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第113回:北海道一寸旅( 2) [お出かけ通信101~135]

  札幌を基地にして、周辺を回る二泊三日の旅のお話です・・・・・・今日は、小樽の二回目。荷物をロッカーへ入れ、身軽になって街へ出る。丁度、昼食時なので、お昼ご飯にすることに・・・・。

 お出かけ通信(113) 

 北海道一寸旅( 2)小樽市立総合博物館 

 駅の観光案内で聞きましたら『寿司屋通り』は如何だろうってお話で、ぶらぶら歩き出す。800m程度しかないので、大通りから、アーケードの商店街をくぐると、すぐに着いてしまった。

(1) 手近なお寿司屋さんに入る。『小樽 日本橋』、う~ん、ネーミングが気に入らんけど、まあいいでしょう。一番安いセットを注文。@1,890.-・・・・お味は美味しかったですよ。私はグルメじゃあないので、的確な評価か如何かは判りませんが・・・・・従業員さんの対応は悪く無かったです。

(2) お腹も満足したので、店を出てタクシーで、今日一番の目的地、小樽市立総合博物館へ。タクシーに乗るとき、向こうを見ると、電車の中から見えた看板が気になってたけれど、それがあった。近くまで行って確認できなかったので、結局、店名なのか、食べ物なのか未だに不明。わたし的にはインパクトありました。

(3) タクシーは、運河脇の倉庫群を抜け、ドライバーさんの説明つきで、北の山すそが海に迫った辺り、「小樽市立総合博物館」に到着。切符を買って、セルフサービスで日付を刻印して中に入る。

(4) いきなり大ホール。準鉄道記念物の蒸気機関車がある。7100形、弁慶・義経にならぶ、「しづか」。1884年、米国ポーター社製。

(5) 一等客車「い1号」も並んでいます。これも、準鉄道記念物。

(6) 同車の車内。一等車だけあってなかなか豪華。

(7) 国の重要文化財指定の機関庫は修繕中で覆いが掛かっておりました。残念。

(8) ターンテーブルを挟んで、これまた古いファンハウス。右二つと左三つは建造時期が違うらしい。

(9) 構内は広く、短時間では見切れませんが、野外展示の車両の数は多く、一部だけ見て、写すにとどめました。ED75‐09、キシ80、キハ82、C5550・・・・・。保守はかなり悪く、色も滅茶苦茶、錆も浮き、穴あきになってる部分もある。色々事情もあるでしょうが・・・・・・。

(10) 雪掻車も、少なくとも6両は居ました。

(11) 構内を往復する蒸気機関車牽引のトロッコ列車もあります。アイアンホース号と名づけられていました。ウイークデイの所為か運転回数は少なく、この日は偶然に乗ることが出来ました。子供たちと一緒で、楽しいものでした。
 『しづか』と同じポーター社製で1909年のプレートがありました。グアテマラからここへやって来たらしいですが、詳しいことは判りません。

 短い運転コースの両端にあるターンテーブルは圧縮空気のシリンダでレールをくわえて動かすメカでした。わたしは、始めてみましたが、なかなか面白く、見ているだけで楽しくなってしまった。

 博物館の建物自体はそんなに大きいものではないのですが、『北海道の鉄道発祥の地、幌内鉄道~国鉄手宮線、手宮駅構内』利用の敷地は広大で、見て回るだけでも大変、結局、一部だけの観覧にとどめました。


 小樽市立総合博物館の見学を終え、乗り合いバスでJR小樽駅へ。ロッカーから荷物を出して、快速エアポートで、今夜の宿泊地、札幌へ向かいます。たったこれだけで随分疲れました。

 今日は、これでお仕舞いです。では、また!!!!


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コメント 11

アルファ

小樽の寿司屋は一頃客を客とも思わない態度の悪い店が多くて随分観光客からの苦情が多かったようですが、最近は幾分マシになったようですね。それにしても「ポセイ丼」ってどんな丼なのか気になりますね。海鮮問屋とあるので海の幸が一杯載った海鮮丼のようなものでしょうか。鉄道車両が多数保存されている小樽市立総合博物館は私も前々から行ってみたいと思っていますが、一部に保存状態が悪い車両があるのは残念ですね。数が多いので保守に手が回らないのでしょうが、貴重な車両が多いだけに今後も末永く大事にして欲しいものですね。
by アルファ (2007-10-02 12:04) 

のり

保存車輌の数々は、見てみたいところです。が・・・
保存車とはいえ、目を覆いたくなるような惨状ですね。
屋根付きできわめて美しく保存されている「静号」との差は・・・・・と考えさせられてしまいます。
「静号」は、客車とともに、北海道開拓史のみならず、米国開拓史をも偲ばせるのではないでしょうか。すばらしい保存状態ですね。
網棚の金具も大変美しい。
手宮線が、保存鉄道になっていれば、今ごろは、これらの車輌群が、一日に数度往復していたのかもしれません。また、月に一度か、何かのイベントの折には、「静」「義経」「弁慶」が、客車を引いて走行していたかもしれませんね。
by のり (2007-10-02 12:36) 

gop

小樽は5年程前行ったきりご無沙汰ですが、随分変わりましたね。
あの小樽築港も今は大きなショッピングセンターが出来てますし。

元手宮機関庫、リンクさせて頂いているナツパパさんも先日
行かれておりました。
http://blog.so-net.ne.jp/08091160825/2007-09-01
1980年夏、義経、静が並んだ写真も載せておられます。
http://blog.so-net.ne.jp/08091160825/2006-11-21

で、私は近場の青梅鉄道公園に行って参りました(^^
http://blog.so-net.ne.jp/987/2007-09-21

確かに小樽の寿司屋は当たり外れがありますよねぇ。
by gop (2007-10-02 12:39) 

HIRO

小樽では総合博物館を見られたそうで、北海道は鉄道発祥の地ですね。
弁慶号が小樽ー手宮間を走ってその展示物がここにあることはじゃじめて知りました。
小樽の鉄道公園もこの写真を見ると、北海道で活躍していた車輌が展示されていて楽しそうです。
展示物といえば、さいたま市にいよいよこの秋新しい車輌も混じって一段と充実したことを昨日TVで見ました。
概要は新しい鉄道博物館でつかむことができます。
http://www.railway-museum.jp/top.html
by HIRO (2007-10-02 13:20) 

服部光之

今朝2日の新聞に鉄道博物館館長のインタビューがのっていました。
収蔵物は85000点、展示物は1000点、まだまだ見てもらいたいものがあるそうです。
14日の開館には多くの観覧者が見えると思いますが、お待ちしております、ということです。
博物館敷地はまだまだじゅうぶん広いので、14日を第一次の開館と考えて、その後施設整備をして、民鉄の車両などの展示もしたいと意気込んでいました。
地元の人間として、みなさーん、見に来て頂戴と声を大にしております。
by 服部光之 (2007-10-02 14:09) 

じろっち

北海道は昭和16年の11月ころまでは平和だったそうですが、
千島列島に主力艦隊を集結させはじめた頃から、裕福な人の道外転居が始まり、さびれていったそうです。
私の母方家族もこの頃までは小樽に住み、ソ連から生地を仕入れてオーダー服の製造販売をしていました。
by じろっち (2007-10-02 22:18) 

’80XE PA96E

昔北海道に行った時は、バイクで道内1周して陸路帰路だった為に小樽は素通りでした。寿司美味しそうですね~。食べに行きたいですね。

機関車・列車の動態保存も、野ざらしだと可愛そうですね。せめて閑散期は保管場に入れるような造りにするか、無理ならアーチ型の屋根を建てるとか出来ないものでしょうかね~。展示してる車両が錆び付いた車両では、楽しさ半減してしまいます。
by ’80XE PA96E (2007-10-02 22:58) 

no

こんにちは。
ポセイ丼があるならイグアノ丼もオッケーですね(笑)。
そうですか、手宮の鉄道公園が拡充されたと言うことですか?
あまり人も多くなく、のんびり車内を見たり、懐かしい車両に会えるのが楽しい場所でした。
だけど、横川も同じですが、色が褪めて、メンテをしないのが残念ですねえ。塗ると厚ぼったくしてしまうし…。

連作、楽しみにしています。

全然別のはなしですが、今日山陰本線の和田山駅で、煉瓦造りの車庫を見ました。糸魚川よりも古そうな感じです(調べていません)。
まだまだ、探せばいろいろありそうですね。
by no (2007-10-03 01:36) 

む〜さん

■ アルファ様: わたしの入ってお店の店員さんの客扱いは悪くはありませんでした。業界全体、お客さんを通じての悪評流布を恐れたのかもしれません。何しろ最近の情報伝達の速さは吃驚ですものね。
 ポセイ丼は、とあるSNSで教えていただいたのですが(感謝!)、ホームページがありました。店名にして、料理名。HPで見た限りでは美味そうっ!!
http://www.otaru-poseidon.jp/
 博物館の展示物、屋外のは、保守が大変。市当局も解っているのでしょうが、それは、ご予算もあって・・・・と、言うことなのでしょう。なにしろ、数が多い。半端ではありませんもの。みな、さし掛けの屋根付けるだけでも大変、まして降雪も多いでしょうし。
■ のり様: 手宮線は市街地横断、しかも踏み切り多数。こんな世の中、保安だけでも大変なことでしょう。博物館敷地内に島流しになった車両たち、もはや線路上を走行することなく一生を終わるのでしょうが、その命の一年でも長いことを祈ります。なにしろ、この国は、殆どの納税者も産業遺産の保存には無関心みたいですから。
 それにしても、7100のシリーズが3両も保存されて居るというのは、その整ったアメリカンタイプの故でしょうが、奇跡ですね。
■ gop様: 小樽築港駅前は巨大なショッピングセンターで驚きました。こうなっちゃったからには、ご盛業を祈るばかりですが、逆に、小樽市内が寂れちゃったら元も子もありませんね。
 そういえば、青梅の鉄道公園、何十年行ってないでしょうか・・・・。
■ HIRO様: 北海道の鉄道史には必須の手宮駅、その跡地にある博物館は、鉄道ファンのみならず、一般の観光客の方にも是非ともご覧いただきたいのですが、なんと、わたしの手持ちの観光ガイドブック、実業の日本社刊『札幌小樽函館旭川富良野:てくてく歩きシリーズ2・・・・気ままに電車とバスの旅』には出ていませんし、他の本、じっくり立ち読みしてませんが、同じようでした。これでは、遠来の一般客は来ませんね。まことに、惜しいことです。
■ 服部光之様: 大宮の鉄道博物館、会館まであと11日ですね。開館後の大騒ぎが終わった頃、訪問したいものと今から期待しているのです。英国はヨークの国立鉄道博物館みたいになって欲しいものです。
■ じろっち様: 最近、小樽には行かれませんか?昔は、貿易で賑わった街なのですね。タクシーとバス市街地を移動しただけですが、良い街ですね。
■ '80XE_PA96E様: ほう、バイクで北海道一周ですか・・・・凄いんですね。1999年にソウルの南方、スゥオンに近い鉄道博物館に行ったのですが、屋外展示の車両たちに、覆いの屋根が作ってあり、羨ましく思ったものです。
 小樽も、耐雪の屋根は大変でしょうが、何とかならないものでしょうか。先人の功績を保存する気の少ない人が多いので、無理のような気もしますね。
■ no様: イグアノ丼ですか・・・・(笑)。そういえば、40を過ぎたわが子が小さいとき、恐竜にお熱でしたっけ。
 そうそう、横川も屋根なし展示ですね。こうして、何十年も経たないうちに、わが国の発展に寄与した名車たちも、消されてゆくのでしょう。
 煉瓦造りの建造物って素敵ですよね。東京周辺には殆どありませんね。なんだか、心が暖かくなります。丸の内の『一丁倫敦』、三菱地所さん、全部壊しちゃいましたね。今頃になって復元話もありとのこと。ご冗談でしょう!って思いますね。1960年の写真があります。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/mu3rail/link807shunkan.html

糸魚川の煉瓦の機関庫、残ってるんですか・・・嬉しいなあ!
by む〜さん (2007-10-03 10:00) 

なにわ

9カンで1890円ですか、ネタはよさそうですが、ウニみたいな高いものがだめなので、割高そうですね。
by なにわ (2007-10-15 11:32) 

む〜さん

■ なにわ様: せっかくの小樽なので駅の案内所で聞いて探しました。どの店も一回きりで二度と来ないであろう観光客相手の為か、高くって参りました。友人に聞いたら、札幌駅の回転寿司が安くて美味いって話でした。
by む〜さん (2007-10-15 22:26) 

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