃緑色のデハ3100、デハ3200、デハ3300、デハ3400を眺め、長じて、同じ電車を、紺とオレンジがかった黄色のツートンカラーで育ちました。前面の窓開放は、池上線デハ3300、デハ3400です。小学生時代、池上線電車に乗ると真っ先に先頭車でした。前面窓を全開にして、風を浴びながら前面の展望を楽しみました。
by む〜さん (2007-02-09 23:13) 

hajime

私はSTRAY SHEEPも登山鉄道も好きなので、1999年の夏に
乗車しました。
デビュー当初は、「とことこっとトレイン」という名前でしたよ。
懐かしいです。
鉄道もなかコレクターと一緒に行ったので、「登山鉄道もなか」を
買いました。また、しばらく登山鉄道に乗車していませんが、
行く予定は実は、あります。
by hajime (2007-02-10 00:43) 

む〜さん

■ hajime様: 『とことこっとトレイン』なんて可愛いネーミングでしょう!鉄道がらみの最中と言えば、この時、泊まった湯河原には、昔々大昔に小田原~熱海間にあった人車軌道の客車を模したモナカがあります。パッケージも『人車』の形でした。
by む〜さん (2007-02-10 01:08) 

Fuzzy

昔の箱根登山鉄道の貴重な写真を見せていただきまして、ありがとうございました。
昔はグリーン塗装だったのですね。勉強になりました。
by Fuzzy (2007-02-14 10:43) 

む〜さん

■ ファジー様: 上の(8)、(9)の写真を撮った1954年には既に空色と黄色のツートンカラーになっておりました。この年には、箱根登山には、木造の登山電車も居り、さらに、小田原市内線もあって木造の路面電車も居たのです。実に楽しい電車風景が楽しめました。
by む〜さん (2007-02-14 13:35) 

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