本日休業１８：ダブルルーフの気動車

 お早う御座います！！！昨日に引き続き今日もネタがありません。そんな訳で、今日も「一枚の昔写真」でご勘弁ください。

■■■　数ある鉄道の中で、私の一番好きなジャンルは軽便鉄道。地方鉄道法とか軽便鉄道法とか、ありますが、堅苦しい事は置いておいて、私の中では一応、１，０６７ｍｍ／３’－６”未満の鉄道という事にしています。
　その中でも、一番気合を入れて通ったのが「静岡鉄道駿遠線」。書き出す長くなりますので、路線だけ書きますと、私の通い始めた、１９５８年・昭和３３年ごろは、藤枝市内、工場のある大手駅から、国鉄東海道本線藤枝駅前にあるターミナル、新藤枝駅に至る３．９ｋｍ。そして、新藤枝から、相良～御前崎近くの地頭方、浜岡、横須賀を経て、国鉄東海道本線の袋井駅に至る、なんと、６０．７ｋｍの二路線を持つ、当時としてはわが国最長の、軌間７６２ｍｍ／２’－６”の大軽便鉄道でありました。

■　本日休業（１９）静岡鉄道駿遠線・ダブルルーフの気動車１９５９年　■

　・・・・という訳で、たった一枚の、写真は、稀代の珍品、ダブルルーフの片ボギー、手ブレーキでスタートした、気動車キハＣ１。
　昭和４年、松井自動車工作所製、自重５トン、サイズ：長８５４３×幅２１３４×高３２００、流石にエンジンはディーゼル化され、ブレーキも空気化してありましたが、当時、現役。

（１）　こんな可愛いのが小さな客車の一両も引いて、広い田園の中の華奢な単線をやって来るわけです。キハＣ１と申します。撮影場所は新藤枝駅構内。

　後付けのエアタンク、ブレーキシリンダ等、苦労しております。

（２）　同じネガから、台車周りのクロースアップ。

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　このキハＣ１につきましては、私のホームページの、「む～さんの鉄道風景」～「静岡鉄道駿遠線」～「駿遠線資料館」～「Ｎ氏の資料室」にありますので御覧下さい。下記ＵＲＬからダイレクトに行けます。
http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link230-09c.html

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　こんなところで、今日はオシマイです。また次回！！！

コメント 6

昭和５０年の藤枝駅周辺の空中写真です。

駅前は造成中のようですが、お寺の裏あたりはレールの
カーブがうかがえます。
では
by あびる (2007-12-20 12:57) 

キハＣ１・・・初見です。
実際こんな車両が存在していたとは・・・なんだか信じられません。
ダブルルーフの内燃車両というだけでも、ほかに思い出せません。その上「片ボギー」とは・・・モデラー心をくすぐりますね。

こんな車両がのどかに走っている様を想像するだけでも幸せな気持ちになれます。

今夜・・・夢に出てきそうです。
by Fuzzy (2007-12-20 15:01) 

懐かしいですね、この車両に乗ったのかなあ。
袋井は掛川に新幹線が停まるようになったので、旅人が利用しなくなり、寂れてしまったそうです。
旧大須賀町民が、ぜんぜん袋井に行かないんだもんなあ。
by じろっち (2007-12-20 22:25) 

そういえば、年末から年始にかけての高校サッカーで静岡県代表で母校の藤枝東高校が出ます。

年末に帰ったときに、旧大洲駅から旧上新田駅までの線路跡でも見に行こうかなと思います。
また、何か変化あったらご報告いたします。
by たらこっち (2007-12-21 00:13) 

真夜中にこんばんは。
静鉄駿遠線はむーさんのページで知りました。
ほとんど見させていただいたと思います。
私は軽便も好きですが、乗ったことがありません。
現在ですと近鉄ぐらいでしょうか。
駿遠線の車両たちはデザインもなかなかだと思いますね。
キハC型はとてもユニークです。整い方から言うとキハD型の方が整っていますけれど。
昔の技術屋さんはすごいです。
続きお願いします。
by mymeな大家 (2007-12-21 03:21) 

■　あびる様：　空中写真、有難う御座いました。地頭方方面、大手方面、ともに旧路線敷きがくっきりと浮かび上がりますね。
■　ファジー様：　いいでしょっ！！！模型で言う、ゲテモノの世界ですね。最初に『週刊読売（現・Yomiuri Weekly)』の昭和３３年１月２６日付のグラフページで写真を見たときに、ぶっ飛びました。この後です、私が静鉄駿遠線にハマって行ったのは・・・。
　私のホームページに、そのページを載せてあります。御覧下さい。
http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link230-01.html
■　じろっち様：　袋井ももう１０年ほど行ってません。今、行っても駅前は、ウラシマ状態でしょう。銀行の建物は保存されているとの事ですが。袋井駅も橋上駅となったのでしたね。まあ、なんってったって、廃止後４０余年。無理もありませんが。
■　たらこっち様：　藤枝といえばサッカーですね。
　駿遠線の遺跡が、何か残っていましたら、教えてくださいね。藤枝駅前のバスターミナルの一軒残っていた昔の家も健在かしら？気になります。保存車両が、郷土博物館の蒸気機関車一両とは、残念無念です。
■　mymeな大家様：　軽便鉄道（ナローゲージという意味で）で残っているのは、近鉄、三岐、黒部でしょうか・・・・。ここだって、軽便らしくないわけですが、乗りに行かないと、気が付いたら無くなってた！って事になりかねません。近鉄と三岐は、東京から日帰り圏なので、逆に、行く機会が減っています。
　軽便鉄道で私が撮った写真は殆どホームページにアップ済みなのです。このキハＣ１は、ただ一枚のホームページに出してない写真でした。今後、軽便鉄道の魅力シリーズじゃあないけれど、既発表写真の中から、そこし、ブログ上に出そうかなあと思うのですが、如何でしょうか？
by む〜さん (2007-12-21 08:59)