東武鉄道野田線の5000 [関東の私鉄と公営鉄道]
こんばんわ、む~さんです。今日は東武鉄道野田線で活躍していたモハ5000について書きます。5070系と呼ぶらしいのですが、確か東武では最後の吊掛駆動の電車だったと思います。最終的には、宇都宮方面に2006年の末まで居たとの話です。
東武には全く縁のなかった私ですが、2002年、半年ほど野田線を利用したことがあって、8000に混じって活躍していた5000に時々、乗車する事があると、あの吊り掛けの音を楽しんだものです。
その5000の画像を幾つか並べて見ます。
■■■ 東武鉄道野田線の5000 ■■■
最初は2000年12月5日
(1) 12:15 南桜井駅~川間駅間の江戸川橋梁で写したものですが、ひょっとしたら、8000かもしれません。この時のデジカメは、オリンパスの830Lという130万画素のものでした。
(2) 電車部分を目一杯拡大しますが、なにしろシャープさの無い画像で、ナンバーの読み取りが出来ません。この写真で形式の同定って出来るのでしょうか?
時は流れて、2002年6月17日・・・・・・。カメラは相変わらず、オリンパス830-L。
(3) 9:43 初石駅で、七光台行。
2004年9月25日・・・・・野田線の5000も、この年の10月でお終いとの情報で、友人たちと、乗車しに、写しに行きました。カメラは、いくらか進化して、320万画素のキャノンIXY-320になっていました。
(4) 13:45 5180ほか6連が柏駅に進入してきます。
(5) 13:46 柏駅に停車中の(4)の反対側の先頭車は5680。
(6) 連結面。
・・・・・この5000に乗って鎌ヶ谷駅まで行き、船橋で折り返してくるのを待つ。
(7) 14:45 鎌ヶ谷駅。やってきた5180。この電車で柏へ・・・・・。
(8) 15:12 柏駅に着いた5000を野田方面行のホームから眺める。たぶん、5680。
(9) 15:13 船橋行を見送る。最後尾は5180。
・・・・・七光台駅に移動して、5000を待ちます。
(10) 16:39 柏行の5104を先頭に6連。
(11) 16:18・・・・こっちは8000(8104)です。車体からパンタの位置まで、同じに見えますが、床下とか、見る人が見れば、ちゃんと分かるのでしょう。
(12)
この日、2004年9月25日・・・・・12:33 柏駅付近で写した5000の6連の柏発・船橋行です。築堤を上って、これから常磐線を越えます。 吊り掛け音もどうにか入って居ります。例によって、デジカメ動画(IXY-320)ですので、画質は悪いですけど。
江戸川の鉄橋には、草が青くなる前に、一度写しに行こうと思っています。
・・・・・と、言う事で、今回のブログはお終いです。
はじめまして。
1・2枚目の写真ですが、先頭車両の床下機器配置からするに5000系と思われます。
8000系でもCP・MG搭載のクハありますが、こちらは2両編成に組み込まれますので写真の編成とは異なります。
by 12号線 (2012-02-07 08:39)
おはようございます。
吊り掛けサウンド、楽しませて頂きました。音を記録するって、いままで考えたことがなかったですが…う~ん、動画もいいなぁ…。
by maipenrai (2012-02-07 10:31)
5000形は78形の車体更新車ですね。78形は昭和36年ごろまで作り続けましたので、5000形も大量に出来ました。32形更新の3000形とこの5000形で野田線が占められていたことがありますが、同じ吊掛け車でも3000形は足が遅かったように覚えています。
動画は良く吊掛け音をとらえています。常磐線をオーバークロスするため、登るところですね。
by はーさん (2012-02-07 15:24)
こんばんは。
東武鉄道の5000形って、走行音と下回りをよく見ない限り、8000形とそっくりですね。
動画で、よく分かりました。
こちら関西では、古い車両は走っていますが、吊掛駆動の電車は、近江鉄道の模型のような車両、モハ220形くらいしか見受けられません(三岐鉄道北勢線の車両の一部の車両も吊掛駆動でしたが、現在は「高速化改造」(おそらく足回りを改造)が進行していると、手持ちの文献に書かれていました)。
by 京阪快急3000 (2012-02-07 20:39)
いつも楽しく拝見させていただいております。
江戸川橋梁を渡っている写真の車両は、5070系で間違いありません。
12号線様も仰っているとおり、床下機器が8000系とは違います。
それと当時、野田線にいた8000系で原形顔は8104、81113、81114、81117の4編成いましたが、8104以外は未更新だったため、側面の方向幕はありませんでした。(8104は前面の変更を伴わない更新です
また、屋根上をよく見ると8000系のモハにはあるはずの電動機冷却用通風器がありません(未更新車や8104のモハには客用と電動機冷却用の通風器が車体中心を挟んでそれぞれ2個づつ、合計8個載ってます。これに対して、5000系は客用通風器のみなので計4個)。これが車体で5000系と8000系を見分ける際の大きなポイントでした。
それと、写真の車両、側面の方向幕の天地が小さいようなので、
5171か5172だと思います。(5173以降は天地の寸法が拡大されています)
それにしても、野田線からつりかけの音が消えてもう8年になるんですねぇ…20数年前はつりかけ車しかいなかったのに…
by わらわら (2012-02-08 01:49)
■■ 12号線様:
この日は、新8000に旧8000、そして5000と色々やって来ました。メモをとっていないので、どれが何型やら・・・・でした。成る程、床下ですね。
形式同定の勘所、有難う御座います。
■■ maipenrai様:
8000のボディに7800の機器、東武らしい堅実な電車でした。動画モードで撮ってみたんですが、結構、『らしい音』が録れていて、感心してしまいました。マイクはカメラの正面の1ミリくらいの穴ぼこなんですが。当然、モノラルで。
■■ はーさん様:
野田線には3000も居たんですね。私が最初に気付いたのは、(3)の画像を撮った2002年、ホームに「中型車」の停車位置の車掌用のマークが残っていただけでした。
32形・・・・懐かしいですね。ステップのある一段下降窓の2ドア車でしたが、その重々しいところが、私のお好みでした。昭和36年に東武日光駅で写したのが最後になりました。
■■ 京阪快急3000様:
吊り掛け車は関西でも絶滅危惧種になっているんですね。走行音も、重々しいサウンドから、軽快なサウンドに変わりました。
デジカメの画像記録用のSDカードも大容量のものが非常に安価になりました。せっせと動画『も』撮ってみようと思って居ります。
■■ わらわら様:
形式同定のツボをお教え下さって有難う御座います。床下もそうですが、屋根上の通風器、サイドや前面の方向幕・・・・こんどは気をつけて、HDDに保存してある画像を見てみます。
吊り掛け車・・・・都電の7000は元気で走り回っておりますが、箱根登山も江ノ電も、絶滅寸前ですね。
■■♪♪ manamana様:
■■♪♪ ほりけん様:
■■♪♪ プント様:
■■♪♪ あおたけ様:
「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2012-02-08 16:11)
東武5000系は野田線と佐野線で乗りました。3070系なき後の日光ローカルの霜取りパンタを装備したWパンタの5000系も見てみたかったのですが本の写真を見ただけで終わってしまいました・・・。
七光台駅・・・今はどうなっているでしょうか?私が1997年に訪れた時は検修区以外何も無い所でした。
大手私鉄の吊り掛けモーター車はもう全滅しています。
路面電車ではない高速電車の吊り掛け車両は事業用車を除いてもう数えるくらいしか残っていないのでは・・・関東では上毛電鉄デハ101くらいでしょうか。(大雄山線にコデがいますが旅客用ではないので)
by 利きゅう (2012-02-09 20:00)
こんにちは。
釣りかけ電車の音、懐かしいです・・・と言うほど遠くなってしまいましたね。電車の音といえば「釣りかけ」といってもおかしくない時代を過ごすことが出来たのですが、「インバータ」でしょう。という世代の方が多くなって来ているのでしょうね。
もし、インバータ制御でモータは釣りかけなんていう車両が出てきたらどんな音になるのか・・・もちろん今時の電気機関車はインバータなのですが・・・。
では、失礼します。
by おおや (2012-02-09 22:47)
■■ 利きゅう様:
七光台駅周辺・・・私は、このとき2004年以来、行った事がありません。人家やショッピング施設が出来て、見違えるようになっているのではないかと想像しています。なにしろ、8年経っています。
大形の電車が大編成で100キロ近い高速で爆走する・・・・なんて体験を持っている私たちの世代は、恵まれているのかもしれません。これからの若いファの方々は、カルダンの電車しか知らないなんて事になるのでしょうね。
■■ おおや様:
吊り掛けサウンドもそうですが、私の少年時代はエアコンプレッサの音も、「なんなんなん」とか「ぐにゅぐにゅ・・・」とか結構大きい音で、子供たちは口真似なんかしていました。それが何時の間にか、「しゅぽしゅぽ・・・」なんて感じに変わって、今のサウンドはどうなっているのかな?あんまり聞こえなくなった気がします。
by む〜さん (2012-02-10 00:11)
コンプレッサの音も懐かしいですね。
昔のコンプレッサは、シリンダーとピストンでレシプロ・エンジンのような形で、現在のものはロータリー・エンジンのように円に近い運動なのでは思います。
by おおや (2012-02-10 01:18)
■■ おおや様:
方式は分かりませんが、昔のに比べると現代の空気圧縮機の音は非常に小さくなったようですね。車体重量も軽くなり、ロングレールとなり、走行音も小さくなりました。
by む〜さん (2012-02-10 21:00)
東武野田線には、10年ぐらい前に沿線の某官庁の仕事の打ち合わせに行くために何度か乗ったことがあり、釣り掛け式の5000系に乗り合わせたこともありました。‥それにしても、大手私鉄では(近鉄の四日市地区の軽便2線を除き)記憶に新しい名鉄瀬戸線からの引退を最後に消えていった、釣り掛け式独特の唸りを上げて加速して行くあのモーター音、気がついたら地方私鉄でも今やかなりの貴重な音風景になりましたねぇ‥。路面電車などの「低速」路線を除くと、今もバリバリの現役で働いているのは、近江のほかには「えちぜん」と遠鉄ぐらいかな? それも、遠鉄は3編成ほど残っているものの動くのは朝のラッシュのみらしく、「えちぜん」でもここ数年で引退が相次ぎ、見かける機会は激減しているようです。
釣り掛け車両の高速運転というと、東武の5700や名鉄の3400に乗ったときの豪快な走りっぷりが今も浮かんできます‥。
by 伊豆之国 (2012-02-11 00:39)
■■ 伊豆之国様:
はっと気がつけば辺りはカルダンドライブの電車で埋まって居りますね。昭和30年代前半辺りまでは、電車といえば吊り掛けで、カルダン車がくれば大喜びだったあの頃が懐かしいというか、余りに変わってしまって、不思議な気がします。
京浜急行230、名鉄3850、阪急920、阪神881・・・・近鉄特急だって吊掛けでしたね。
by む〜さん (2012-02-14 14:13)