1959年・夏・関西~高知(4) [1950年代の旅]
毎度の、む~さんです。お早う御座います。今日も昨日の続き・・・・。
■■■ 1959年・昭和34年:「7月10日から7月19日までの9日間、東京~四日市~京阪神~高知~大阪~東京」の旅の三日目、7月12日の兵庫県神戸市長田区の長田、神戸市電と山陽電鉄の平面クロス辺りのお話。
さて、今日は山陽電鉄ですが、たった二駒しかありません。ちょっと、拡大なんかして薄めてしまいましたが、プラス一枚でご容赦願います。
■ 1959年・夏・関西~高知(4) ■
(1) 電車は820形??で・・・・特急です。830+831という事になるのでしょうか。電車の進行方向が兵庫らしく、架線の込入った構造が見えます。最初はクロスシート車だったようですが、ロングシート化されたものもあったようです。ネガを見ても、クロスシートかどうか判別できませんでした。
(2) (1)の右のほうを拡大してみました。日曜日だった所為かトヨタさん、閉まってますね。右端の架線柱は鉄骨で、『青写真』の文字も懐かしく感じます。アンモニアかなんかで現像するプループリントは、昭和30年代まで現役でしたが、あの真っ青な図面は、夢を感じたものです。トヨタさんの前の黒い箱は『ゴミ箱』でしょうか・・・だとすると、現在、絶滅してしまった物件ですね。
この自転車の小父さんのお仕事は何なのでしょうか?氷屋さん?牛乳屋さん?ちょっと違う気もする・・・・。
(3) 以前、このブログにも出した画像です。200形、何度見ても、愉快な電車です。
(4) さて、撮影を終え、写真に写っている「神戸市バスの急行」で三宮に向かいました。三宮から長田へは何時もこのバスを使って居りました。当時の道は空いていたし、まあ、少々コワイくらい飛ばしました。
(5) (4)のバスの右側辺りを拡大してみました。写っている三人のうち、二人が和服、そして、全員が下駄履き。お店の様子、スクーター、手作りの歩道の屋根、見事に「昭和」中期のイメージですね。
・・・・・で、急行バスで阪急の三宮に向かいました。
・・・・で、次回は、三宮から阪急電車に乗って、能勢電鉄に向かいます。
和装に下駄履き、お菓子屋さんの歩道には打ち水・・・夏らしい風情を感じます。まさに三丁目の夕日の時代ですね。
by ファジー (2008-04-10 16:20)
山陽の併用軌道!地下化されて無くなる一年前に父と関西私鉄めぐりの時に行って、兵庫駅のダブルクロスが路面上にあるのにびっくりしました。
ステンレスやアルミの大型車がゆらゆらと路面を行くのはインタアーバン気分満点で、関西にきたなあ~と感動したものでした。
しっかりと写された町並みや人もいい感じです。
200型は姫路~飾磨間の運用になっていました。
by CEDAR (2008-04-10 18:58)
山陽の200は、何とも表現のし難い電車ですね。
辺りの風景も素晴らしい!私の生まれた頃の風景です。
子供の頃にこういう風景を見ましたので、大変懐かしいです。
by のり (2008-04-10 20:29)
スバルが軽生産から撤退です。
今後はダイハツからOEM供給を受けるそうです。
by じろっち (2008-04-10 22:00)
写ってるトヨタの販売店、建物は違えど今でもあります。
その北側にある工業高校、亡き父が通ってました。
三宮まで阪神で行き、市電で兵庫、そして山陽に乗ってたって話してました。
昭和14年生まれだったんで、むー様とほとんど変わらない年ですね。今生きてたら69歳です。
by やきとりだいすき (2008-04-10 22:36)
19時から日本テレビで海外の豪華列車の番組をやっていました。
鉄道番組ではないので、車両の紹介時間は短かったですが、JRとは全く違った売り込み方が印象的でした。
どっちが良いとは言いませんが、参考にはしてほしいですね。
夜行列車?は乗客の睡眠を助けるため、夜明けまで「止まっている」というものもあるんです!
比較的運行距離の短かかった日本のブルトレも、中間あたりの駅で1時間くらい止まってみたら良かったかもしれませんね。
by じろっち (2008-04-10 23:01)
■ ファジー様: 冷房なんて会社だって付いてないところが多かったですね。デパートとか、映画館に涼み行ったりしました。
でも、夏は暑いのが当たり前だったし、苦しいほどは暑くは無かったです。暑い暑いと言いながらも、打ち水と団扇で何とかなって居たのです。
■ CEDAR様: 併用軌道の郊外電車は京阪にもあったようで、写真を見たことがあります。東京では京浜急行の数百メートルくらいと、東急大井町線の多摩川くらいでしたから、山陽のは始めてみたときは吃驚したものです。63形かなんかが、のそのそ行くんですから・・・。
■ のり様: この200の前の形式で100というのがありまして、普通のタイプですが、なかなか可愛らしかった。荷電にも良いのが居ました。
こんな、風景を見ると今でも何だか和みますね。
■ じろっち様: え~っ!!!スバルの軽が消える!!360の62年式、以来のスバルユーザーとしては、う~ん、ショックだなあ。まあ、今のでクルマはオシマイにするつもりではありますが・・・・。
NTVの番組は見ませんでしたが、海外の豪華列車、身なりとか、難しそうですね。
昭和30年代中ごろ、東京発の関西本線経由大阪の湊町行の急行・大和っておがあって、寝台車の一両を名古屋で、かなりの早朝に切り離し、ホームに留置して、朝の「常識的時刻迄」寝かせておいてくれたという話を聞いたことがあります。
■ やきとりだいすき様: トヨタさんは、ここで営業中なんですね。
お父様は昭和14年のお生まれなんですね。私は13年ですから、ほぼ同世代ですね。
by む〜さん (2008-04-11 00:01)
浴衣みたいな軽い感じの和装が蒸し暑い夏を過ごすには適しているのでしょうね。厳寒地を除いた、ほとんどの日本は、冬より夏の快適な生活を考えた方がいいと思ってます。
現代の人は、自転車のブレーキがワイヤーでないのには気づかないでしょうね、おそらく。
スバルの軽撤退、トヨタ傘下としては致し方ない選択なのでしょうけれど、今後もその精神的な部分では、新しいクルマ創りが続きますよ、きっと。「スバルは群馬の県産車」というキャッチフレーズが地元にはありますから。
by quatre-l (2008-04-11 00:46)
夏は散歩程度ならステテコで良い、というマナーがありました。
学生やビジネスマンには許されないスタイルですが、
彼らも自宅に帰るなりズボンを脱いでステテコで家の中を歩き回ってました。
ズボンは高級品なので、外出時以外は丁寧にたたんでおく、という美風がありました。
夏でもズボンの下にステテコをはくのも、汗かいた肌でズボンを痛めてはまずい、という配慮です。
1950年代前半は自転車と言ったらこの写真のタイプしか無かった(例外は競輪選手用自転車)ので
国民体育大会の自転車レースにも"実用車部門"があったようです。
ママチャリと違い重量品輸送が出来ますが、その分車体も重たいです。
写真のロッド式ブレーキの自転車は、チェーンの全部をケースに収めてるので、やや新しい(か、もしくは高級車)ですね。
by 鈴木光太郎 (2008-04-11 04:19)
■ quatre-l様: 安全の意味も、プライバシー保護の意味もあるのか、住宅が密閉型になり、エアコンで冷やすというエネルギー浪費型になってますね。
自転車のブレーキは、昔の駅にあった信号所からポイントまでの、ロッドのメカに似ていましたね。現在のキャリパーブレーキはワイヤですから・・・・・。1950年代後半辺りから自転車の構造も軽快タイプに変わって来ました。一般家庭では『運搬』に自転車は使わなくなったのでしょう。
スバルのブランドと軽自動車は永久不滅と思ってましたから、スバル教の信者としては、ショックなんですよ。まあ、買い替えは無さそうな年齢になりましたが・・・・。
■ 鈴木光太郎様: お父さんのステテコ姿は一般的でありました。『縮み(クレープ)』のステテコは私も愛用しています。私は汗っかきなので、ズボン保護用として必須なのですよ。お父さんの中には、長距離列車に乗ると、ステテコ姿になっちゃう方も少なくなかったのです。
1950年代前半までは、自転車といえば『実用車』でしたね。二人乗りも、『軽快車』では尻が痛かった。1950年代後半になると、所謂『サイクリング・ブーム』が起こり、軽い自転車が出現しました。重量10.3kgなんてのに憧れました。兄が、サイクリング用自転車を買い、大いに使わせてもらいました。フロント2段とリア3段のディレーラを付け、ドロップハンドルを握って走り回ってました。
by む〜さん (2008-04-11 19:46)
道路併用区間の山陽電鉄、神戸に行ったときたしか見たことがあります。
特急とさぼをつけた電車が自転車にも追い抜かれそうな超低速で走る光景はお愛想です。ほのぼのとしてきます。
200の小型の流線型、山陽電鉄の名物でした。
併用区間といえば東京では京王電鉄が僕が小学生の時は新宿三丁目に新宿ターミナルがあり国鉄、小田急を橋を渡って笹塚付記まで併用区間を走行していましたね。
併用区間の鉄道は魅力的です。名鉄のパノラマ特急が静々と大きな巨体で犬山橋を渡る光景、その頃名古屋にいたので何度も目撃しました。でもその写真の一枚もないなんて、お前はあほかと自分で言いたくなりましよ(笑)
by HIRO (2008-04-14 23:20)
■ HIRO様: 京王が山手線を越えていたのをご存知なんですね。三越の裏手でしたっけ?
HIRO様も、」これからでも遅くは無い、デジカメ常時携行で、目の留まった鉄道物件をどんどん撮りまくってください。
by む〜さん (2008-04-17 22:25)