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国鉄八高線の準急・・・たった一枚 [国鉄1960年代]

 お早う御座います。エアコン無しには寝付けない季節になってしまいました。エアコンも一晩ぶっ続けに掛けとくわけには参りませんので、タイマーをセット。すると、エアコンが切れると、暑くなって眼が覚めてしまいます。困ったことです。
 昨日の朝、如何した弾みか、こんなお客さんがありました。

 ニイニイゼミですね。この辺り、ニイニイゼミの生息数は少ないようで、あまり鳴き声を聞きません。私の子供時代、大田区の多摩川沿いに居たけれども、セミは毎年、ニイニイゼミから始まり、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、そしてツクツクボウシとなって、夏が終わりました。勿論、網(父が製造したセミ捕り専用網)か、トリモチで、捕まえて回りました。子供たちの蝉ランキングは、ニイニイゼミは、もう蝉とは認められて居ませんでした。アブラゼミで蝉と認められ、ツクツクボウシも蝉、そしてミンミンゼミ、ヒグラシとなると、仲間に尊敬されたものです。
 ニイニイゼミの抜け殻は小さくて泥だらけ、そんなことも思い出した。低ランキングのニイニイだけど、現在、他の蝉同様、懐かしく思うのです。それが、家の中に紛れ込み、硝子窓にさえぎられて出られなくなっている。早速、デジカメで撮影、そして窓を開けてやりました。例によってピントが合わない。何枚写したでしょうか・・・・その中からマシなのを・・・・・。

 今年も、鳴き声を聞いたけれど、私の住処のある、東京都町田市でも、何年か前からクマゼミの声も聞く事があります。クマゼミは私の若かった頃は、小田原まで行かないと聞けませんでした。あの、ガシガシガシ・・・・というか、ワシワシワシ・・・・というか、シャオシャオシャオというか、うまく言えないけれど、賑やかな蝉です。やはり、地球は段々、暖かくなりつつあるんだなあと思ったりします。素人考えですけどね。

 懐かしさのあまり、鉄道と関係のないお話を、長々と書いてしまいました。

 さて・・・・・ちょっと油断すると「ネタ切れ」になってしまいます。とは言うものの、そうは、しょっちゅうお出掛けと言う訳にも行きませんので、以前ホームページにアップした写真でご勘弁いただこうと、HDDに残っているビットマップデータをかき回す。こんな写真がありました。

 準急とあります。キハ58の2両編成で、二両だと何となく健気って感じがします。中央線での長大編成の気動車急行を見慣れたましたから・・・・・。
 場所は八高線です。撮影は1964年・・・・昭和39年は東京オリンピックですね・・・・12月です。
 この頃から昭和40年代後半にかけて、私は、八高線の東飯能~高麗川間の千分の20の峠・・・・は大袈裟か・・・・に、石灰石輸送の貨物列車撮影に、通っていました。D51が重連か、単機で、ホキを牽いておりました。カメラはミノルタSR-1が多かったけれど、この写真は、レンズシャターカメラのミノルタ-ALだったと思う。
 場所は何処だったでしょうか・・・多分、東飯能から高麗川に向かって歩き出した辺りではなかったかと思います。右側に学校があった気がする。でも、自信はありません。この写真は後部標識が開いていますので、向こうが高崎でしょうね。何処の『区』の気動車だったかは知りません。入間川の鉄橋でも撮っているので、そっちかもしれませんが、撮影時のシチュエーションは完全に忘れています。

 この準急、調べてみたら、どうやら1961年10月から1965年9月までの短命に終わったらしい。ネーミングが、1961年10月~1964年9月が「準急・奥利根」、1964年10月~1965年9月が「準急・みくに」との事でした。すると、この写真は「準急・みくに」という事になります。いくら経済急成長期の当時でも、八高線準急にはお客さんは少なかったらしく、短命に終わりました。
 運転区間は、両準急とも、新宿~中央線~八王子~八高線~高崎~高崎線・上越線~水上との事。午後に新宿を出て、夕方水上着。

 今日は、写真よりも、文字のほうが多くなりました。
 また、次回にお目にかかりましょう!!!


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コメント 13

no

おはようございます。
川口の低地側では、もはやニイニイゼミはいないようです。
ニイニイゼミは小さいから低価値だったのでしょうかねえ。
それでも出てくるのが早いからその間だけもてはやされて、夏休みになるとやっぱりミンミンゼミが一番の王様でした。樹のちょっと高い位置に止まっていましたし。捕まえるのに技術、いや身長を要する(笑)。
夏休みが終わりかける頃の法師ゼミ、切ない気持ちが蘇ってきます。学校は嫌だな、早く大人になりたいな、と思いました(笑)。

こんな準急があったのですねえ。
さしづめ今で言えば八王子発武蔵野線経由大宮行き新幹線連絡快速武蔵野号というところでしょうか。
利用は少なくても、乗り換え無しの列車を運行するというあたりに、ある意味で当時の国鉄の旅客サービスの健全性を感じますねえ。
by no (2007-08-13 10:22) 

のり

「キハ58」、短編成とはいえ、凛々しい姿ですね。「準急」という種別について、今一度見直してみるのもよいかもしれません。
かつて、関西線の大阪口でも、キハ58の普通(快速ではなく)がありました。急行「かすが」の間合い運用かもしれません。

大阪では、アブラゼミなども鳴いているはずなのですが、クマゼミの大合唱が余りに賑やかなので、全く聞こえません。
東京でも「クマゼミ」がはびこりはじめましたか・・・。たしかに、温暖化が進んでいるようですね。
東京の人が、聞いたことのないクマゼミの合唱に
「大阪はセミまでせからしい」
といったという笑い話も、過去のものになりそうです。
なにか、関西人が全国で逞しくはびこるようで、妙な気持ちです。
by のり (2007-08-13 11:50) 

岸田法眼

準急は東武のイメージが強いですが、国鉄バージョンは“準急料金”はございましたでしょうか? いくら調べてもわからないものでして…

冒頭のクーラーですが、つけっぱなしのほうが快眠効果が高くていいのだそうです。私は自宅に冷房がないため、ホテルでやっています。温度は26℃が適温です。 
by 岸田法眼 (2007-08-13 19:51) 

じろっち

さいきん東日本でも「クマゼミ」が活動するようになったそうです。
このセミが、屋外の光ケーブルを枝と勘違いして産卵するとか。

その産卵管が光が通る部分を破壊して、通信できなくなることがあるそうです。

早期に光を導入した方は注意ですよ!
さいきんのケーブルは、産卵管が刺さらないように改良されているそうです。
by じろっち (2007-08-13 20:05) 

ぽんた

こんばんは。
おお~せみだ~!
男子に混ざってせみ取りに夢中になった遥か昔を思い出しました。ヒグラシはこの辺では箱根まで遠出しないといないと思いますがどうでしょう。
キハ58・・・スッキリしたイケメンですね♪
by ぽんた (2007-08-13 20:41) 

む〜さん

■ no様: 武蔵野の西の端、山すそを、田畑を、うねうねと南北に走る八高線。そんな農業地帯をのんびり走る2両編成の『準急』。いい感じでしょう?!
 中央線にはキハ58をずらりと並べた『急行・アルプス』が、スイッチバックがずらりと並んだ勾配区間を疾走しておりました。貨物列車は勿論D51、DF50の時もあったけど・・・・。日本人が一斉に走り出す前の、至極のんびりした時代の話です。
■ のり様: 急行『かすが』もキハ58でしたね。二回ほど乗っていますが、近鉄利用の方が多かったです。車窓の景観は亀山~木津間が好きでした。
 クマゼミは、今日も100メートルくらい先のケヤキの木で鳴いているのが聞こえました。油蝉以上に暑く感じますね。
■ 岸田法眼様: 準急は勿論、有料で、1960年ごろの時刻表には出ているはずですが、我が家には勿論、ありません。記憶では、急行券には三種類あって、赤線3本の特別急行券、赤線2本の急行券、赤線1本の準急行券でした。赤線は斜めのがあったり、垂直のがあったりしました。
■ じろっち様: クマゼミが光ケーブルに産卵する話は初耳です。へぇ~!知りませんでした。面白い情報、有難う御座いました。
■ ぽんた様: ヒグラシ棲息の北限は知りませんが、少なくとも東京には、沢山居ます。地域的に少ないところもあるでしょう・・・・・我が家の近辺にニイニイゼミが少ないように。夏の夕方、聞こえてくるカナカナの声は、華やかな割には、寂しい感じがするものでした。8月も中旬、そろそろ、ツクツクボウシの出番です。早く宿題をやらないと、夏休みが終わってしまいます!!という、思い出が山ほどあります。(笑)
by む〜さん (2007-08-14 00:07) 

そうこばん

懐かしいなぁ。子供の頃毎日汽車を見ていた場所だもの。
八高線の写真、撮影場所は、む~さんのご記憶のとおりでよろしいかと思います。

右側の生垣は、飯能第一中学校のものですね。
確か第4種踏切があのあたりにあったはずなんだけど…。
写真の手前右側に場内信号機(もちろん腕木式)がありました。

祖父の話ではSLも見ていたらしいのですが、一切記憶にありません。
記憶に残るのは、10系気動車とDD51が引く石灰石列車のみです。
by そうこばん (2008-08-12 17:07) 

Cedar

根っからの電車派の私ですが昭和40年代前半の高校時代は仲間との付き合いもあり(!)八高線のD51の撮影に行ったものです。
東飯能~金子、入間川の鉄橋とかの写真が今でもありますから、ひょっとしてニアミスしていたのかもしれませんね。
この準急は新宿から2両で出たのでしょうか?アルプスと八王子まで併結だったのですかね?当時のDC準急は2・3列車の分割併合や、一度分かれた列車がまた別の列車と併結したり、決めの細かい運用がされていました。

by Cedar (2008-08-13 00:32) 

む〜さん

■ そうこばん様: 飯能辺りにお住まいだったのですか・・・・。東飯能~高麗川間の宮沢湖近くの峠には、昭和40年代前半頃はかなり通いました。D51の重連が石灰石列車を引いていました。千分の0だったかの勾配で、なかなかの迫力でした。高麗川では川越線の9600がいたりしました。あの数え切れないほどのホキが並んでいた高麗川のヤードも、現在は寂しいものです。
あの、峠道も、木々が当時と違ってすっかり育ち、景観も変わりました。
入間川の鉄橋も、何回か撮影に行きました。近くに、武蔵野炭鉱という、炭鉱があったのをご記憶でしょうか?現在は無くなったと思いますが、一応は石炭(泥炭だったか?)が出たのですね。
静岡県の駿遠線の沿線、相良の街はずれで石油が出ていたのと同じくらい、私は、驚いたものです。
■ Cedar様: 入間川の鉄橋から、金子駅にかけての上り勾配もいい場所でしたね。
水上行きの準急の運用は良く判りませんが、当時の時刻表があれば、判ると思います。私は、時刻表は、どんどん、処理してしまうので、確かめようも無いのです。いつだったか、ホームページで、『東海道本線・東京~袋井の全駅写真』を作った時、確認の為、万世橋の交通博物館の図書室へ閲覧に行ったことがありました。
現在の大宮の博物館は、こんなサービスがあるのでしょうか・・・・。
by む〜さん (2008-08-13 22:33) 

そうこばん

水上行き準急は、中央線急行の間合い運用だったと、きいたことがあります。ということは松本か長野の車になるのでしょうか。

さて。私、育ちは飯能でございます。(生まれは東京)
西武線の飯能駅に近いところが住まいでしたので、
飯能駅での入れ替えなんかも眺めてました。
ご存知のとおり、スイッチバック式の駅ですので、
貨物列車は、機関車と緩急車の付け替えをします。
列車によっては、前後に緩急車を付けていましたが、
中には、最後尾に一両だけつけた列車もあり、
これらは複雑な手順で入れ替えをしていました。

入間川の鉄橋下流に、炭鉱があるのは知っていますよ。
確か亜炭が採れるんじゃなかったかなぁ。
今では採炭はやめてしまったらしいですが。
トロッコの線路が残っていたりして楽しそうなところです。
(隣のムーミン谷公園から覗くことができます。)


by そうこばん (2008-08-14 10:34) 

む〜さん

■ そうこばん様: 気動車の運用については良く知らないのです。中央線の急行は、新宿まで富士急のキハを連れてきたり、バラエティに富んで居りました。
 飯能駅はスイッチバックでしたね。下記URLにたった一枚ですが、飯能駅で写した、ワフの写真があります。
 武蔵野炭鉱は『亜炭』でしたか・・・・。亜炭って如何いう用途だったんでしょうね・・・・。まだ、遺跡のように昔の施設お名残があるんですね。ムーミン谷公園っていうのがあることも知りませんでした。
by む〜さん (2008-08-14 17:32) 

そうこばん

亜炭は、褐炭と泥炭の中間の品質で、聞いたところでは、
何とか燃えるかなぁ、という程度のものらしいです。
(含水率がかなり多いらしいですよ。)
戦時中や戦後すぐには、各地で採炭され使用されていたようです。

炭鉱の紹介が
http://www.geocities.jp/hachiko_line/nippou/nippou.html
にあります。(八高線関連サイトです)

ムーミン谷公園ってのは通称で、正式には
「あけぼの子供の森公園」というそうです。
http://www.city.hanno.saitama.jp/akebono/


木造緩急車ですが、さすがに記憶にありません。
鋼製のワフ1か国鉄直通のワフ101ばかりです。
トフ1は所沢に居たのを何度も見たことがあるのですが…。
by そうこばん (2008-08-18 13:19) 

む〜さん

■ そうこばん様: あけぼの子供の森公園、調べてみましたら、飯能市営なんですね。武蔵野炭鉱の看板を見たときには、ビックリしたものです。
 飯能駅の木造緩急車、ワフ12の写真のある私のホームページのURLを書き忘れたので、下記に・・・・
http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link011-special.html
・・・・たった一枚ですが。
by む〜さん (2008-08-18 20:45) 

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