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655:神奈中バス「大泉寺」停留所 [お出かけ通信651-700]

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pen-pc.gif 何時も、普通に走っている道なのですが、先日、すれ違いの関係で停車、ふと横を見ると、神奈川中央交通バス・・・・通称・神奈中バス・・・・の「大泉寺バス停の待合室」が目に入りました。そこに待合室がある事は、知っては居ましたが、よ~く見るのは初めてでありました。そして、驚愕しました。「これは、何だ!」・・・・・で、2012年・平成24年9月5日・水曜日、改めて探検に行って来ました。

pen-ojigi2.gifpen-ojigi2.gif ・・・・・そんな訳で、今回は「鉄道関係は全く出ません」ので、ご容赦下さい。

■■■ お出かけ通信(655) ■■■

■■■ 神奈川中央交通バス「大泉寺」停留所待合室 ■■■

pen-para.gif 町田の駅から、神奈川中央交通の小山田行のバスで、終点も近い大泉寺バス停で下車します。この辺りのバス通りの幅は狭く、大型車のすれ違いは、大変みたいです。狭い道路はこの集落の前後500mもあるでしょうか、他は拡幅されています。
 
その大泉寺バス停の待合室。何処が作ったのか、何処が管理しているのかは、全然知りませんが、こういう待合室は、昔は結構方々にあったものです。

(1) 二つ三つ先の終点「小山田」から「町田バスセンター行」バスが、大泉寺バス停に到着します。神奈中の町田営業所には、部分低床車「Non Step Bus」が、多めに配属されているように思えます。(確証は有りません)
 このバスもノンステップバスです。そう、お臍部分の神奈中の社章も付いてないバスが増えました。
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(2) これが、神奈中「大泉寺」バス停のポールと待合所。右方向が小山田終点です。
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(3) 待合所の小屋(左端・葉の陰)のには、澄んだ水の流れる綺麗な小川・・・・・鶴見川の上流部分です。
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(4) 待合所に近づいてみましょう。小屋の内外に、文字だけの広告が数多く掲げられています。それはもう、見事!というほかはありません。
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(5) 真正面から見ています。
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(6) 待合所の中を覗いてみましょう。右側・・・・・・。廃業してしまったもの、盛業中のもの・・・・眺めていると、まさに感無量。まさに「昭和の名残」です。
 この沢山の広告群は、如何いうつてで集められたものか分かりませんが、大泉寺の関連がありそうです。町田と淵野辺が多いです。そして、昭和30年代のものではないかと、広告の中味から、漠然と思いました
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(7) 真正面の壁面。
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(8) 左側の壁。
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pen-para.gif 昭和の香りの残る待合室をご覧頂きました。

(9) ここ大泉寺のバス停には、町田バスセンター~小山田間のバスしか来ません。運行の状態はご覧の通りです。最近は、このあたりも、道路は拡幅され、または拡幅中、以前は丘と谷戸の田畑だけでしたが、現在では家は激増し、端で見ている私にも、バスの本数を何とかしなければとの思いが湧いてきます。まあ、自家用車もあるわけで、バスと自家用車をどのように、効率よく使って行くかという、私などには、考える事も出来ないような大きな問題であるわけです。
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(10) 町田バスセンター行のバスは、待合所の反対側、白い大泉寺の看板の前辺りに停まります。昔だったら、バス停にはポールが一本しかないバス停は、ローカルでは普通でしたが、右側の細道の先には「都立公園・小山田緑地」もあるので、一本ポールのシステムは馴染まないお客さんも多い事でしょう。私だって、昭和38年に町田に引っ越してきたときには、最寄のバス停がこのシステムで、まごついてしまいました。
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(11) そんな初めてのお客さん向けに、バス停ポールに、こんな「案内」が貼り付けてありました。
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pen-para.gif 神奈中・大泉寺バス停の待合所のご報告でした。


pen-pc.gif バス停の名になった「大泉寺」ですが、翌日の2012年9月6日・木曜日、行ってきました。

(12) 写真(10)の右端の細道を入って行くと直ぐに、左側にお寺のエントランス。左側の石塔に記されているように、「曹洞宗 補陀山 大泉寺」。この木は桜です。
 1200年代の創建だそうですが、詳細は「大泉寺 町田」で検索掛ければ、いろいろと出てきます。
 敷地も広く、緑の多い、静かなお寺です。
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(13) (12)から少し行くと、こんな門が。
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(14) 門をくぐると杉並木、石畳の向こうに山門が見える。
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(15) 立派な山門で貫禄充分。
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(16) 山門をくぐると、階段があり上れば本堂。
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(17) 本堂はコンクリートです。たしか、1970年代には木造の本堂だった記憶があり、都の文化財だったとか、火災焼失とか、の記憶もあります。その辺りをネットで調べてみたけれど、短時間でははっきりした記述は見付かりませんでした。
 ひっそりした境内、本堂前で、いろいろと祈願いたしまして、帰って来ました。 
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coffee.gif 神奈川中央交通のバス停を17枚の写真で、アルバムにしてみました。そんな訳で、電車写真は今回はおやすみです

 では、また次回!!!!!


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コメント 15

京阪快急3000

大泉寺のバス停の待合室の、たくさんの看板には、驚愕しました。

そして、大泉寺も見事な造りだと思いました。
by 京阪快急3000 (2012-09-07 19:06) 

モハメイドペーパー楠居

 待合所が上下共通というのは、田舎のバス停でよくみかけました。

 それにしてもこんなローカルな停留所によくこれだけの広告が取れたものですね。
by モハメイドペーパー楠居 (2012-09-07 23:02) 

つばめごう

鉄道関係が全くなくてもこういう話題好きです。

ここだけ時間が止まってる感があります。
(6)のお写真に写っております「パーマネント」の文字がステキです。

判読できませんが書いてある電話番号も今と違い桁数が少ないのでしょうねぇ。
by つばめごう (2012-09-07 23:33) 

利きゅう

JR横浜線、小田急、京王相模原線に囲まれた地域にこのような立派なお寺があったんですね。
鉄道に囲まれているけど各線から微妙に離れているお陰で大規模な開発から取り残されたような雰囲気を感じます。

地図を調べると鶴見川の源流が近くにあるようですね。
by 利きゅう (2012-09-07 23:39) 

たらこっち

昔、多摩センターから自宅に戻ろうとして迷ってこのあたりを通ったことありますね。バス待合所いいですねえ。
個人的には葉山の真名瀬のバス停(待合所)が好きです。
by たらこっち (2012-09-08 00:27) 

Cedar

そのまま45分の位で模型化したら楽しそうです。文字のかすれ具合や、昭和っぽい書体など、このまま保存して欲しいです。
by Cedar (2012-09-08 08:52) 

む〜さん

■■ 京阪快急3000様:
 まるで広告の『展字会』です。中味を見ていると、どうやら昭和中頃、30年代の前半辺りの広告らしいです。当時の、のどかな町田の町外れが想像されます。
 1970年代だったと思うのですが、長男のお供をして、除夜の鐘を撞きに行きました。そのときには、本堂は木造だったような気がするのです。東京都指定の重文かなにか、文化財でした。
■■ モハメイドペーパー楠居様:
 道路の片側に一本の停留所ポールが立ち、両方向の乗降用とする方式は、各地で見られる、割と普通の方式と思います。ただ、慣れないと、まごつきますので、いちおう案内をつけたのでしょう。私が町田に引越してきた昭和38年、私の下車停留所が、まさにコレでした。何処に立ってバスを待てばいいのか、悩みました(笑)。
 この膨大な量の広告、最初は映画・TVのロケ用のものかと、マジで思いました。ただ、中味を読んでいると、なにも此処まで・・・・と思うくらいリアルで、私の知ってる会社・商店が書かれています。これは、ホンモノだ!と思いました。もっとも、私は専門家でもなんでもない、シロウト爺さんですが。私の想像では、この待合所を作るに際し、大泉寺のバックアップがあり、スポンサーも協力してくれたのだろうと思います。広告費収入で建設費もだいぶ助かった事と思います。
■■ つばめごう様:
 最初に見たときには一瞬目を疑いましたね。50年の年月が逆行するんですから・・・・・。
 電話番号は「漢数字の三桁縦書き」なんてのもあります。
■■ 利きゅう様:
 大泉寺は子供たちとよく一緒に遊びに来たものです。なんだか、気持ちが安らぎます。
 待合所裏の小川を更に遡る事、2km弱に鶴見川源流と表示された公園風の湧き水があります。本来の源流は更に上の方なのでしょう。
 1970年代にはホタル乱れ飛ぶ場所もあり、クワガタ、カブトムシの採れる木もあって子供たちとよく行きました。いまは、もう居ないでしょうね。そのくらいの、田圃と畑の谷戸でしたが、じわじわと、人と建物が侵蝕してきています。
■■ たらこっち様:
 町田市内には他にもバス待合所はありましたが、道路改修、拡幅などにさいして、取り壊されてゆきました。ここも、拡幅工事開始は時間の問題でしょう。たぶん、残してくれるようなことも無いと思われます。先般、町田市内・小山町の明治だか大正だかの小学校校舎も、道路の拡幅工事で取り壊されたと聞きました。(残されたという説もありますが、未確認)
■■ Cedar様:
 模型化・・・・砂利道の併用軌道で電車は単線、できればポール集電。静岡鉄道秋葉線みたいなレイアウトは如何でしょうか。
 そうですね、恐らくは保存運動も無いままに、取り壊されると思われます。写真撮影で保存したいと思っています。でも、惜しいですね。せっかく、いままで50年、残ってきたのに・・・・。

■■♪♪ tochi様:
■■♪♪ ほりけん様:
■■♪♪ maipenrai様:
■■♪♪ サットン様:
 「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2012-09-08 15:50) 

のり

すごい待合ですね。
む~さん様のおっしゃるとおり、お寺のご寄進に関連するものかもしれませんね。昭和30年代のものだとすると、その広告群が50年もの歴史を経て今に伝わるというのが凄いと思います。
緑に囲まれた静かなお寺、ぶらりと散策してみたいですね。
by のり (2012-09-09 08:32) 

G20

廃止になった地元の路線バスを、調べるのも楽しいかも知れませんね。
by G20 (2012-09-09 11:06) 

Ryo

すごい…よく残ってたものです。「電 一八一番」って交換手時代のものですかね。「あ~もしもし、181番お願いします」ってかけてみたい。「(町田)○○番」とか、あら~って感じです。
小山田というところが里山色漂うところとは聞いていたのですが、実際に行ってみたことがないので初めて知りました。
センターラインが無い道路で停留所ポールが一本なんてスタイル自体が町田ではもはや貴重品ではありませんか。
by Ryo (2012-09-10 01:12) 

む〜さん

■■ のり様:
 最初、ひょっとしたら映画のロケに使ったものかと思ってしまいましたが、どうも本物らしく思われます。私の知ってるお店が、結構あるのです。それも、現在盛業中のもの、無くなっちゃっているものなど、混ざっております。
 檀家の方々が神奈中の協力も得て、待合所を作り、広告を集めて建設費を補ったのでしょう。
■■ G20様:
 電車の駅から延びる主要道路、さらに枝状に広がる支線、お客さんは多くはないし、バス会社も大変だろうと思います。昭和中頃は、まだワンマン化しておらず、バス営業所の脇には車掌さんの寮もあったりしました。まあ、それも、市街化で営業所も移転、ワンマン化で車掌さんも居なくなりました。
■■ Ryo様:
 私の少年時代には、交換手でつなぐ電話が未だありましたし、昭和35年に学校を出て入社した会社には交換台があり、交換手が居りました。外線は、番号か社名を言って、つないで貰うのです。大口仕入先の会社とは専用線があり、磁石式の電話機がありました。ハンドルをぐるぐる回して、使うヤツです。電話も、驚異的変化を遂げたものです。
 小山田の谷戸の奥なんかじつに良いものです。でも、今のうちでしょう。どんどん宅地化が進んでいます。
 バス停のポールの『取説』があったのには驚きました。

■■♪♪ da-kura様:
■■♪♪ プント様:
 「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2012-09-10 20:27) 

Money

近日チェックに行きます!
by Money (2012-09-11 20:29) 

む〜さん

■■ Money様:
 大泉寺バス停へのお出掛けは出来るだけ早い機会がいいと思います。停留所前後の約500mの拡幅工事は計画に入っているようだし、用地買収も進んでいるように見受けられます。工事が始まったら、待合所の存続は無いと思われます。まあ、今年度中は大丈夫でしょうが・・・・(根拠なし)。
by む〜さん (2012-09-11 22:10) 

yutakami

ご無沙汰をしておりました。
噂の「かなちゅう」の知らなかった一面を拝見しました。いったい何年間放置しているのか。あと10年経てば「これはこれで骨董品的な値打ち」が出るかも、と(笑)思いました。
妄言多謝。
by yutakami (2012-09-19 15:01) 

む〜さん

■■ yutakami様:
 こちらこそ、ご無沙汰致して居ります。おいで頂き有難う御座います。
 このまま保存したい感じです。最初見たときは、ここで昭和中期を題材にしたドラマのロケでもやったのではないか、純粋に喜んじゃっていいのかと真剣に考えました。どうも、ホンモノらしいと思い出し、約60年の年月を経た広告群に感動しました。

■■♪♪ ひでほ様:
■■♪♪ きゅんぱち様:
 「nice!」 有難う御座います。
by む〜さん (2012-09-21 22:27) 

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