648:三重~愛知~静岡の旅(5/天竜浜名湖鉄道) [お出かけ通信601-650]
2012年・平成24年8月2日と3日の二日間、息子と二人、、三重県桑名と伊勢、愛知県豊橋、静岡県浜松を回った旅の記録です。
2012年8月3日・金曜日、名古屋から東海道本線の電車で、新所原駅までやって来ました。ここから、天竜浜名湖鉄道・・・・天浜線の気動車に乗って、同鉄道の中心になる駅、天竜二俣駅まで行こうというのです。
■■■ お出かけ通信(648) ■■■
■■■ 三重~愛知~静岡の旅(5/天竜浜名湖鉄道) ■■■
新所原駅の天竜浜名湖鉄道ホームから、9:30発の掛川行に乗りましょう!
(1) 9:26 ホーム脇に植えてある桜の木で、クマゼミが賑やかに鳴いています。結構、下のほうで逃げもしないで鳴いてる。ここ何年か前から、東京辺りでも鳴く声を聞くけれど、高いところで鳴くばかりで姿が見えない。この辺りのクマゼミは、図々しいのか、大胆なのか、もうこれが普通なのか、手の届くようなところで、悠々と鳴いて居ります。
(2) 西鹿島駅から遠州鉄道に乗り、新浜松まで行く予定なので、画像の左半分のような、こんなフリー切符を買いました。1,300円です。
画像の右半分は、この乗車券で乗れる、天竜浜名湖鉄道と、遠州鉄道の社章です。いずれも、車両のものを撮影。
乗車できる区間は、路線図上で赤線で表示されている区間です。
(3) 駅の端のほうに、TH2101が留置してあり、その向こうに岩の山「立岩」が聳えています。この山は、私がコドモのころから、馴染んだ車窓風景の一つでした。余りの懐かしさに、一枚!
TH2100形は、全長18.5m、330PSのエンジンを一揆備える新潟製の気動車で、TH2101からTH2114まで、14両を数えるそうです。
(4) 9:26 この気動車が、9:30発のTH2108。「ミナの森・ひずるし」なる、変なキャラクターのヘッドマークがついています。8月1日から31日まで、夏休みスタンプラリーの色々なキャラクターの一つのようです。興味がおありの方は、同鉄道のHPから、スタンプラリーのHPへ行けます。
http://www.tenhama.co.jp/event/2012/07/post-158.html
(5) (4)のTH2108の車内。
(6) 9:41 知波田駅でTH2107(ヘッドマークのキャラは「あいさ」)の新所原行と交換。
(7) 車窓の三ケ日・蜜柑山・・・・・。
(8) 10:18 金指駅でTH2112(ヘッドマークは「ぼう」)と交換。昔だったら遠州鉄道奥山線の接続駅だったんですが・・・・。
(9) 10:46 天竜二俣駅に到着。交換する気動車は「てんこちょ」というキャラクターのヘッドマーク付きでしたが、ナンバーは読み取れません。
(10) 10:48 天竜二俣駅のホームに停車中の、私たちが乗ってきた掛川行きの気動車。
(11) 天竜二俣駅のホームに掛かる時刻表。昼間は、一時間にほぼ一本。
丁度、毎日開催の「転車台・鉄道歴史館見学ツアー」が、始まるところでしたので、もちろん、参加。
(12) お一人様、100円。結構、参加者は多く、コドモに大人、老人まで含めて10人一寸。こんな記念券もくれます。
(13) 案内つきで、安全に、二俣の機関区の中を見学できます。
(14) 木造二階建て、昭和の匂い充分の機関区本屋を裏側から・・・・・。
(15) ターンテーブルと来れば、扇形庫。
(16) TH2111です。
(17) この転車台で気動車を回してくださいました。大昔だったら、C58(だったと思うけれど、記憶はかなり怪しい)が、乗っかる筈でしたが・・・・。
(18) Wikipediaで調べてみたら、この「宝くじ号」、TH9200と言うのだそうです。(規格はTH2100にほぼ同じだそうです。)
見学会も終わり、遠州鉄道に乗るために、新所原方面行に乗り、二駅目の、西鹿島駅に向います。
(19) やって来たのは、TH3501。TH3000形はこの一両のみ。全長18.5m、350PSのエンジンを積んだ、富士重工製。
(20) TH3501の車内。
(21) 天竜川の橋梁を渡ると、じきに西鹿島駅に到着します。
西鹿島駅は、遠州鉄道西鹿島線の一方の終点で、ここから17.8km、JR浜松駅前の新浜松駅まで単線の電化路線が続いて居ります。西鹿島駅の構内には、何両かの真っ赤な電車が休憩中でした。
次回は、その遠州鉄道のお話になりますが、写真は非常に少なく、あんまり期待しないで下さいね!
楽しそうなローカル鉄道の旅、目に浮かぶようです。
転車台は、本当に見かけなくなりましたね。奈良に大きな機関区があったのもついこの間のような気がしますが・・・。
大阪では、いつもならお盆を過ぎるころから鎮まるクマゼミシャワー。今年はまだまだ全開です。
by のり (2012-08-16 16:38)
楽しそうな雰囲気が、こちらに伝わってくるようです。
転車台を見学できるとは、貴重な思い出になりそうですね。
でも転車台に載っているのは、機関車ではなく、天竜浜名湖鉄道の車両・・・。ちょっぴり残念・・・。
自分が住んでいるマンションでは、朝からクマゼミの大合唱が、今も続いていますよ。
by 京阪快急3000 (2012-08-16 19:40)
天浜線は最近、鉄道旅行番組で紹介されることが多いですね。
天浜線と遠州鉄道はまだ乗った事が無いのですが、天浜線のお写真を拝見して行きたくなりました。
第三セクターの鉄道といえば以前は大抵レールバスがお決まりでしたが、この10年ほどで寿命が来て方々でこのTH2100形のような鉄道スタイルの気動車に置き換わってしまいましたね。
by 利きゅう (2012-08-16 20:17)
■■ のり様:
昔は沿線に石灰かセメント関係の工場があったようで貨物輸送が結構、賑やかだったようです。今の、天竜二俣駅も、国鉄時代は遠江二俣と呼ばれ、C58、そしてDE10が配置されていたようです。木造のファンハウスが残っているのが貴重ですね。
クマゼミの関東支配はもう少し掛かりそうで、今年は数回、鳴く声を聞いただけです。関東は現状はアブラゼミにミンミンが混じるという感じです。
■■ 京阪快急3000様:
当鉄道には、機関車がありませんので、気動車を回すしかありません。いっそのこと、どこかで、C58を探して来て、火は入れずに、回すだけというのも面白いかもしれません。もっとも、今頃になってC58探しも手遅れでしょうが。
関西のセミはやはり、クマゼミですね。こっちは、アブラゼミで、一晩中鳴きます。
■■ 利きゅう様:
天浜線、二俣線時代以来、何十年のご無沙汰だったでしょうか。沿線風景の記憶が殆どありませんでした。しかし、遠鉄奥山線の二俣線オーバークロスの記憶は残っていて、今も残るコンクリートの遺跡が悲しかったです。
今回は西半分の乗車でしたから、静岡鉄道、遠州鉄道に行こうと思っていますので、そのとき、東半分も検討しようと思うのです。
TH2100は実に快適で、14両揃えたというのもたいしたものです。
■■♪♪ tochi様:
■■♪♪ ひでほ様:
■■♪♪ ほりけん様:
「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2012-08-17 20:11)
天竜浜名湖鉄道に乗ったのは、これまでに2度。最初は14年前の正月休み、浜名湖畔の舘山寺温泉に泊まった際、行きがけに掛川から乗って遠州森で降り、タクシーで森の石松の墓を見た後、「遠州三山」を回っています。このときは2日目に当時あった(今もある?)「浜名湖雅コース」という観光バスで、竜ケ岩(りゅうがし)洞、井伊大老家ゆかりの井伊谷宮、奥山線の終点があった奥山方広寺などを回っているのですが、復元された気賀の「姫街道」の関所を見たときには、間近を通っていた天浜線とはニアミスに終わりました。二度目は7年前だったか、「浜名湖花博」の帰り、新所原から西鹿島まで。途中三ケ日で降り、名刹・摩訶耶寺に参詣しています。金指駅の近くの奥山線の高架橋の残片は、既に知っていたことでしたが、強烈な印象として残っています。
…それにしても、「鰻」が高くなりましたねぇ…。
by 伊豆之国 (2012-08-17 22:04)
■■ 伊豆之国様:
私が、この線に乗ったのは二度目で、一回目は未だ国鉄二俣線でした。1987年以前と云う事になりますね。なんと、25年以上昔のことでした。
森は、行きたかった町で、静鉄秋葉線の終点でした。たしか、次郎柿の原木があると聞きましたが、記憶は怪しいです。
奥山方広寺は、惜しいのですが奥山線に乗ったとき、終点まで行かず、途中の気賀口で引き返してしまいました。新幹線もなく、その日のうちに帰るには、そうするしかありませんでした。総和33年の事でした。方広寺には、簡単な構造の石のアーチ橋があると、日本の石橋について書いた本で読んで、これも、惜しかったなあと思ったものです。
遠州鉄道奥山線は、気動車4両、電車4両のこじんまりした軽便でしたが、結構、好きだったのです。
■■♪♪ maipenrai様:
■■♪♪ da-kura様:
「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2012-08-18 18:30)