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西武鉄道多摩湖線1959年 [関東の私鉄と公営鉄道]


 今日は。最近、とんとご無沙汰の西武鉄道、それも昔々、1959年・昭和34年のお噂です。如何いう経緯で、行ったか忘れましたが、小平霊園に、亡くなった母のお墓を申し込もうと、見に行った事がありまして、丁度タイミングが合ってるのですが、同行したはずの父が、同じフィルムに写っていないので、その後にでも、多摩湖線を見に行ったのかもしれません。もう、今から50年近い昔の事ゆえ、土手の上に、線路一本だった、終点の多摩湖駅とか、東村山から西武園駅に行ったこととか、ごちゃ混ぜになって、訳が分かりません。

 西武鉄道多摩湖線1959年 

 1959年・昭和34年3月であった事は、フィルムカバーに明記してあり、間違いないのです。順番に並べてみましょう。多摩湖線、国分寺~萩山間は、1961年に1,500V化されてますので、末期の600V時代のようです。たしか、電車のドアーは手動だったと思います。

(1) さあ、最初から分からない!!!○| ̄|_。何処でしょう?三番線です。推測するに、ホームは右方向にカーブして国分寺方面。左方向に伸びる線路は、小平方面に伸びているのでしょう。・・・・と、言う事で、『萩山駅』。電車は多摩湖線。二扉なので、クハ1111形かなあ?と思いますが、自信は全く無し。駅員さん、乗務員さん、何となくのんびりしてますね。国分寺~萩山の折り返し電車の発車待ちなのでしょう。

(2) どうやら、萩山の車庫の写真らしい。dD5D5X(見えない)なので、クハ1121形かと思うのですが、惜しい事にナンバー部が見えません。

(3) 国分寺に向かう電車の最後部からの写真です。左カーブの先が萩山駅であろうと推測します。

(4) 国分寺に着きました。モハ101形ですが、ナンバーは??です。

(5) 改札口から見た、多摩湖線国分寺駅。花の飾りが見えるのは、お花見間近という事かもしれません。まあ、なんとのどかな事でしょう!!改札口の柵は木製で、ホームの照明は白熱灯。

(6) 上の写真の右端、時刻表部分を拡大しました。電車は全部、萩山どまり。日中は30分ヘッド、寂しいものです。多摩湖方面は乗換えとあります。


 フィルムに、西武鉄道多摩湖線の写真はこれだけしかありません。このあと、中央線で東京に向かっています。そのときの写真は、僅かですが(何故か国電は写っていないのです)、次回に続くという事で・・・・・。

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コメント 10

HIRO

多摩湖線という響きは懐かしいです。
国立にいたこともあって中央線が73系だった頃、国分寺駅の北口の高いところから茶色と黄色の電車が出ていましたが、路面電車並みのポールでした。
ホームがすごい急カーブで駅が小さく、あの頃カメラに収めておけば貴重な写真になったと思います。
その後パンタグラフ化されて電車も大きく、地上でホームも大きくやがて田舎っぽいローカル線にも3ドア100系が入ってきてスピードアップ近代化されてすごい激変でした。
by HIRO (2007-12-21 11:08) 

quatre-l

国分寺駅、懐かしいです。

私は、昭和53年頃、クラシックギターのレッスンに西国分寺まで通っておりました。毎月、練習成果を発表するため、国分寺駅から北に登った本多公民館や南に下った元町公民館を使って集会を開いていましたので、西武線のホームあたりをよく知っております。もちろん、昭和34年とは比べものになりませんが、まだまだのんびりした雰囲気でした。

今では、駅ビルもできていると聞きましたが、相当変わってしまったでしょうね、、、。
by quatre-l (2007-12-21 12:55) 

ぽんた

かわいいです~♪ おもちゃみたいです。
すてきなホームの風景ですね。
by ぽんた (2007-12-21 15:50) 

no

こんにちは。国分寺駅、とても信じられない風景ですが、東京郊外という雰囲気が滲み出ていますね。こんな味のある駅だったのですか…。
萩山駅を臨む風景も、知るはずも無いのになんともいえない懐かしさを感じます。
昭和、という時間が醸しだす風景なのでしょうかねえ。
by no (2007-12-21 20:44) 

京葉帝都

武蔵野の面影が表れていてとても和む写真、素晴らしいです。確か西武王国のルーツは多摩湖線あたりから始まって、
武蔵野鉄道(池袋線)や旧西武鉄道(新宿線)を傘下に収めていったように聞いています。初めて乗車した頃には沿線の工場(タイヤ会社?)に貨車がありました。
by 京葉帝都 (2007-12-21 22:31) 

鈴木光太郎

私の生半可な知識では、
現西武の一番古い路線は川越~甲鉄道国分寺(現西武国分寺線)のルートで、
水運で栄えた川越が鉄道時代になって凋落を開始したのに対する抵抗です。この時点で堤家は全く関与してません。
最初に「西武」を名乗ったのは新宿~田無を申請した軽便会社で、これは「西武鉄道新宿線=新宿西口~国鉄荻窪駅」
として実現してます。この路線は戦後東京都に売却して都電杉並線になる。
最初に堤家が鉄道に関係したのは、こちらの貴重な写真ページの多摩湖線で、経営する箱根土地の分譲地販売促進のための小規模トロリーです。
最初に堤家が西武鉄道を名乗ったのは堤家が、旧西武鉄道(東武鉄道系)を戦後併合する際に「武蔵野鉄道」の自社一流看板を捨てて「西武鉄道」に名乗り変えた時からです。
西武鉄道は小田急のような箱根観光と相模付近沿線土地分譲の路線と違って、複雑な経営史があって好きな人はヤッパ好きですね。

私の母方の親が小平に住んでいたので、多摩湖線は何回か見に行ってます。ポール運転の末期でした。
一ツ橋大学の学生達が深夜酔っ払って、駅に駐泊中の電車を本線まで押し出したりして町の問題になったりしたそうです。

1960年初めだったか、今まで畑の向こう一面に見えていた奥多摩や富士山の背景を押しのけて線路の脇にとんでもないビルが建ち、それは日立の会社でした。(日立の女子バレーの本拠地?)
by 鈴木光太郎 (2007-12-22 01:28) 

manamana

わーい、上の電車だ。
祖父母の家に行くのは下の電車だから、
いつも見るだけの上の電車。
たまに乗ると嬉しかった記憶があります。
by manamana (2007-12-22 07:34) 

む〜さん

■ HIRO様: 多摩湖線、いい名前ですよね。大田区在住の幼い私には、馴染みが無く、多摩湖線と聞いて「玉子線」って思ったりしましたっけ。未だに、多摩湖=村山貯水池、狭山湖=山口貯水池の区別が付きません。これだって、地図で見ました(笑)。ポール集電時代をご存知とは、羨ましい。
■ quatre-l様: 昭和34年の夏、国立の鉄道技研に日参しておりましたが、国分寺に下車したのは数えるくらいしかしていないのです。本当に、惜しい事をしたものです。カメラだって、フィルム代だって、時間だってあったのです。これは、怠慢ですね(笑)。
国分寺も駅ビルなんですか・・・・変わっちゃったんだろうなあ。
■ ぽんた様: 可愛いでしょう?!短くってドアが二つしかなくって、ドアは手で開けて、ホントに田舎風の電車でありました。大型の電車に変わったのは、この少し後だったと聞いています。
■ no様: 昭和30年代、それも前半は、今では考えられないくらい、時間の流れが遅かった気がします。40年代でしょうか、日本国民、いっせいに走り出して、未だに、息切れしているのに、休むことなく走っています。
■ 京葉帝都様: 西武鉄道の社史については詳しくありませんが、このころの、多摩湖線、国分寺~萩山間は、学園と田舎風景、武蔵野の樹・大ケヤキ沢山の別天地でありました。一回だけ、その風景の中で電車を撮りたいと、出掛けましたが、背景に圧倒されて、ろくな写真は撮れませんでした。己の写真作画センスの無さに、呆れる位でした。
■ 鈴木光太郎様: 西武成立の流れ、有難う御座いました。貴方様も、ポール集電時代をご存知なのですね。昭和30年くらいまでは、中央線の北側には、鉄道趣味的には全くと言っていいくらい足を向けておりません。遠く感じていたのでしょう。
日立の中研ってその頃の建物だったんですね。空から見るとベンゼン環みたいだと聞いたことがあります。
■ manamana様: うん、そうですね!上の電車、下の電車。可愛い、電車大好き少年が見える気が致します。
by む〜さん (2007-12-22 09:10) 

HIRO

ポール集電の頃、国立の学生寮の友達と1度だけ乗って村山貯水池に遊びに行きました。
国分寺駅は高台の端すれすれまで突っ込んだホームでむ~さまの写真のとおり、なんと腕木式信号機でしたよ。
途中駅との列車交換で武蔵野の畑が続き、すべてはゆっくりと時が流れていました。

西武新宿線、池袋線、是政線も皆パンタグラフ方式なのになんでここだけとその時思いました。
でも東京で味わえない田舎っぽい雰囲気でした。

鈴木光太郎さまの西武の歴史とか、ほかの皆様のコメント興味深く読ませていただきました。
ここへ来ますと、私の知らない情報を知ることができ感謝しています。
ありがとうございました。
by HIRO (2007-12-22 12:13) 

む〜さん

■ HIRO様: 多摩湖線は、私の知っている西武電車で唯一、ローカル風味の強い線区でした。たしか、小型車時代には、3~4回しか行ってないのです。しかも写真はちょっぴりで・・・・・。
by む〜さん (2007-12-24 19:37) 

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