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桑名:日帰り親子旅1978(3) [1970年代の旅]

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pencil-red.gif もう、30年も昔のお話をしています。
1978年・昭和53年1月29日・日曜日、私と息子の二人、三重県桑名までの日帰り旅

 小学校1年生の次男と二人旅。色々乗り物を変えながら、名古屋着。そして、近鉄名古屋線の急行電車で、三重県の東の端に近い、桑名の駅に着きました。
 この旅の最終目的は、近鉄/国鉄の桑名駅を出てほんの一寸歩く、近鉄北勢線のターミナル、西桑名駅から、北に20.4km、軌間762mmの近畿日本鉄道北勢線に乗る事。現在の三岐鉄道北勢線です。

 東京~桑名 日帰り親子旅(3) 

(1) 文献で、この北勢線の成り立ちを見れば、西桑名駅が、近鉄/国鉄の桑名駅と離れていると言う事は、納得できますが、不便極まりないことです。この写真の左の方に、国鉄桑名駅のホームと跨線橋が見えていますが、この位遠い。
 そんな西桑名駅のホームは、片側一本しか線路がありません。近鉄から三岐鉄道に変わった現在、如何なっているか知りませんが、2001年には、まだ、一本でありました。
 モ273+クxxxがホームに居ました。モ270形は前年の1977年デビューの、最新形。お顔が眞っ平なのは芸が無いけれど、サイドは、両開きのドア二箇所に、アルミサッシュのモダンなものです。方向幕の阿下喜までの762mm軌間の当線は、全線単線、750V電化で、20.4kmあります。
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(2) (1)のモ273の、お顔の部分だけ拡大。真っ平すぎる気もしないでもありません。
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(3) モ273の車内。車内も蛍光灯が真中に並び、きっちりした網棚、シートの肘掛もステンレス、ドア部分にもつり革付きで綺麗なものです。写っていませんがファンで送風する構造のはずです。
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(4) 西桑名~馬道(交換施設あり)~西別所~そして三つ目の蓮花寺駅で降りました。西桑名から15分も掛からなかったはずです。乗ってきた電車は、阿下喜に向けて走り去る。
 いま、Googleの航空写真を見ましたら、この畑地も色々と建っています。左奥に見えるタワーは消防署らしい。
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(5) (4)を拡大してみましたら、ク173ではなくて、ク141でした。
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(6) 蓮花寺駅の駅名標の前で到達の記念撮影。遠路、ご苦労様でした。
 検索してみましたら、広告主の眼鏡店さんは、移転して盛業中。鳥のマークも、店名のフォントも変わって居なかったので、如何云う訳か安心したのです。
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pencil-blue.gif 蓮花寺駅で何をするでもなく、次の西桑名行の電車が来たら乗って帰らねばなりません。そうしないと、明日の仕事に差し支える。


coffee.gif なんだか、あわただしい旅ですが、まあ、これも体験。一応、近鉄北勢線は乗ったことだし、そんなに遠いわけでもなし、また来ればいいことだし・・・・と自分を納得させて、帰る事になりました。結局は次回訪問は2001年になったのですが・・・・。
 ・・・・・・続きは、また明日。


タグ:北勢線
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なにわ

170は2両しか製造されていません。残りは在来型付随車の130,140に運転台を取り付けたり、垂直カルダンの連接車の電装解除車である200を改造したりしています。

古いほうの130は運転台設置のスペースがあったのですが、140は完全な中間車で、一から改造しています。
by なにわ (2008-06-28 15:20) 

む〜さん

■ なにわ様: ご指摘有難う御座いました。下調べもしていなかったので、慌てて、ピクトリアルの平成4年12月増刊号を見てみました。モ270(277)と組むのは、ク170以外に、ク130、ク140があったのですね。
by む〜さん (2008-06-28 16:31) 

しおつ

以前は、いつか行こうと思っていた路線ですが、
古い車両が引退してその機会を失ってしまいました。
それにしても、狭い車内ですね。
by しおつ (2008-06-28 22:20) 

じろっち

北勢線は、軽便なのかな?
なんか、妙というか可愛らしいというか・・・
他の近鉄線接続駅でも、軌道が交わることは無いそうですね。
元々は他社だったのかな?

昨日の18時ころ、東海道線鎌倉踏切りに、撮り鉄数人。
なにかいつもと違うものが通ったのかな?
by じろっち (2008-06-28 22:29) 

む〜さん

■ しおつ様: 軽便車輌の室内って言うのはこんなものです。草軽電鉄には、こんな車体で、片側がクロスシートなんてのもありました。
 新しいとは云ってもケイベンは良いものですよ。桑名から三岐鉄道北勢線、そして四日市の近鉄の狭軌二線、掛け持ちで鑑賞できます。新幹線で日帰りOKです。現代では、『普通』に乗れる軽便は、このエリアしかありません。
■ じろっち様: 三岐鉄道北勢線は、まあ、地方鉄道ではありますが、軌間762mmの『所謂軽便鉄道』です。三岐になるまえは、近鉄、そしてその前は三重交通、そして・・・・と、波乱万丈の経歴を持っています。
 762mmの鉄道は、昔々、昭和30年代でも、関東地方にも、九十九里、草軽、西武と、三つもあったんです。
by む〜さん (2008-06-28 22:35) 

TH

私が、北勢線に初めて乗ったのは平成17年の夏で、関西へ旅行の途中でした。
初めて乗った地方鉄道のナローゲージ、近鉄から三岐鉄道になったばかりの頃でした。近鉄色の車両もまだ残っていました。

その時はまだ非冷房で窓を全開にして走っていましたね。
車内には団扇がサービス(?)で備えられていました。
その後、冷房化されたのでもう無いでしょうね。

北勢線の撮影ポイントとしては有名な楚原-上笠田(廃止)間の
めがね橋がありますが、めがね橋を望めるポイントに列車の通過時刻が書かれた小さな看板が建っていました。
ナローゲージの電車が走る風景を地域の活性化につなげたいということでしょうか。

終点阿下喜まで乗車して、駅前からバスで伊勢治田まで行き三岐線の方も乗車し、近鉄富田へ向かいました。






by TH (2008-06-29 01:32) 

じろっち

北勢線のサイトを見たら、蓮華寺駅は、近くの市民センター駐車場内に移設と書いてありました。
地元と協調しながら運行しているようですね。
学割率も高かったりするのかもしれません。

銚子電鉄は参考にすべきではないでしょうか。

話は違いますが、近鉄鈴鹿線平田町駅から乗り換え無しで鈴鹿サーキットに行けるバスが欲しいです。(最も近いバス停から歩くと1.5kmくらい)
平田町は繁華街だから、泊まり観戦客は行きたい場所なんですよねえ。

来年のF1は鈴鹿だから、なんとかしてほしいもんです。
by じろっち (2008-06-29 05:50) 

Cedar

近鉄北勢線(もとい、今は三岐鉄道)が今も頑張っているのは嬉しいですね。
起点の西桑名が今の駅の入り口の手前から急カーブで曲がった位置にあった頃に行きましたが、その頃はまだクハがなく、終点では機回し(機関車じゃないので電回しですか?)をしていました。
関西線と近鉄名古屋線を乗り越す鉄橋が偉く貧弱なガーダーで高所恐怖症気味の私は些か怖かったのを憶えております。
by Cedar (2008-06-29 06:56) 

む〜さん

■ TH様: 三岐鉄道北勢線は、同じ三重県下の近鉄内部線・八王子線とともに、貴重なナローゲージ鉄道ですね。『今のうち!!』って感じもあります。三岐になって車体カラーも変わり、エアコン付きの電車も増えてきたようで、まるで、嘘のような変わりようです。現在、バスはみんなエアコン付きだし、小さい車体にエアコンを付け、頑張っているようです。私は、近鉄時代しか知らないので、新生三岐北勢、乗りに行かねばと思っております。
 楚原のアーチ橋は、阿下喜から、友人たちとタクシーで行って、運転手さんに待っていただいて、電車撮影。いい写真が撮れた!と、思っているんですが・・・・。高齢者が数名、タクシーに乗ったので、運転手さんに、お寺参りと思い違いされ、大笑いしました。
 伊勢治田駅は難読駅ですね。いま、地図で見て、わかりました。こっちの、三岐は全然乗ってないのです。
■ じろっち様: 蓮花寺駅は、阿下喜方に少々移動するようですね。地域密着型と云う訳なのでしょう、結構なことです。
 平田町から、鈴鹿Cまでのシャトルバスって無いのですか・・・・。普通の観客はクルマ利用なのかしら。
■ Cedar様: 北勢線については、私はオクテだったので、このときが最初でした。Cedar様は西桑名駅移転前と言う事は、昭和52年以前だったわけですね。
 近鉄名古屋線と関西本線を跨ぐ、鉄橋は、いまだにあの『薄さ』のようですね。2001年、まだ、デジカメが130万画素カメラの時代だったので、ろくな写真が無く、再チャレンジが必要です。あの鉄橋、石積み風の橋脚も良いですね。
 桑名駅近くの『三種軌間の踏切』・・・・762mm、1067mm、1435mm混成・・・・は見ものですね。

by む〜さん (2008-06-29 10:40) 

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